【2027年度】大阪大学 一般入試「情報I」配点完全ガイド|学部別まとめ

大阪大学の2027年度(令和9年度)一般選抜では、全学部で共通テスト「情報I」の受験が必要です。情報Iの配点は文学部・外国語学部・理学部の10点から法学部の40点まで学部によって異なり、経済学部は配点区分によって3点・15点・30点のいずれかで計算されます。

この記事の数字はすべて、大阪大学が2026年7月17日に公表した「令和9年度 大阪大学 入学者選抜要項」から転記しています(2026年10月15日確認)。学部ごとの共通テストと個別テスト(二次試験)の配点、合計点に占める情報Iの割合、2027年度入試で変わった点をまとめました。

大阪大学の「情報I」配点一覧(2027年度・全学部)

大阪大学は2027年度も後期日程の募集を行わず、一般選抜は前期日程のみです。全学部で共通テストの「情報I」が受験を要する科目に含まれており、受験しなかった場合は個別テストを受けることができません。

学部・学科共通テスト合計うち情報I個別テスト等総合計総合計に占める情報Iの割合
文学部260点10点400点660点約1.5%
人間科学部630点30点600点1,230点約2.4%
外国語学部235点10点500点735点約1.4%
法学部600点40点600点1,200点約3.3%
経済学部(A配点)540点30点60点600点5.0%
経済学部(B配点)60点3点540点600点0.5%
経済学部(C配点)300点15点300点600点2.5%
理学部310点10点700点1,010点約1.0%
医学部医学科500点25点1,500点2,000点1.25%
医学部保健学科 看護学専攻625点25点400点1,025点約2.4%
医学部保健学科 放射線技術科学・検査技術科学専攻520点20点675点1,195点約1.7%
歯学部470点20点1,200点1,670点約1.2%
薬学部425点25点700点1,125点約2.2%
工学部325点25点700点1,025点約2.4%
基礎工学部325点25点700点1,025点約2.4%

割合は「情報Iの配点÷総合計」を本記事で計算したもので、小数第2位を四捨五入しています。情報Iの点数そのものが最も大きいのは法学部の40点、総合計に占める割合が最も大きいのは経済学部のA配点(5.0%)です。

文系学部の配点

文学部 人文学科(前期日程の募集人員135人)

試験区分国語地歴・公民理科数学外国語情報合計
共通テスト5060(30×2)40505010260
個別テスト等150100(地歴・数学から1科目選択)─(地歴と選択)150─400

総合計は660点です。個別テストの地歴・数学は、地歴(地総・地探/歴総・日探/歴総・世探から1)か数学のどちらかを選びます。情報Iは総合計の約1.5%で、配点は全学部の中で最も小さいグループです。

人間科学部 人間科学科(前期日程の募集人員115人)

試験区分国語地歴・公民理科数学外国語情報合計
共通テスト100300(100×3、地歴・公民と理科の合計)(左に含む)10010030630
個別テスト等200──200200─600

総合計は1,230点です。共通テストの地歴・公民と理科は、地歴・公民2科目+理科1科目か、地歴・公民1科目+理科2科目の組み合わせで受験します。第1段階選抜(募集人員の約2.4倍)があります。

外国語学部 外国語学科(前期日程の募集人員507人)

試験区分国語地歴・公民理科数学外国語情報合計
共通テスト5050(25×2)25505010235
個別テスト等100100(歴総・世探か数学から選択)─(地歴と選択)300─500

総合計は735点です。個別テストの外国語が300点と重く、共通テストの比重は小さい学部です。第1段階選抜は募集人員の約2.3倍です。

法学部 法学科・国際公共政策学科(前期日程の募集人員225人)

試験区分国語地歴・公民理科数学外国語情報合計
共通テスト120120(60×2)8012012040600
個別テスト等200──200200─600

総合計は1,200点です。情報Iの配点40点は、大阪大学の全学部で最も大きい数字です。共通テストと個別テストが600点ずつで、共通テストの得点が合否に効きやすい配点です。

経済学部 経済・経営学科(前期日程の募集人員198人)

経済学部は、同じ受験者の得点をA配点・B配点・C配点の3通りで計算します。受験者があらかじめ方式を選ぶのではありません。

配点区分試験区分国語地歴・公民・理科数学外国語情報合計総合計
A配点共通テスト120150(50×3)12012030540600
A配点個別テスト等20─2020─60
B配点共通テスト1415(5×3)1414360600
B配点個別テスト等180─180180─540
C配点共通テスト6590(30×3)656515300600
C配点個別テスト等100─100100─300

合格者は、まずA配点で上位65位以内の人と、B配点で上位65位以内の人を合格とし、残りの受験者からC配点の高得点順に決めます。共通テスト重視のA配点では情報Iが30点(総合計600点の5.0%)になるため、共通テストで高得点を取れる人ほど情報Iの1点の重みが増します。共通テストはⅠ〜Ⅳの4つの科目パターンがあり、複数のパターンを満たして受験した場合は合計点が最も高いパターンで判定されます。

理系学部の配点

理学部(前期日程の募集人員225人)

試験区分国語地歴・公民理科数学外国語情報合計
共通テスト1005050505010310
個別テスト等──250250200─700

総合計は1,010点です。個別テストが700点と大きく、情報Iは総合計の約1.0%です。第1段階選抜は募集人員の約3倍です。

医学部 医学科(前期日程の募集人員90人)

試験区分国語地歴・公民理科数学外国語情報合計
共通テスト1007510010010025500
個別テスト等──500500500─1,500

総合計は2,000点(このほか面接)です。第1段階選抜は、共通テストの成績が1,000点満点中700点以上の人を対象とします。医学科は入学定員増を文部科学省に認可申請する予定のため、前期日程の募集人員が変わる可能性があると要項に書かれています。

医学部 保健学科(前期日程の募集人員140人)

専攻試験区分国語地歴・公民理科数学外国語情報合計総合計
看護学共通テスト100100100100200256251,025
看護学個別テスト等──100100200─400
放射線技術科学・検査技術科学共通テスト100100100100100205201,195
放射線技術科学・検査技術科学個別テスト等──225225225─675

同じ保健学科でも、看護学専攻は情報Iが25点、放射線技術科学専攻と検査技術科学専攻は20点です。

歯学部 歯学科(前期日程の募集人員45人)

試験区分国語地歴・公民理科数学外国語情報合計
共通テスト1005010010010020470
個別テスト等──300300300─1,200(面接300を含む)

総合計は1,670点です。面接にも300点の配点があります。

薬学部 薬学科(前期日程の募集人員65人)

試験区分国語地歴・公民理科数学外国語情報合計
共通テスト100501001005025425
個別テスト等──250250150─700(小論文50を含む)

総合計は1,125点です。個別テストには小論文(50点)と面接があります。第1段階選抜は募集人員の約2.5倍です。

工学部(前期日程の募集人員769人)

試験区分国語地歴・公民理科数学外国語情報合計
共通テスト755050755025325
個別テスト等──250250200─700

総合計は1,025点です。応用自然科学科・応用理工学科・電子情報工学科・環境・エネルギー工学科・地球総合工学科の5学科とも同じ配点です。第1段階選抜は募集人員の約3倍です。

基礎工学部(前期日程の募集人員397人)

試験区分国語地歴・公民理科数学外国語情報合計
共通テスト755050755025325
個別テスト等──250250200─700

総合計は1,025点です。配点は工学部と同じです。電子物理科学科・化学応用科学科・システム科学科・情報科学科の4学科で、募集人員には女性枠(計20人)が含まれます。第1段階選抜は募集人員の約2.9倍です。

2027年度入試で確認しておきたい変更点と日程

経済学部の理科の組み合わせ(2027年度から変更)

大阪大学は2024年12月に、経済学部の共通テストⅢパターン(理科を基礎科目と基礎なし科目で受ける型)について、2027年度から「物理基礎と物理」のような同一名称を含む組み合わせを認めないと告知しました。同一名称を含む組み合わせで受験すると受験資格がなくなります(大阪大学「経済学部一般選抜(前期日程)における入学者選抜方法等の変更について」)。

主な日程(2027年度一般選抜)

項目日程
大学入学共通テスト2027年1月16日(土)・17日(日)
Web出願システム登録期間2027年1月22日(金)〜2月2日(火)
出願書類等受理期間2027年1月25日(月)〜2月3日(水)
第1段階選抜の実施状況発表2027年2月10日(水)
個別テスト等2027年2月25日(木)(医学科・歯学部の面接、薬学部の面接と小論文は2月26日)
合格者発表2027年3月9日(火)

出願に必要な細かい手続きは「令和9年度一般選抜(前期日程)学生募集要項」に載ります。大阪大学の入試ページでは、この募集要項は2026年11月下旬に公表予定とされています(2026年10月15日確認)。

大阪大学志望者は情報Iをどこまで対策すべきか

配点だけを見ると、情報Iは多くの学部で総合計の1〜2%台です。ただし、共通テストで情報Iを1科目でも受けていなければ大阪大学の個別テストは受けられません。また、人間科学部・外国語学部・理学部・医学科・薬学部・工学部・基礎工学部では共通テストの総点で第1段階選抜が行われるため、情報Iの点数もその総点に入ります(第1段階選抜で使う科目と配点の詳細は学部ごとのページで確認してください)。

  • 法学部・経済学部志望:共通テストの比重が大きく、情報Iの配点(法学部40点、経済学部A配点30点)も大きいため、他の共通テスト科目と同じ扱いで準備したい学部です。
  • 人間科学部・医学部保健学科・工学部・基礎工学部・薬学部志望:情報Iは20〜30点。二次試験の比重が高いものの、第1段階選抜や合計点の差を考えると取りこぼしは避けたいところです。
  • 文学部・外国語学部・理学部・医学科・歯学部志望:情報Iは10〜25点で比重は小さめです。共通テスト本番で安定して得点できる水準まで仕上げ、残りの時間を二次試験科目に回すのが現実的です。

共通テストの「情報I」は、情報社会の問題解決、情報デザイン、プログラミング、ネットワークとデータの活用が出題範囲です。プログラミングの問題は共通テスト用のプログラム表記で出題されるため、大学入試センターが公表している過去の問題と、学校の教科書を中心に準備するのが基本です。

よくある質問

Q. 大阪大学は全学部で情報Iが必須ですか?

はい。2027年度の一般選抜(前期日程)では、全学部が共通テストの「情報I」を受験を要する科目にしています。指定された科目を1科目でも受験しなかった場合、大阪大学の個別テストは受験できません。

Q. 情報Iの配点が一番高い学部はどこですか?

点数では法学部の40点が最大です。総合計に占める割合では、経済学部のA配点(600点中30点、5.0%)が最も大きくなります。

Q. 経済学部のA配点・B配点・C配点は自分で選ぶのですか?

選びません。受験者全員の得点を3通りの配点で計算し、A配点で上位65位以内、B配点で上位65位以内の人をまず合格とし、残りをC配点の高得点順に合格とします。

Q. 2027年度の配点は確定していますか?

2026年7月17日公表の「令和9年度 大阪大学 入学者選抜要項」に配点が掲載されています。出願手続きの詳細を載せた学生募集要項は2026年11月下旬に公表予定のため、出願前に必ずそちらも確認してください。

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この記事の出典と確認日

本記事の配点・募集人員・日程は、大阪大学が公表している令和9年度 大阪大学 入学者選抜要項(2026年7月発行)と、大阪大学 一般選抜 令和9年度入試ページで確認しました(2026年10月15日確認)。入試制度は変更されることがあります。出願前には必ず大学が公表する最新の学生募集要項を確認してください。

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