フリーランスエンジニア月収100万円の壁〜みんなのプログラミングチャンネル vol.20〜

今回はフリーランスになる決断をするタイミングと、その後に訪れる「月収100万円の壁(グラさん提唱)」についてお話していきます。

■フリーランスになる決断をするタイミングとは

フリーランスになる人の典型例は副業での収入が追いついてくる人です。

開発環境が良くなって、時間がかかる作業が減っており、はっきり言ってITエンジニアは副業当たり前の時代となりました。逆に副業ができない人は効率が悪い人という言い方もできます。

本業を業務委託にしても大丈夫だな、最悪食えるなと感じるタイミングがきます。

このタイミングで本業を外すという感じで独立するというわけです。

■月収100万の壁とは

仕事があれば営業、経理等のマージンを自分で持つことで収入は上がりやすいが、限界があり、その金額のラインがちょうど100万円と言われています。

人日単価と労働時間からしても100万あたりが限界というわけです。

労働分配率を100%にするには、見積もり、請求、営業も全部自分でやらなくてはなりません。

そして、収入が大幅に下ぶれするリスクもあります。

■エンジニアに限った話ではない

フリーランスで中には時間単価1万円以上の方もいらっしゃいます。それはマクロな視点から見るとクライアントの方が割高なコストを払っていることになります。

そもそも、人を雇用しなくても済むようなコンサルサービスやアウトソーシングサービスはたくさんあって、人を雇ったら月50万円のところを30万円とか15万円とかで提供しているわけです。

フリーランスに割高なコストを払うというのは、

「パフォーマンスが飛び抜けている」

「急いでいる」

「有名だから」

「お付き合いで」

「クライアントが十分儲かっているから」など、

色々な要素があり、どちらかというとパフォーマンスが飛び抜けている事例は少ないです。

なぜなら、そういう人は起業して、組織として先ほどのような割安のサービスを作った方が事業としてスケールするからです。

なので、月収100万円超える時点で法人組織化にシフトチェンジするべきなのです。スキルの低い方を安く雇い、全体として低コストで高付加価値のサービスを作るわけです。仕組みさえ作れば、今までのように収入の乱高下リスクへの不安は和らいでくるでしょう。

■フリーランス1年目の試練

フリーランス1年目というのは、フリーランスになる決断をして、月収100万円の壁に向かって色々と試行錯誤をする時期という感じになると思います。

営業、提案、見積もり、請求、実務と幅広くこなさないといけないので、必ず好きじゃないことや興味のないこともやることになります。

営業が苦手な人なんかは、多少単価が下がっても、仕事をくれる知り合いを作っておくなど、営業コストを下げる工夫をするのも手ですね。

100万の壁を突破するためには、自分でサービスを開発できる人になるか、仕事を人に振って、マージン仕事をする(法人化含め)のが現実的です。

100万限界説はグラさん提唱の説ですが当たっている自信があります、独立に興味がある人は知っておくと良いと思います。