スクラッチの次はPython?キッズプログラミング卒業後のスクール選びのポイントとは?
キッズ向けプログラミング教室で絶大に支持されているScratch。
運営している教室の多くは本格的なプログラミングコースを用意していないので、Scratchを卒業した後にどこの教室に通うべきか迷う方も多いかと思います。
そこで、プログラミングを本格的に学びたい方はどのような学習をしていくと良いかを解説します。
目次
■JavaやC言語はハードルが高く多くの挫折者を生み出した
年配の方の中には、大学生のときにJavaやC言語を履修して挫折したという方が非常に多いようですが、最近ではPython言語を推奨する大学が増えているようです。
というのも、Pythonは、もともと教育用プログラミング言語として開発されたという歴史があり、JavaやC言語に比べて学び易いのです。
また、Pythonは多くの研究者に利用され、特に機械学習分野ではPythonが必須言語となっています。
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■学び易いプログラミング言語はPythonかJavaScript
多くのITエンジニアたちが、初心者におすすめな言語としてPythonかJavaScriptをあげます。
どちらも開発現場でよく使う言語ですし、他の言語と比べて学ぶのに比較的簡単な言語という認識があるからでしょう。
ただ、JavaScriptには注意が必要です。というのもJavaScript(通称JS)は、実際には多くのフレームワークや拡張言語があります。
例えば、フレームワークでいえば、AngularJS、Vue.js、React.js、拡張言語ではTypeScriptなどです。
GAS(Google Apps Script)もJSベースのスクリプト言語です。
それぞれに違う書き方があり、実行環境を用意するのが初心者には面倒なところがやや難点といえるでしょう。
その点でいえば、Pythonは「コラボラトリー」という実行環境をグーグルが用意しているので環境構築で躓くということがありません。
■プログラミングスクールはWEB系開発言語が多い理由
上記の通り最初に学ぶべきプログラミング言語は簡単なものが良いはずなのですが、実際のプログラミングスクールでは「PHP」や「Ruby on Rails」を教えていることが多いです。
というのも、WEB系開発エンジニアになることを想定したカリキュラムだからです。
そのために、プログラミング以外のHTMLやCSSの知識や、サーバー環境構築、データベース設計など多くの知識を詰め込む必要であり、キッズ向けスクールと大きな断絶を感じます。
Javaを教えるスクールも同様の理由で、大手企業の業務基幹システムがJavaで作られていることが多く、未だにJavaエンジニアが求められているからです。
このように就転職向けのプログラミングスクールとキッズ向けのプログラミングスクールに大きな隔たりがあります。
Scratchを学習した後に通えるプログラミングスクールが少ないのは、プログラミング教育業界の今後の課題と言えるでしょう。
■Scratchはプログラミング学習の本質をおさえている
Scratchは、初心者が最初に正しい構文の書き方を覚えることなく実行できるところが特徴です。
「とにかく動かしてみる」が根本思想にあり、意図通りに動くまで延々とトライ&エラーを繰り返しする中で学習していきます。
この学習方法は現役のエンジニアの技術習得や開発現場においても理に適ったことなのです。
プログラミングというのは「エラーから始まり、エラーを潰すことでクリアする」というところに本懐があります。
テックジムではサンプルソースを仕様変更するという形でプログラミングを学んでいきます。
それは、まさしく開発現場で現役エンジニアがサービスを作っていく過程と同じなのです。
■Scratch卒業者のスクール選びのポイントとは?
せっかく現役エンジニアと同じようにトライ&エラーの行動力が身についたのに、「授業を聞いて理解してから書いてみる」という従来の学習方法に戻るのは本質から外れているといえるでしょう。これはScratch財団の方達の意図とずれています。
プログラミング学習は「理解」が後で、「書く」が先にあります。何度も書いていくうちに「理解」が後から降りてきます。
それは、まさにScratch学習者がやっていることなのです。
ですので、授業形式(動画視聴形式)や教科書(チュートリアル)を読むことを強要するプログラミングスクールはScratch卒業者には向いてません。
「懇切丁寧に教えてくれる」ということはサービス業としては良いのかもしれませんが、プログラミングを効率よく学ぶことにはつながりません。
自律的にトライ&エラーを実践する、つまり自学自習の力を養うことこそ、プログラミング学習の本質といえます。
IT業界の採用現場でも「授業型スクールの受動的な学習方法」をしている方は現場に入っても伸び悩む方が多いと言われています。
また、できれば現役のエンジニアが講師にいるスクールが良いでしょう。
憧れの職業の人が身近にいることが、技術習得のモチベーションにつながります。
彼らの楽しそうにバグを潰す姿を見れば「プログラミングは本来楽しいもの」ということを改めて認識するのではないでしょうか?
■自走できるエンジニアを育てるテックジムの学習方法とは
「テックジム方式」とは、基礎知識なしでも、座学なしでプログラミングに専念できるように設計されたプログラミングのカリキュラムメソッドです。
優れたエンジニアの多くは、職業訓練学校や研修スクールで学ぶような学び方をしません。 作りたいものを作っていたら、自然に習得できているのです。そして、優れた指導者(メンターや師匠)との出会いがエンジニアとしてのプロフェッショナル性を高めます。
この自発性とプロフェッショナル性を兼ね備えたのが「テックジム方式」です。 授業を聞いたりテキストを読むことで失う時間を、純粋にプログラミング時間に向けることで、習得効率は飛躍的に向上し、モチベーションも維持できます。 その時点で知らなくていい知識や概念を可能な限り削ぎ落とし、知るべきタイミングが訪れた時にはすでに課題を通じて覚えているようなスキル習得の自動化を図ります。
講座で用いるサンプルソースや課題は、最も効率よく学べるように細部に渡って設計されています。 まるで魔法にかかったようにプログラミンスキルが習得できるのが「テックジム方式」の醍醐味です。
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