【完全図解】ヒストグラムと棒グラフの違いとは?使い分け方を徹底解説
データを視覚的に表現する際、ヒストグラムと棒グラフはどちらもよく使われるグラフです。しかし、この2つは見た目が似ているものの、用途やデータの種類が全く異なります。この記事では、ヒストグラムと棒グラフの違いを初心者にも分かりやすく解説し、正しい使い分け方をご紹介します。
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目次
ヒストグラムとは
ヒストグラム(Histogram)は、連続的な数値データの分布を表現するグラフです。データを一定の区間(階級)に分け、各区間に含まれるデータの個数(度数)を縦軸で表します。
ヒストグラムの特徴
- データの分布や傾向を把握するのに適している
- 横軸は連続的な数値(身長、体重、年齢など)
- 棒と棒の間に隙間がない
- データの「ばらつき」や「偏り」が一目で分かる
ヒストグラムの使用例
- テストの点数分布
- 製品の品質管理データ
- 気温の変化
- 年齢別の人口分布
棒グラフとは
棒グラフ(Bar Chart / Bar Graph)は、カテゴリー別のデータの大きさを比較するためのグラフです。各カテゴリーの値を棒の高さで表現します。
棒グラフの特徴
- カテゴリー間の比較に適している
- 横軸は離散的なカテゴリー(商品名、地域名、月など)
- 棒と棒の間に隙間がある
- 順序に意味がないことが多い
棒グラフの使用例
- 月別の売上高
- 商品別の販売数
- 都道府県別の人口
- アンケート結果の集計
ヒストグラムと棒グラフの5つの違い
| 項目 | ヒストグラム | 棒グラフ |
|---|---|---|
| データの種類 | 連続的な数値データ | カテゴリカルデータ(離散データ) |
| 横軸の意味 | 数値の範囲(階級) | カテゴリー名 |
| 棒の間隔 | 隙間なし(連続性を表現) | 隙間あり(独立したカテゴリー) |
| 目的 | データの分布・傾向を見る | カテゴリー間の比較 |
| 順序 | 順序に意味がある(昇順) | 順序を変更可能 |
1. データの種類の違い
ヒストグラムは連続的な数値データを扱います。例えば、身長150cm、151cm、152cmのように、細かく分割できるデータです。
棒グラフはカテゴリカルデータを扱います。例えば、リンゴ、バナナ、オレンジのように、明確に区別される項目です。
2. 横軸の意味
ヒストグラムの横軸は「150cm以上160cm未満」のような数値の範囲を表します。
棒グラフの横軸は「東京」「大阪」「名古屋」のようなカテゴリー名を表します。
3. 棒の間隔
ヒストグラムは棒が密着しています。これは、データが連続していることを視覚的に表現しています。
棒グラフは棒の間に隙間があります。これは、各カテゴリーが独立していることを示しています。
4. 使用目的
ヒストグラムは、データの分布パターン(正規分布、偏りなど)を把握するために使います。
棒グラフは、複数のカテゴリーの値を比較するために使います。
5. 順序の意味
ヒストグラムでは、横軸の順序を変えることはできません。数値は必ず小さい順または大きい順に並びます。
棒グラフでは、視覚効果を高めるために、値の大きい順や任意の順序に並び替えることができます。
使い分けのポイント
ヒストグラムを使うべき場合
以下のような場合はヒストグラムが適しています:
- データの分布を知りたいとき
- 例:社員の年齢分布、テストの点数分布
- 連続的な数値データを扱うとき
- 例:気温、降水量、待ち時間
- データの偏りや外れ値を見つけたいとき
- 例:製品の品質管理、統計分析
棒グラフを使うべき場合
以下のような場合は棒グラフが適しています:
- カテゴリー間で比較したいとき
- 例:商品別の売上、部門別の予算
- 離散的なデータを扱うとき
- 例:アンケートの選択肢、曜日別の来店客数
- ランキングを表現したいとき
- 例:人気商品トップ10、売上高上位の都道府県
具体的な使用例
ヒストグラムの例
状況:100人の学生のテスト結果を分析したい
- 横軸:点数の範囲(0-10点、11-20点、21-30点…)
- 縦軸:その点数範囲に含まれる学生の人数
- 目的:点数の分布を見て、多くの学生がどの点数帯に集中しているかを把握
このグラフから、平均点付近に学生が多いか、点数が二極化しているかなど、全体の傾向が分かります。
棒グラフの例
状況:5つの商品の今月の販売数を比較したい
- 横軸:商品名(商品A、商品B、商品C、商品D、商品E)
- 縦軸:販売数
- 目的:どの商品が最も売れているかを比較
このグラフから、商品間の販売実績の違いが一目で分かります。
よくある間違い
間違い1:カテゴリカルデータでヒストグラムを使う
「都道府県別の人口」をヒストグラムで表現するのは不適切です。都道府県は連続的なデータではないため、棒グラフを使うべきです。
間違い2:連続データで棒グラフを使い、間隔を空ける
身長や体重などの連続データを表現する際、棒の間に隙間を作ってしまうと、データの連続性が失われます。この場合はヒストグラムを使うべきです。
間違い3:ヒストグラムの階級を恣意的に設定する
ヒストグラムでは、階級の幅が分析結果に影響します。適切な階級幅を設定しないと、データの分布が正しく表現されません。
まとめ
ヒストグラムと棒グラフは見た目が似ていますが、使用目的とデータの種類が異なります。
ヒストグラムは:
- 連続的な数値データの分布を表現
- 棒の間に隙間がない
- データの傾向やばらつきを把握するのに最適
棒グラフは:
- カテゴリカルデータの比較に使用
- 棒の間に隙間がある
- 項目間の大小関係を視覚的に比較するのに最適
正しくグラフを使い分けることで、データの特徴を効果的に伝えることができます。分析の目的とデータの性質に応じて、適切なグラフを選択しましょう。
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