エンジニアの市場価値を高める3つの要素を授けます 〜みんなのプログラミングチャンネル vol.11〜
自分がどのくらい稼ぐ力を持っているのか、市場に評価されるのかというのは知っておいても良いですよね。
今回はエンジニアの市場価値に影響を与える要素を大きく3つに分けて考えていきたいと思います。
ちなみに、市場価値と年収は似ているようで違います。
適性年収は転職サイトなんかで診断してもらえますけど、実際の市場価値にはもっと人間性の部分とか、運の要素なんかも入ってきているのかなと思います。
■スキル
これは当たり前だろ!と思った方もいると思いますが、この「スキル」という要素には
・企業(クライアント)側のニーズと合うスキルを持っているか?
・ヒューマンスキルが高いかどうか
ということが含まれています。
つまり、市場価値はテクニック的な意味のスキルを持っているかというよりも、どのフィールドでどのようにスキルを発揮するかによって上下するということです。
テクニック的な意味のスキルって面接では測れないですからね。
■実績
先ほどの「テクニック的なスキル」とか「扱える言語」みたいなものはどちらかというとこちらに含まれます。そのスキルで実際に何を作ってきたかということです。
この「実績」という要素には
・メジャーなプロダクトに関わったこと
・IPOなど目に見える成果に紐づくプロダクトであること
など、少し運に左右されるものも含まれます。
とはいえ、その実績にどの程度関わって、具体的にどの部分を担当したかをちゃんといえないとダメなので注意してくださいね。
■適性
エンジニアとしての適性です。
実はこれが一番大事だったりします。
要はエンジニアリングが好きで、向いている人ですね。
これはもう才能みたいなもので、物の構造を理解するのが好きだったり、自分が作ったものが思い通りに動くと嬉しくなっちゃうような人です。ちょっと変態です。
エンジニアリング、プログラミングが趣味と実益を兼ねてしまうような人は常に新しい情報にアンテナを貼って、自ら成長することができます。
また、エンジニアならではのストレスにも強いので最強です。
こういう人は人と機会に恵まれて、先に説明した「スキル」も「実績」もついてくるということが多いです。
これは私が知っている「デキるエンジニア」の例ですが、1年前に新品でiphoneを買ったのに、もう新しいモデルが出るという情報があったとき、あなたはためらわずに10万円のお金を奥さんに無心して、何がなんでも最新モデルのiPhoneを手に入れようとすることができますか?
奥さんからしたら無駄金の極み、理解不能の所業な訳です。
このような要素を持った人が人が「技術が身につくにつれでどんどん市場価値が上がっていく人」です。
ただ、これがすぐエンジニアの年収につながるわけでもないので注意してください。
市場価値としてはもっと稼げる人が年収500万で働いていたり、実力が足りないのに年収700〜800万でマネージャー職に転職して、苦労しているような人もいるわけです。
この場合はご自身の市場価値と年収が乖離しているわけですね。
とはいえ、自分の市場価値よりも低い年収で、楽に働きながら趣味とか副業に打ち込んでも良いわけですし、オーバースペックな仕事でも頑張って食らいつけば大きく成長することもできるわけです。
ということでご自身の市場価値を正しく判断しておけば働き方の選択肢が正しく広がっていくという話でした。