AI画像作成を無料でするには?GeminiとBing Image Creatorなど無料で使える画像生成AIの条件と使い方
無料でAI画像を作成するなら、まずはGoogleのGemini(無料で使える画像モデル「Nano Banana 2」)か、MicrosoftのBing Image Creatorが手軽です。どちらもブラウザで日本語の文章を入力するだけで画像を作れます。ただし無料枠には回数や速度の制限があり、商用利用の条件はサービスごとに違います(2026年10月14日確認)。
この記事では、無料で使える画像生成AIを、公式ページで確認できた条件だけで比較し、写真風の画像を作るときのプロンプトの書き方と、使う前に知っておきたい著作権・規約の注意点をまとめます。
無料で使える画像生成AIの比較
| サービス | 無料で使える範囲(公式ページの表記) | 注意点 |
|---|---|---|
| Gemini(Google) | 画像生成・編集モデル「Nano Banana 2」が無料。最上位の「Nano Banana 2.1」はGoogle AIの有料プランが必要 | 18歳以上が対象。生成画像には目に見える透かしと、見えない電子透かし「SynthID」が入る |
| Bing Image Creator(Microsoft) | サインインなしでも1日の上限までゲストとして作成可能。サインインすると高速モードで10個、標準モードで無制限に作成できると表示 | 利用規約上、サービスは「娯楽目的(entertainment purposes)」と位置づけられている |
| Ideogram | Google・Apple・Microsoftのアカウントでサインインすると、毎週30クレジットが無料 | 無料プランで作った画像はすべて公開される。メールアドレスとパスワードで作ったアカウントには無料クレジットが付かない |
| Stable Diffusion(Stability AI)を自分のPCで動かす | 年間売上100万米ドル未満の個人・事業者は、コミュニティライセンスで無料で利用できる | 高性能なGPUを積んだPCと、環境構築の知識が必要 |
表の内容は各サービスの公式ページ・ヘルプ・利用規約で2026年10月14日に確認したものです。無料枠はよく変わるので、使う前に各公式ページで確認してください。
ChatGPTやAdobe Firefly、Canvaなども画像生成機能を提供していますが、今回は無料で使える範囲を公式ページで確認しきれなかったため、表には入れていません。また、以前よく紹介されていたGoogleの「ImageFX」は、URLを開くと動画・画像の制作ツール「Google Flow」に転送されるようになっています(2026年10月14日確認)。
目的別の選び方
写真のようなリアルな画像を作りたい
Geminiは、文章からの生成に加えて、手持ちの写真をアップロードして背景や明るさ、カメラアングルを変える編集ができると公式ページで説明されています。1枚目を作ったあと「もう少し夕方の光に」のように会話で直していけるので、写真風の画像を何度も調整したい人に向いています。
文字入りのポスターやロゴを作りたい
画像の中に読める文字を入れたい場合は、文字の描画を得意とするIdeogramが候補です。GeminiのNano Banana 2も、文字の描画を機能の一つとして挙げています。ロゴは商標の問題もからむので、「AIでロゴを作成する方法」もあわせて読んでください。Ideogramの使い方は「Ideogramとは?料金・使い方・商用利用の条件」で詳しく説明しています。
アカウントを作らずに試したい
Bing Image Creatorはサインインしなくても、ゲストとして1日の上限まで作成できます。ゲストの上限は毎日リセットされると表示されています。まず雰囲気を試し、続けて使うならサインインする、という使い方ができます。
回数を気にせず大量に作りたい
Webサービスの無料枠はどれも回数や速度に上限があります。上限を気にせず使いたい場合は、Stable Diffusionのような公開モデルを自分のPCで動かす方法があります。導入には環境構築が必要なので、「画像生成AIの学び方」で必要な環境と手順を確認してください。
写真風の画像を作るプロンプトの書き方
Geminiの公式ページは、「対象・行動・シーン」から書き始め、できるだけ具体的に詳細を描写し、構図・スタイル・画質・縦横比も指定するよう勧めています。この考え方に沿って、写真風の画像を頼むときの要素を表にしました。
| 要素 | 書く内容の例 |
|---|---|
| 対象 | 白いマグカップに入ったコーヒー |
| 場面・行動 | 木のテーブルの上、湯気が立っている |
| 光と時間帯 | 朝、窓からのやわらかい自然光 |
| 撮り方 | 斜め上から、背景はぼかす |
| スタイル | 写真風(実写のように) |
| 縦横比 | 横長 3:2 |
まとめると、たとえば次のような1文になります。
朝の窓からのやわらかい自然光の中、木のテーブルに置かれた白いマグカップのコーヒーから湯気が立っている写真。斜め上から撮影し、背景はぼかす。横長3:2。
一度で理想どおりにならなくても、「背景をカフェの店内に」「もっと明るく」のように差分だけを頼むと、全体を作り直すより早く近づけます。イラスト風にしたい場合のコツは「AIイラストの作り方」で説明しています。
使う前に確認したい注意点
商用利用の条件はサービスごとに違う
「無料で作れる」ことと「仕事で使ってよい」ことは別です。たとえばBing Image Creatorの利用規約は、サービスを娯楽目的と位置づけ、作った画像(Creations)についてMicrosoftが事業のために利用する許諾を得る形になっています。ブログのアイキャッチや広告など仕事で使う場合は、各サービスの利用規約で商用利用の可否を確認してください。
公開設定と入力する画像
Ideogramの無料プランでは、作った画像がすべて公開されます。人に見せたくない画像は作らないようにします。また、Bing Image Creatorの利用規約は、本人の同意を得ずに撮影した他人の写真を入力することを禁じています。人物の写真をアップロードして加工する機能を使うときは、写っている人の同意を取ってからにします。
著作権の考え方
生成AIと著作権の関係について、文化庁は文化審議会著作権分科会法制度小委員会が令和6年3月にまとめた「AIと著作権に関する考え方について」を公開しています。特定の作品やキャラクターに似せた画像を作って公開すると、既存の作品の権利を侵害するおそれがあります。作品名やキャラクター名をプロンプトに入れて似た画像を作り、それを公開・販売することは避けましょう。
AIで作った画像であることの表示
GeminiはAIで生成した画像に目に見える透かしと、見えない電子透かし(SynthID)を入れています。透かしを消して人が撮った写真のように見せることは、誤解を招くので避けるべきです。ニュースや商品紹介のように「本物の写真」だと受け取られる場面では、AIで作った画像であることを明記するのが安全です。
画像生成の仕組みや、Pythonで画像を加工する方法も学んでみたい人は、テックジムの無料講座から始められます。バナー画像の文字入れやサイズ調整をPythonで自動化する例は「生成AIでバナー・ヘッダー画像を作る方法」で紹介しています。
よくある質問
Q. AI画像作成を無料で始めるにはどれがおすすめですか?
手軽さでは、Googleアカウントで使えるGemini(Nano Banana 2は無料)と、サインインなしでも試せるBing Image Creatorがおすすめです。どちらも日本語で指示できます。
Q. 登録不要で使える画像生成AIはありますか?
Bing Image Creatorは、サインインしなくてもゲストとして1日の上限まで画像を作成できます(2026年10月14日確認)。続けて使う場合はMicrosoftアカウントでサインインします。
Q. 無料で作ったAI画像は商用利用できますか?
サービスごとに条件が違います。たとえばBing Image Creatorの利用規約はサービスを娯楽目的と位置づけています。仕事で使う前に、各サービスの利用規約で商用利用の可否を確認してください。
Q. Google ImageFXはどうなりましたか?
2026年10月14日時点で、ImageFXのURLを開くとGoogle Flowに転送されます。Googleの画像生成を無料で試すなら、GeminiアプリのNano Banana 2が使えます。
Q. Ideogramの無料プランの制限は?
Google・Apple・Microsoftのアカウントでサインインすると、毎週30クレジットが無料で付きます。無料プランで作った画像はすべて公開されます(Ideogram公式ドキュメント、2026年10月14日確認)。
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