学生エンジニア団体のリーダーに「プログラマーになると決めた時からの就職必勝法」を聞いたら「目から鱗」でした。
今回は大学1年生の時にテックジムに入会して、その後、長期インターンを経て、
メガベンチャー内定済(来春入社)の大学3年生、今村くんを取材しました。
今村くんはプログラミングの学生団体のリーダーで、後輩たちにプログラミングを教えている立場でもあります。
目次
学生エンジニア独白「文系大学生は学生のうちにプログラミングをやってた方が絶対良い」
■学歴も学部も関係ない「プログラマー」の世界
文系大学生の中に「数学が苦手なのでプログラミングは苦手です」という方がいます。
それは、「数学が苦手」ということを言い訳にしてプログラミング学習から逃げているだけです。
現に、数学が苦手だった文系大学生もプログラマーになって「プログラミング」を楽しんでいます。
そもそも、プログラミングを開始するのに「数学」は不要です。
確かに、情報系(コンピュータサイエンス)学部の人は在学中にプログラミングをみっちり学ぶので、
プログラマーに向いているかもしれません。
ただ、就職戦線では、エンジニアの長期インターン経験がモノをいう世界。
情報系であろうと理系であろうと、エンジニアとして現役エンジニアに混ざって仕事をするという事に、
時間(コスト)をかけてきたかどうかが重要なのです。
「数学が苦手だから」
「仕事をする時間がないから」
「他に大切なことがあるから」
など、御託を並べるのは自由ですが、
せっかくプログラマーを目指したのに途中で脱落して、
就職戦線で疲弊して、些末な就活issueに時間(コスト)をかけて、
結果、時間を無駄にするのは勿体無いことです。
■就職活動の成功鉄則は「ゴールからの逆算」
メガベンチャーの多くは、「サマーインターン」という採用ルートを用意しております。
通常の新卒採用フローとは違い、そこで優秀な評価をとった方を大学3年のうちに青田刈り。
そこから「内定者インターン」という長期インターンに組み込まれます。
サマーインターンを勝ち上がるには、
「長期インターン経験」「チーム開発」「個人開発」の3要素が採用ポイントだと知った今村くん。
3年生にあがったとき、長期インターンのみ経験済だったので、すかさず個人開発でサービスを作り、ハッカソンにも参加して、この3要素をクリアして臨みます。
このようにゴールからの逆算で、いつまでに、どんな経験を積んでおくかが大切だということでした。
スポーツでいうと「大会」までに、どんなトレーニングをして、どれくらい練習試合をこなすのかをやってきたのと同じイメージです。
■インターン先を選ぶポイントとは?
今村くんは高校時代はテニスに打ち込んでいたこともあり、テニスコーチもやっています。
日頃から人に教えていることもあり、プログラミングを後輩たちに教えることにも抵抗はないようでした。
教える側で大事にしていることは、相手との距離感。
距離を短くすることで、質問しやすい関係値を築きます。
「心理的安全性」がきっちり確保されていることが必要条件です。
「質問することは恥じゃないけど役にたつ」
ところが、それをわかっていても、恥ずかしかったり、怖かったり、
プライドが邪魔したりと、なかなかできないものなのです。
だから、人に教える立場の人は、そこに気を遣うべきなのです。
インターン先を選ぶポイントも、面倒見の良い先輩たちがついているかどうかになります。
正確に言えば、インターン先での仕事の進め方が、「仕組み的にそうなっているか」というのも重要です。
実際、今村くんの所属するプログラミング団体でも、
プログラミングを学んだ日は、
日報的に「よかった点(Keep)、問題点(Ploblem)、次はどうするか?(Try)」を報告し、
その都度、先輩と「1 on 1」のミーティングを入れています。
■プログラミング学習は「守るべきルール」と「マインド」が大切
では、逆に教わる側は何が大切かというと「守るべきルール」と「マインド」になります。
例えば、何も調べないで、ただ質問するのであれば、教える方の「心理的安全性」が確保されずに気持ちをあらわにすることでしょう。
そのようなことをまとめたのがテックジムが公開している「自走できるエンジニアの効率学習10のポイント」なのですが、今村くんのチームメンバーが最初に必ず読む「指南書」の「issue」にも利用されているそうです。
【自走できるエンジニアへの上達法】プログラミングの効率学習10のポイントとは?
■「エンジニアになる」と決めたことは正解であると信じること
プログラミング学習する過程や、インターンバイトする過程で、
「自分は向いてないんじゃないか?」と思うことは誰でもあります。
「やっぱりマーケだ。ビズデブだ。」と言ってプログラミングをやめてしまう方も一定数います。
ただ、その時に「最初に選んだその直感を信じてあげて欲しい」と今村くんは言ってます。
事実、彼もインタビュー動画で「今の方がプログラミングが楽しい」と言っています。
残された大学生活の中でその境地になったのですから、急いで選択を決めるべきではないでしょう。
また、間違った方向の努力をしているのかもしれません。
正しい方向の努力に変えれば、「まさに俺が歩むべき道だ」という感覚を得られることでしょう。
隣の芝生は青くみえます。ただその芝生を踏んだところで、同じようにまた「隣の芝生」を見てしまうのです。
誰がどうみても、「プログラミングの道」が今日の学生にとって「ブルーオーシャン」です。
この道を自分で選んだのであれば、後になって、
「あの時プログラミングをやっていて良かった」となることは間違いありません。
■プログラミングで挫折しないコツを学生エンジニア団体のリーダーに聞いてみた。