プログラミングスクールカオスマップ(2022年3月版)と、掲載サービスの2026年の運営状況

テックジムが2022年3月に作ったプログラミングスクールのカオスマップでは、サービスを「就転職向け」「キッズ向け」「生涯学習」「動画」「イベント」「マッチング」「無料(人材紹介・SES)」の7つに分けました。2026年10月18日に掲載サービスの公式サイトを確認すると、多くは運営を続けている一方で、法人研修やAI教育へ軸足を移したり、名前を変えたりしたサービスも目立ちます。

この記事は、通学型プログラミングスクール「テックジム」が運営するメディアの記事です。カオスマップ自体は2022年3月時点のもので、その後の変化はこの記事の本文で補っています。

2022年3月版のカオスマップ

プログラミングスクールカオスマップ(2022年3月版)。就転職向け・キッズ向け・生涯学習・動画・イベント・マッチング・無料の7分類

このカオスマップを作ったきっかけは、それまで他社が出していたプログラミングスクールのカオスマップが2020年10月版を最後に更新されていなかったことでした。作ってみて驚いたのは、社会人向けの通学型スクールがほとんど消え、オンラインスクールだらけになっていたことです。サービスそのものがなくなっていたものも少なくありませんでした。

業者の数でいえば就転職向けが最も多く、校舎の数でいえばキッズ向けが最も多い。これが2022年3月時点の概況でした。なお、テックジムは就転職特化でもキッズ向けでもないため「生涯学習」に入れ、Google Apps Scriptのアプリを売買できる「GASスタンド」は「マッチング」に入れています。

7つの分類の考え方

分類 どんなサービスか 選ぶときに見る点
就転職向け エンジニアへの就職・転職をゴールにしたスクール 期間と総額、転職支援の範囲、返金や給付金の条件
キッズ向け 小中高生向けのプログラミング教室 通える教室があるか、教材(Scratch、マインクラフトなど)、月謝
生涯学習 就職を前提にせず、自分のペースで学び続けるサービス 続けやすさ、質問のしやすさ、月額の負担
動画 録画された講座を買って学ぶサービス 買い切りか月額か、質問できるか
イベント 勉強会やセミナーの告知・申込サービス 開催地とテーマ、参加費
マッチング 教えたい人と学びたい人、作り手と使い手をつなぐサービス 手数料、講師やメンターの選び方
無料(人材紹介・SES) 受講料を取らず、就職先の紹介で収益を得るスクール 年齢などの受講条件、紹介先の縛り、途中でやめた場合の扱い

最後の「無料」スクールは、受講者からではなく採用する企業から紹介料を受け取るしくみが一般的です。受講料が無料なのはありがたい反面、紹介される就職先が限られる場合があるので、受講条件と就職先の範囲を必ず公式サイトで確かめましょう。スクールのビジネスモデルの違いは、プログラミングスクールの問題点とは?受講生の「賭け」と採用企業の育成コストで詳しく解説しています。

掲載サービスの2026年10月の状況

カオスマップに載せたサービスについて、2026年10月18日に公式サイトを開き、ページのタイトルや説明文から運営状況と現在の打ち出し方を確かめました。料金や講座内容は変わりやすいので、申し込む前には必ず公式サイトで最新の情報を確認してください。

就転職向け

サービス 2026年10月18日に公式サイトで確認したこと
TECH CAMP(テックキャンプ) 公式サイトは「累計8万人受講のAI教育サービス」と打ち出しており、プログラミングスクールからAI教育サービスへ看板を変えている(tech-camp.in)
DIVE INTO CODE ドメインはそのままで、スクール名は「ディープロ(DPro)」として案内されている(diveintocode.jp)
G’s ACADEMY 公式サイトの名称は「G’s(ジーズ)- BASE for GEEK」で、「旧G’s ACADEMY」と表記されている(g-s.dev)
CodeCamp 「DX人材育成ならCodeCamp」として企業向けのDX・IT研修を軸にしつつ、社会人向け講座と小中学生向けスクールも案内している(codecamp.jp)
GEEK JOB 公式サイトはフリーランスエンジニア向けの案件紹介「GEEK JOB フリーランス」になっている(geekjob.jp)
Aidemy Premium アイデミーの公式サイトは法人向け中心のサービス一覧になっており、個人向けの「Aidemy Premium」は一覧に見当たらなかった(aidemy.net)
AIジョブカレ 法人・団体・学校向けのAI・DX研修、G検定・E資格の取得支援を案内している(aijobcolle.com)
tech boost 「キャリアの幅を広げるテクノロジーコミュニティ」と打ち出している(tech-boost.jp)
テックギーク Shopifyアプリ開発に特化したスクールとして案内している(techgeek-school.com)
TECH STADIUM プログラミング・ゲーム制作を学べるオンラインスクールとして案内している(tech-sta.com)
TechAcademy、RUNTEQ、RaiseTech、デジハリ・オンラインスクール、DataMix、PyQ、Freeks、ZeroPlus、GeekGirlLabo、DMM WEBCAMP いずれも公式サイトが稼働していることを確認(TechAcademy、RUNTEQ、RaiseTech、デジハリ・オンラインスクール、DataMix、PyQ、Freeks、ZeroPlus、GeekGirlLabo、DMM WEBCAMP)

キッズ向け

サービス 2026年10月18日に公式サイトで確認したこと
D-SCHOOL 公式サイトは「デジタネ教室」に移り、小中高校生向けのAI&プログラミングスクールとして案内されている(digitane.jp)
LITALICOワンダー 年長〜高校生向けのプログラミング教室・ロボット教室として案内している(wonder.litalico.jp)
QUREO 小学生向けのプログラミング教室として案内している(qureo.jp)
エドモンド マインクラフトで学ぶ子ども向けプログラミング教室として案内している(edmondo.jp)
ITeens Lab 小中高校生向けのオンラインプログラミング教室として案内している(iteenslab.com)
KidZ8 沖縄(那覇・浦添・ライカム)の子ども向けプログラミングスクールとして案内している(kidz8.okinawa)

生涯学習・動画・マッチング・イベント・無料

分類 2026年10月18日に公式サイトの稼働を確認したサービス
生涯学習 Progate(ドメインは progate.com)、テックジム
動画 Udemy、デイトラ
マッチング MENTA、GASスタンド(GASアプリ売買マーケット)、ストアカ、paiza。Techpitは、運営会社の公式サイトが人的資本管理サービス「SkillDB」を前面に出している
イベント TECH PLAY、connpass、Doorkeeper、こくちーずプロ、Peatix
無料(人材紹介・SES) プログラマカレッジ、0円スクール(ゼロスク)

ストアカで講師として教える側に回る方法は、ITエンジニアがストアカで講師になるにはで解説しています。

今回は公式サイトを確認できなかったもの

次のサービスは、今回の確認では公式サイトにたどり着けなかったか、サイトが一時的に応答しなかったものです。運営をやめたと判断したわけではありません。名前が変わったり、ドメインが移ったりしている可能性もあるので、気になる方はサービス名で検索して最新の公式情報を確かめてください。

  • 就転職向け:Cryptech Academia、WEB食い、ササエル(サイトが503を返した)、本気のパソコン塾(アクセスが拒否された)、Tech Partners College、Code Village(公式SNSは見つかったが公式サイトに接続できなかった)、P.PRO
  • キッズ向け:Swimmy、アンズテック、自考力キッズ、Z会(会社の公式サイトは稼働中だが、プログラミング講座の現状は未確認)
  • 生涯学習:雑食系エンジニアサロン
  • 動画:スキルハックス、1step
  • 無料:CODEGYM、みんスク、Dream Theater、ITCE

4年半で見えた3つの変化

2022年3月と2026年10月を比べると、大きく3つの変化が見えます。

  1. 個人向けから法人向けへ。CodeCamp、アイデミー、AIジョブカレ、Techpitのように、企業研修や人材管理を軸に据えるサービスが増えました。
  2. プログラミングからAIへ。TECH CAMPが「AI教育サービス」を掲げ、デジタネ教室が「AI&プログラミングスクール」と名乗るなど、看板にAIを入れるサービスが目立ちます。
  3. 名前やドメインの変更。DIVE INTO CODEの「ディープロ」、G’s ACADEMYの「G’s – BASE for GEEK」、D-SCHOOLの「デジタネ」のように、ブランドを切り替えた例が複数あります。

カオスマップは、作った時点の業界の地図にすぎません。古いまとめ記事や比較サイトを参考にするときは、そのサービスが今も同じ内容で運営されているかを、公式サイトで確かめる習慣をつけてください。教室選びの判断軸はプログラミング教室の選び方完全ガイドにまとめています。

テックジムについて

カオスマップで「生涯学習」に置いたテックジムは、対面・通学型のプログラミングスクールです。東京本校(永田町)では自分のペースで課題を進め、つまずいたらトレーナーに質問できます。料金は入会金33,000円+月額22,000円で通い放題(学生は月額16,500円)です。まずはテックジムの無料講座一覧にある無料Python講座や、Claude Code講座から試してみてください。

よくある質問

Q. このカオスマップはいつ時点のものですか?

2022年3月時点のものです。掲載サービスの運営状況は、2026年10月18日に公式サイトで改めて確認し、本文の表にまとめています。

Q. 2022年からいちばん大きく変わった点は何ですか?

個人向けのスクールから法人研修やAI教育へ軸足を移したサービスが増えたこと、そしてDIVE INTO CODEがディープロ、D-SCHOOLがデジタネ教室になるなど、名前やドメインを変えたサービスが複数あることです。

Q. 無料のプログラミングスクールはなぜ無料なのですか?

受講者ではなく、卒業生を採用する企業から紹介料を受け取るしくみが一般的だからです。受講条件や紹介される就職先の範囲を、公式サイトで確かめてから申し込みましょう。

Q. 表で「未確認」のサービスは閉校したのですか?

閉校したとは判断していません。今回の確認で公式サイトにたどり着けなかったものを分けて載せています。名前やドメインが変わっている可能性もあるため、サービス名で最新の公式情報を確認してください。

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