【2027年度】筑波大学「情報Ⅰ」の配点一覧|学群・学類別の配点と換算方法(25点+得点×0.75)

筑波大学の2027年度(令和9年度)一般選抜では、全学群・学類で共通テスト「情報Ⅰ」が課され、配点は学類ごとに10点〜100点です。得点はそのまま使われず、「25点+実際の得点×0.75」で100点満点に換算してから各学類の配点に当てはめます。

この記事の配点は、筑波大学が公表している令和9年度(2027年度)入学者選抜要項の各学類の配点表を1行ずつ確認して作成しました(2026年10月15日確認)。一般選抜の学生募集要項は、同要項によると令和8年10月下旬の公表予定で、確認時点では学生募集要項のページにまだ掲載されていません。出願前には必ず募集要項で最終確認してください。

2027年度の「情報Ⅰ」の扱い:25点+得点×0.75

筑波大学は、情報Ⅰが共通テストに加わった2025年度入試から、受験者全員を対象にした負担軽減の経過措置をとっています。令和9年度入学者選抜要項には、次のように書かれています。

「受験者全員に対し一律に25点を与え,その点数に,実際の得点(100点満点)を75%に圧縮した点数を加えたものを換算得点(100点満点)とする。」

この措置は令和5年12月25日に公表された「大学入学共通テスト「情報」の負担軽減にかかる経過措置について」で、2025年度から4年間の段階的なスケジュールとしてあらかじめ示されていたものです。

入試年度一律に与える点数圧縮の程度換算得点の式
2025年度75点25%に圧縮75+得点×0.25
2026年度50点50%に圧縮50+得点×0.5
2027年度25点75%に圧縮25+得点×0.75
2028年度0点圧縮しない得点×1(措置なし)

出典:筑波大学「大学入学共通テスト「情報」の負担軽減にかかる経過措置について」(令和5年12月)

換算の例

換算得点(100点満点)を、各学類の情報Ⅰの配点に比例させて使います。経過措置の文書には「総合選抜では、換算得点の100点満点を50点満点として扱います」という例が示されています。情報Ⅰの配点が50点の学類と100点の学類で計算すると、次のとおりです。

共通テストの得点換算得点(100点満点)配点50点の学類配点100点の学類
100点100点50点100点
80点85点42.5点85点
60点70点35点70点
40点55点27.5点55点
0点25点12.5点25点

2026年度の式(50+得点×0.5)と比べると、0点でも保証される点数が50点から25点に下がり、得点の差がそのまま結果に出る割合が大きくなりました。配点50点の学類なら、共通テストで0点と100点の人の差は、2026年度は25点、2027年度は37.5点です。

学群・学類別の「情報Ⅰ」配点一覧(2027年度)

令和9年度入学者選抜要項の各学類の配点表から作成しました。「情報Ⅰ」は換算後の得点に対する配点、「共通テスト」「個別試験」「合計」は各日程の配点の合計、「比率」は合計に占める情報Ⅰの割合です。後期日程の行がない学類は、後期日程を実施しません。

学群学類日程情報Ⅰ共通テスト個別試験合計比率
総合選抜文系・理系Ⅰ・理系Ⅱ・理系Ⅲ前期50点950点1,500点2,450点2.0%
人文・文化学群人文学類前期50点950点1,800点2,750点1.8%
人文・文化学群人文学類後期35点735点400点1,135点3.1%
人文・文化学群比較文化学類前期30点630点1,200点1,830点1.6%
人文・文化学群日本語・日本文化学類前期15点285点600点885点1.7%
社会・国際学群社会学類前期50点950点1,600点2,550点2.0%
社会・国際学群国際総合学類前期50点1,050点1,600点2,650点1.9%
人間学群教育学類・心理学類・障害科学類(各学類共通)前期30点530点530点1,060点2.8%
人間学群教育学類・心理学類・障害科学類(各学類共通)後期30点530点50点580点5.2%
生命環境学群生物学類前期45点900点900点1,800点2.5%
生命環境学群生物学類後期45点900点600点1,500点3.0%
生命環境学群生物資源学類前期50点950点900点1,850点2.7%
生命環境学群生物資源学類後期50点950点600点1,550点3.2%
生命環境学群地球学類前期50点950点1,100点2,050点2.4%
生命環境学群地球学類後期50点850点400点1,250点4.0%
理工学群数学類前期50点950点1,500点2,450点2.0%
理工学群物理学類前期50点950点1,500点2,450点2.0%
理工学群物理学類後期50点750点300点1,050点4.8%
理工学群化学類前期50点950点1,500点2,450点2.0%
理工学群応用理工学類前期50点950点1,500点2,450点2.0%
理工学群応用理工学類後期50点800点300点1,100点4.5%
理工学群工学システム学類前期50点950点1,500点2,450点2.0%
理工学群工学システム学類後期25点525点300点825点3.0%
理工学群社会工学類前期50点1,050点1,000点2,050点2.4%
理工学群社会工学類後期50点1,010点400点1,410点3.5%
情報学群情報科学類前期100点1,000点1,600点2,600点3.8%
情報学群情報メディア創成学類前期100点1,000点800点1,800点5.6%
情報学群知識情報・図書館学類前期100点1,000点700点1,700点5.9%
医学群医学類前期50点950点1,400点2,350点2.1%
医学群看護学類前期50点950点800点1,750点2.9%
医学群医療科学類前期50点950点800点1,750点2.9%
体育専門学群体育専門学群前期40点740点740点1,480点2.7%
芸術専門学群芸術専門学群前期30点730点730点1,460点2.1%
芸術専門学群芸術専門学群後期10点510点300点810点1.2%

人間学群の教育学類・心理学類・障害科学類は、要項では学類ごとに別の表ですが、配点はいずれも同じなので1つにまとめています。体育専門学群と芸術専門学群は配点が異なり、芸術専門学群だけが後期日程を実施します。

情報Ⅰの比重が大きい学類・小さい学類

合計点に占める比率が高い順(上位5)

  • 知識情報・図書館学類(前期):100点/1,700点=5.9%
  • 情報メディア創成学類(前期):100点/1,800点=5.6%
  • 教育学類・心理学類・障害科学類(各学類共通)(後期):30点/580点=5.2%
  • 物理学類(後期):50点/1,050点=4.8%
  • 応用理工学類(後期):50点/1,100点=4.5%

情報学群の3学類は情報Ⅰの配点そのものが100点で、ほかの学類の2倍です。後期日程は個別試験の配点が小さいため、配点50点でも比率が上がります。

比率が低い順(下位5)

  • 芸術専門学群(後期):10点/810点=1.2%
  • 比較文化学類(前期):30点/1,830点=1.6%
  • 日本語・日本文化学類(前期):15点/885点=1.7%
  • 人文学類(前期):50点/2,750点=1.8%
  • 国際総合学類(前期):50点/2,650点=1.9%

前期日程の多くの学類は2%前後で、合否への影響は個別試験に比べると小さめです。ただし、どの学類でも情報Ⅰは課されるため、受けないという選択はできません。

2027年度入試のおもな変更点

筑波大学の「令和9年度(2027年度)筑波大学入学者選抜の変更点について」(2026年8月7日更新)のうち、一般選抜(個別学力検査等)に関わるものは次の2つです。

学類変更前変更後(2027年度)
化学類前期(学類選抜)18名、後期5名前期(学類選抜)23名、後期は0名(廃止)
知識情報・図書館学類前期(学類選抜)0名、後期10名、推薦入試40名前期(学類選抜)16名(新設)、後期は0名(廃止)、推薦入試32名

知識情報・図書館学類は、前期日程の学類選抜が新しく始まり、配点は共通テスト1,000点(うち情報Ⅰ100点)、個別試験700点(英語300点・面接400点)の合計1,700点です。要項によると、面接の前に「知識情報・図書館学類で学びたいこと」に関する小作文(600字以内)を課し、面接の参考にします。面接の詳細は学類のWebサイトで案内されます。

2028年度(令和10年度)入試に向けて

来年度以降に受験する人は、次の2点に注意してください。

2028年度の学類ごとの配点は同じ文書の別添に載っています。最新の予告は大学入試情報サイトの「【予告】今後の入試の変更点」で確認できます。

「情報Ⅰ」の対策をどう考えるか

配点の比率だけを見ると前期日程の多くの学類で2%前後ですが、2027年度は換算の圧縮が弱まり、得点差がそのまま結果に出やすくなりました。情報学群を志望するなら配点が100点あり、比率も上位です。情報Ⅰはプログラミングやデータの活用など、実際に手を動かすと理解が早い分野を含みます。基礎から触れておきたい人は、テックジムの無料講座も使えます。

よくある質問

Q. 筑波大学の2027年度入試で「情報Ⅰ」は必須ですか?

はい。令和9年度入学者選抜要項では、一般選抜のすべての学群・学類・日程で共通テストの「情報Ⅰ」が利用教科に含まれています。配点は学類と日程によって10点から100点です。

Q. 情報Ⅰの得点はどのように換算されますか?

2027年度は「25点+実際の得点×0.75」で100点満点の換算得点を出し、それを各学類の配点に比例させて使います。たとえば共通テストで80点なら換算得点は85点で、配点50点の学類では42.5点になります。

Q. 2026年度から何が変わりましたか?

経過措置の式が「50点+得点×0.5」から「25点+得点×0.75」に変わりました。この変更は2023年12月の公表時点で予定されていたものです。学類別では、化学類と知識情報・図書館学類の後期日程が廃止され、知識情報・図書館学類は前期日程の学類選抜が新設されました。

Q. 情報Ⅰの配点が最も高いのはどの学類ですか?

配点そのものでは、情報学群の情報科学類・情報メディア創成学類・知識情報・図書館学類の100点が最高です。合計点に占める比率では知識情報・図書館学類(前期)の5.9%が最も高くなります。

Q. 2028年度入試でも経過措置はありますか?

筑波大学の経過措置の文書では、2028年度入試からは措置をしないとされています。共通テストの得点がそのまま換算に使われます。

この記事の出典と確認日

いずれも2026年10月15日に確認しました。入試制度は変更されることがあります。出願前には、令和8年10月下旬に公表予定の一般選抜の学生募集要項で必ず確認してください。

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