NotebookLMでスライド資料を作成する方法|AIでプレゼン資料を効率化する完全ガイド

「資料を読んでプレゼン用のスライドを作るのに時間がかかる」 「大量のPDFやWeb資料を短時間で整理したい」という人に注目されているのが、 GoogleのAIリサーチツール「NotebookLM」です。

NotebookLMには、アップロードした資料をもとに情報を整理・要約するだけでなく、 プレゼンテーションや説明に活用できるスライド資料を作成する機能があります。

本記事では、NotebookLMを使ったスライド資料作成の基本から、具体的な手順、 プロンプトの使い方、メリット・注意点までわかりやすく解説します。

NotebookLMとは?

NotebookLMは、Googleが提供するAIを活用したリサーチ・情報整理ツールです。

一般的な生成AIと異なり、NotebookLMではユーザーが登録した資料を情報源として、 内容の要約や質問への回答、情報整理などを行えます。

たとえば、以下のような資料を読み込ませることができます。

  • PDF
  • Googleドキュメント
  • Googleスライド
  • Webサイト
  • テキストファイル
  • その他の対応ソース

大量の資料を一つずつ読み込んで整理する代わりに、NotebookLMに資料をまとめて登録し、 必要な情報をAIに抽出してもらえるのが特徴です。

NotebookLMでスライド資料を作成できる

NotebookLMの活用方法として特に便利なのが、 資料をもとにプレゼンテーション用のスライド資料を作成することです。

たとえば、次のような用途に利用できます。

1. 会議資料の作成

社内会議に必要な情報をNotebookLMに読み込ませ、 「現状」「課題」「原因」「解決策」「今後の方針」といった構成に整理することで、 会議用資料のたたき台を作れます。

2. セミナー資料の作成

セミナーで使用するPDFや参考資料を登録し、 「初心者向けの30分セミナー資料にしてください」などと指示することで、 プレゼンの構成を考える際にも利用できます。

3. 営業資料の作成

商品資料やサービス資料、顧客向けの説明資料などをNotebookLMに登録し、 営業プレゼン用の構成に整理することもできます。

4. 学習用スライドの作成

教科書や参考資料を登録して、重要ポイントをまとめた学習用資料を作ることも可能です。

NotebookLMでスライド資料を作成する手順

基本的な流れは次のとおりです。

資料を準備 → NotebookLMに登録 → 内容を整理 → スライドを生成 → 内容を確認・修正

STEP1:資料を準備する

まず、スライドの元となる資料を準備します。

たとえば「生成AIについて社内研修をする」場合は、 以下のような資料を用意します。

  • AIに関するPDF
  • 社内資料
  • 調査レポート
  • Webページ
  • Googleドキュメント

ここで重要なのは、 AIに何を根拠としてスライドを作らせるのかを明確にすることです。

STEP2:NotebookLMに資料をアップロードする

NotebookLMで新しいノートブックを作成し、 スライド作成に利用したい資料を追加します。

複数の資料をまとめて登録しておけば、 NotebookLMがそれらを横断して情報を整理できます。

たとえば「生成AIの社内活用について」というテーマであれば、 社内のAI利用ガイド、生成AIに関する調査資料、導入事例などを登録します。

STEP3:資料の内容をAIに整理させる

いきなりスライドを作成するのではなく、 まず資料の内容を整理させる方法がおすすめです。

アップロードした資料をもとに、
生成AIの社内活用について重要なポイントを整理してください。

以下の項目に分けてください。

・生成AIとは
・現在の活用状況
・メリット
・リスク
・具体的な活用例
・導入時の注意点

これによって、スライド作成に必要な情報を先に整理できます。

STEP4:スライドの構成を作る

次に、プレゼンテーションの構成を作ります。

10枚程度のプレゼンテーションを作成することを想定して、
スライド構成を作ってください。

対象者は生成AIに詳しくない会社員です。

「生成AIとは」から始めて、
最後に「明日からできる活用方法」で終わる構成にしてください。

すると、次のような構成を考えることができます。

  1. タイトル
  2. 生成AIとは
  3. なぜ今注目されているのか
  4. 生成AIのメリット
  5. 業務での活用例
  6. 導入事例
  7. 注意点
  8. セキュリティ
  9. 活用を定着させる方法
  10. まとめ

STEP5:NotebookLMでスライド資料を生成する

構成が決まったら、NotebookLMのスライド関連機能を利用して資料を作成します。

ここで重要なのが、 誰に何を伝えるスライドなのかを指定することです。

単に「スライドを作って」と指示するよりも、 「IT初心者向けの社内研修資料として作成してください」 と具体的に指定したほうが、目的に合った資料を作りやすくなります。

NotebookLMのスライド作成で使えるプロンプト

NotebookLMを使う際は、プロンプトを工夫することで資料の品質を高められます。

初心者向けプレゼン

この資料をもとに、初心者向けのプレゼンテーション資料を作成してください。

専門用語はできるだけ避け、
初めて聞く人でも理解できる構成にしてください。

10枚程度のスライドを想定してください。

社内研修向け

アップロードした資料をもとに、
会社員向けの60分研修で使用するスライド資料を作成してください。

以下の構成を基本としてください。

・導入
・基礎知識
・具体例
・実践方法
・注意点
・まとめ

各スライドは情報を詰め込みすぎず、
講師が口頭で補足できる構成にしてください。

営業プレゼン向け

アップロードした資料をもとに、
顧客向けの営業プレゼン資料を作成してください。

商品の特徴を並べるだけではなく、

課題
↓
原因
↓
解決策
↓
導入メリット
↓
具体的な活用方法

というストーリーになるように構成してください。

NotebookLMでスライドを作るメリット

大量の資料を短時間で整理できる

NotebookLMの大きなメリットは、複数の資料をまとめて扱えることです。

人間が大量のPDFやドキュメントを読んで要点を整理するには時間がかかります。 NotebookLMを使えば、資料を登録してAIに整理を依頼できます。

そのため、 スライド作成前の情報整理にかかる時間を削減できる可能性があります。

資料をもとにした回答を得やすい

NotebookLMは登録したソースをもとに回答する仕組みになっているため、 一般的な生成AIにゼロから質問する場合とは異なる使い方ができます。

「この資料では何が重要なのか?」 「資料の中で共通している主張は何か?」 といった質問にも活用できます。

プレゼンの構成を考える負担を減らせる

スライド作成で意外と時間がかかるのが、 構成を考える作業です。

「何を1枚目にするか」「どの順番で説明するか」 「何を削るか」といった判断には時間がかかります。

NotebookLMを構成案の作成に使うことで、この作業を効率化できます。

NotebookLMで作ったスライドはそのまま使える?

ここは注意が必要です。

AIが作ったスライドを、そのまま重要なプレゼンで使用するのではなく、 人間による確認・修正を行うことをおすすめします。

特に確認したいのが以下のポイントです。

  • 数字が正しいか
  • 固有名詞が正しいか
  • 引用元が正しいか
  • 情報が古くなっていないか
  • スライドの順番が適切か
  • 誤解を招く表現がないか
  • 自社の情報と矛盾していないか

AIは非常に便利ですが、 「AIが作ったから正しい」とは限りません。

NotebookLMでスライドを作るときの注意点

すべてをAIに任せない

NotebookLMはスライド作成を効率化するためのツールとして使うのがおすすめです。

特に、 AIに構成を作らせる → 人間が確認する → 必要な部分を修正する という流れが有効です。

情報源を整理してから使う

登録する資料そのものに誤りがあれば、 その情報をもとにしたスライドにも問題が生じる可能性があります。

古い資料や信頼性の低い資料を大量に登録するのではなく、 できるだけ信頼できる一次資料を利用しましょう。

スライドの情報量に注意する

AIは情報をたくさん盛り込む傾向があります。

しかし、プレゼンテーションでは、 1枚のスライドに情報を詰め込みすぎると読みづらくなります。

基本的には、 「スライドは要点、詳細は話す」 という考え方が重要です。

NotebookLMとChatGPTの違い

NotebookLMとChatGPTは、どちらもAIを使った情報整理・文章生成に利用できますが、 得意な用途が異なります。

項目 NotebookLM ChatGPT
資料の整理
登録資料を中心とした調査
アイデア出し
文章作成
スライド構成
プレゼン内容のブラッシュアップ
会話による壁打ち

NotebookLMは 「資料を読み込ませて、その内容をもとに整理する」 用途に特に向いています。

一方、ChatGPTは、資料整理だけでなく、文章作成、アイデア出し、 構成改善、プレゼン原稿作成など、より幅広い用途に利用できます。

NotebookLMでスライド作成を効率化するコツ

おすすめは、いきなり完成版を作らせることではありません。

次のような段階を踏むと、より効率的です。

  1. 資料を読み込ませる
  2. 重要ポイントを抽出する
  3. プレゼンの目的を指定する
  4. スライド構成を作る
  5. スライドを生成する
  6. 内容を確認する
  7. 人間が最終調整する

この方法なら、AIに丸投げするのではなく、 AIをスライド制作のアシスタントとして活用できます。

NotebookLMのスライド資料作成がおすすめな人

NotebookLMは、特に次のような人におすすめです。

  • プレゼン資料を頻繁に作る人
  • 社内研修の資料を作る人
  • セミナー講師
  • 営業担当者
  • 学生
  • 大量のPDFを読む必要がある人
  • 調査資料をまとめる機会が多い人
  • AIを使って資料作成を効率化したい人

まとめ

NotebookLMは、資料をAIに読み込ませて情報を整理・分析できる便利なツールです。

スライド資料作成では、 「資料を読み込む → 情報を整理する → 構成を考える → スライドを作成する」 という一連の作業を効率化するために活用できます。

特に重要なのは、単純に「スライドを作って」と指示するのではなく、

  • 誰向けなのか
  • 何を伝えたいのか
  • 何枚程度なのか
  • どのような構成にするのか
  • どの程度の専門知識を想定するのか

を具体的に指示することです。

また、AIが作成したスライドは必ず内容を確認し、 必要に応じて人間が修正しましょう。

NotebookLMを「資料作成を全部任せるツール」ではなく、 「調査・構成・下書きを高速化するAIアシスタント」として使うことが、 効果的な活用方法です。

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