スキャン代行をしまくった男はクラウドSaaS導入支援へ。
スキャン代行をはじめて早8年。愛知から上京したてのカツオくんは立派にそだっていました。
スキャンマン株式会社 代表取締役社長 杉本 勝男
1985年愛知県生。
名古屋工業大学在学中の2009年に愛知にて電子書籍プラットフォーム事業の会社を設立。まったく上手くいかず、会社を解散。
その後2012年7月に上京し、現在の派遣型スキャン代行サービス事業(http://www.scanman.in)の立ち上げ後、2013年8月にスキャンマン株式会社設立。代表取締役就任。
3度目の正直で離陸。「苦闘を愛せ」(スキャンマン杉本さん)
杉本さんはスキャンマンのビジネスをやるまえに、2度起業に失敗している。
「起業」にこだわったのは大学生のときだった。
「とにかくお金持ちになりたい。」と資本主義経済の勉強をした。
世の中の大富豪は、自分で会社をおこし、その株を売って財を作っているに気づいた。
資本主義のルールは「人を幸せにする競争」である。
どうせ、最後には骨になる。
一度きりの人生、起業しないなんてもったいない。
そこで頭をよぎったのはマイケル・ジョーダンの言葉だ。
「失敗をすることは耐えられるが、挑戦しないでいることは耐えられない。」と。
まず最初に考えたのは「iPadだけのネットカフェ」。
iPadの中に本やマンガをつめこめば、本棚のスペースが浮く。
とはいえ、なかなか資金が集まらずに挫折。
しばらく家にひきこもるニート生活が続いた。
その次に考えたのが、電子書籍の販売プラットフォーム。
これもうまくいかなかった。
気づいたら26歳。一度も就職せずに社会不適合者になっていた。
ちょうどその時に出会ったのがジークラウドの渡部さんだった。
渡部さんから「俺の事業アイデアやってみる?」と言われてはじめたのがスキャンマンだった。
客先にいって名刺や書類をスキャンをする派遣ビジネスは実はなかったのだ。
こうして、渡部さんが運営するレインボーアップススクールの開催場所を借りてスキャンマンがはじまった。
最初は全然、仕事がなかった。
とても苦しかったという。
まず寝られない。あとがない。
そうもがいていたときに、大学の教授の部屋にはたくさんの書類があることがわかり、大学の教授の名簿にアプローチ。
これがうまくいったというわけだ。
「スキャンマンは、スキャン代行派遣サービスだけにとどまらない」と杉本さんは言う。
ありとあらゆるクラウドの代行派遣サービスをとっていきたいと抱負をのべた。
IT化する世の中、どんどんクラウド化がすすんでいる。
これを「代行派遣」という切り口で世の中を席巻するというわけだ。
講義の最後、参加者に向けたメッセージは、
「HARD THINGS」からの引用「苦闘を愛せ」であった。
※)当記事はブルーオーシャンサミットの講義録です。
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