学生エンジニア独白「文系大学生は学生のうちにプログラミングをやってた方が絶対良い」

テックジム卒業生の学生エンジニアの中田くんを取材させてもらいました。

来春からメガベンチャーに就職するわけなのですが、
新卒エンジニアの文系率はたった2割だそうです。

先日、とある開発会社の経営者から、
「市場からチヤホヤされて浮かれている情報系の学生よりも、覚悟の決まっている文系学生の方が内定をだしやすい傾向にある」
という話をきいたので、上記の割合はなかなかの機会損失だと思いました。

そのことを彼に伝えると、
「実際現場に入ってみると文系も理系も情報系も関係ない。学歴も関係ない。
コミュニケーションがきちんとできる能力が現場では一番大切だ」と言ってました。

つまり、受験で不本意だった文系学生ほど、人生の逆転幅が広いわけですが、
そのことに気づいていない人が本当に多いそうです。

では、「大学を出てからエンジニアになるのは間に合うのか?」
という問いに対しては、「学生のうちに現場経験を積んでるのといないとでは全然違う。」そうです。
これは、情報系、理系であっても同じとのこと。

他にもいろいろとインタビューしておりますので、ぜひご視聴ください。

学生エンジニア団体のリーダーに「プログラマーになると決めた時からの就職必勝法」を聞いたら「目から鱗」でした。

■新卒エンジニアの就活戦線では文系大学生が圧倒的有利

就職活動において、開発企業の現場(インターン)経験のある学生エンジニアは引く手数多です。

就職活動といえば、こちらから説明会に参加して、エントリーするというのが一般的ですが、
彼らの場合、SNS等で「お茶しませんか?」(カジュアル面談)と誘われるようになります。
また、ハッカソンなどで声がかけられたということもあるでしょう。

学生エンジニアの多くはいわゆる「就職活動」をしません。
自然な流れでいつのまにか、採用フローに乗っていたという感じです。

なかには起業をして、すでに自分で儲けているので、「内定」を「保険」のように考えている人もいます。

こういう事実を多くの高校生は知りません。
それどころか親も知らないので、誰も話題にしません。

昨今の企業は大学に入るまでに「どれくらい勉強したか?」
というよりも「大学在学期間に何を経験したか?」の方を重視して採用しているようです。

そういうことを知っておけば、
大学受験はほどほどにして、大学生になって「本当にやりたいこと」に集中するという人生戦略も考えられたはずです。
受験勉強に対して過度な集中投下をしてしまって、燃え尽き症候群になるのは論外です。

■大学4年間での「達成度」を採用側は評価している

コンピュータサイエンスを学んでいるわけでもなく、
理数系科目も苦手な文系エンジニアが評価されるのは、いったいどういう事でしょうか?

それは、短い期間にもかかわらず、
自分の意志でプログラミングを学び、長期インターン経験で実績を積んでいることを、
採用企業側が評価しているのだと思います。
すでに、開発企業(競合他社)がインターン採用をしているというのも「採用根拠」になります。

また、文系大学生は一般的に「コミュニケーション」が得意なこともプラスに働いているでしょう。
「わからなかったら、きちんと調べてから、質問する。」ということができない後輩たちに、
多くの先輩エンジニアが憤ります。

それに対して、「恥ずかしい」「怖い」「プライドが邪魔して質問しない」などを飛び越えて、
先輩エンジニアの懐に入り込むのがうまいと上達も早くなり、貢献度の高い仕事ができるようになります。

動画でも語られていますが、開発現場においても「仕事の80%はコミュニケーション」だそうです。
「コミュニケーション」をおそろかにしていると、エンジニアでも仕事で評価を得づらいのです。

以上のように、プログラミング学習、インターン経験、対人コミュニケーション、
すべてにおいて時間コストを十分に投下できる文系大学生が圧倒的に有利なのです。


■学生エンジニアが独白「文系大学生は学生のうちにプログラミングはやってた方が絶対良い」