2026年度 共通テスト「情報I」予想問題
テックジム東京本校では、情報科目の受験対策指導もご用意しております。
目次
2026年度 共通テスト「情報I」予想問題
試験時間:60分 配点:100点
第1問(配点:20点)
問1 情報セキュリティとネットワーク(8点)
a インターネット上で安全にデータをやり取りするために使用される暗号化技術について、最も適切なものを選べ。
① SSL/TLSは、公開鍵暗号方式と共通鍵暗号方式を組み合わせて通信を暗号化する ② 公開鍵暗号方式では、暗号化と復号に同じ鍵を使用する ③ 共通鍵暗号方式では、公開鍵と秘密鍵の2つの鍵を使用する ④ ハッシュ関数は、元のデータを復元できる可逆的な変換を行う
b IPv6アドレスに関する説明として正しいものを選べ。
① IPv6は32ビットのアドレス空間を持つ ② IPv6アドレスは8つの16ビットブロックをコロンで区切って表記する ③ IPv4とIPv6は完全に互換性があり、特別な変換は不要である ④ IPv6のアドレス枯渇問題はIPv4より深刻である
問2 2進数と論理演算(6点)
10進数の157を2進数に変換したものとして正しいものを選べ。また、この2進数で表される数値と2進数11010110のAND演算の結果を10進数で答えよ。
① 10011100, 結果:140 ② 10011101, 結果:148 ③ 10011110, 結果:150 ④ 10011111, 結果:150
問3 データベース(6点)
ある学校の図書管理システムで、以下のようなテーブルがある。
書籍テーブル
| 書籍ID | 書籍名 | 著者名 | 出版年 | カテゴリ |
|---|---|---|---|---|
| B001 | 情報科学入門 | 田中太郎 | 2020 | 情報 |
| B002 | データ分析の基礎 | 佐藤花子 | 2021 | 情報 |
| B003 | プログラミング入門 | 鈴木一郎 | 2019 | 情報 |
| B004 | 日本史概説 | 高橋次郎 | 2022 | 歴史 |
「2020年以降に出版された情報カテゴリの書籍」を抽出するSQL文として正しいものを選べ。
① SELECT * FROM 書籍 WHERE カテゴリ = ‘情報’ AND 出版年 > 2020 ② SELECT * FROM 書籍 WHERE カテゴリ = ‘情報’ OR 出版年 >= 2020 ③ SELECT * FROM 書籍 WHERE カテゴリ = ‘情報’ AND 出版年 >= 2020 ④ SELECT 書籍名 FROM 書籍 WHERE カテゴリ = ‘情報’ AND 出版年 = 2020
第2問A データの活用(配点:15点)
問1 オンラインショッピングサイトのデータ分析
あるオンラインショッピングサイトでは、顧客の購買行動を分析して、商品推薦システムを改善しようとしている。以下のデータが与えられている。
購買データ(一部)
| 顧客ID | 商品カテゴリ | 購入金額 | 購入時間帯 | 評価 |
|---|---|---|---|---|
| C001 | 書籍 | 2500 | 夜 | 5 |
| C001 | 電子機器 | 15000 | 昼 | 4 |
| C002 | 書籍 | 1800 | 朝 | 5 |
| C002 | 衣料品 | 8000 | 夜 | 3 |
| C003 | 電子機器 | 25000 | 昼 | 5 |
このデータから、「夜の時間帯に購入された商品の平均購入金額」を求めたい。次のプログラムの空欄【ア】【イ】に入る適切な値を答えよ。
合計 = 0
件数 = 0
各行について:
もし 購入時間帯 = "夜" ならば
合計 = 合計 + 【ア】
件数 = 件数 + 1
を実行
平均 = 合計 ÷ 件数
① 【ア】購入金額 平均 = 5250円 ② 【ア】評価 平均 = 4.3 ③ 【ア】購入金額 平均 = 4100円 ④ 【ア】顧客ID 平均 = 計算不可
問2 相関分析
次のグラフは、「購入金額」と「評価」の関係を示したものである。
評価
5 | ● ●
4 | ●
3 | ●
2 |
1 |
+---------------
0 10000 20000 (円)
このデータから読み取れる最も適切な分析結果を選べ。
① 購入金額が高いほど評価が高くなる強い正の相関がある ② 購入金額と評価の間には明確な相関関係は見られない ③ 購入金額が高いほど評価が低くなる負の相関がある ④ 購入金額が1万円を超えると評価が急激に上昇する
第2問B モデル化とシミュレーション(配点:15点)
問1 待ち行列シミュレーション
ある病院の受付システムで、患者の待ち時間を短縮するために、受付窓口の最適な数を検討している。以下の条件でシミュレーションを行う。
条件
- 1時間あたり平均30人の患者が来院する
- 1人の患者の受付にかかる平均時間は1.5分
- 現在の窓口数は2つ
窓口が2つの場合、1時間で処理できる患者数を計算せよ。
① 30人 ② 40人 ③ 60人 ④ 80人
問2 シミュレーション結果の分析
次のグラフは、窓口数を変えたときの「平均待ち時間」をシミュレーションした結果である。
平均待ち時間(分)
20 | ●
15 | ●
10 | ●
5 | ●
0 +---●-----------
1 2 3 4 5 窓口数
この結果から、最も適切な判断を選べ。
① 窓口数を増やせば必ず待ち時間が短縮されるため、5つにすべき ② 窓口数が3つを超えると待ち時間の短縮効果が少なくなる ③ 窓口数が1つでも十分に対応できる ④ 窓口数と待ち時間には比例関係がある
第3問 コンピュータとプログラミング(配点:25点)
問1 配列とアルゴリズム
ある学校で、生徒の5教科のテスト結果を管理するプログラムを作成している。以下の配列に各生徒の得点が格納されている。
生徒A: 点数 = [80, 75, 90, 85, 70]
生徒B: 点数 = [60, 65, 70, 75, 80]
生徒C: 点数 = [90, 95, 85, 90, 88]
次のプログラムは、各生徒の平均点を計算し、最高平均点を求めるものである。空欄【ア】〜【エ】に入る適切な値を答えよ。
最高平均 = 0
生徒リスト = [生徒A, 生徒B, 生徒C]
各生徒について:
合計 = 0
各点数について:
合計 = 合計 + 【ア】
平均 = 合計 ÷ 【イ】
もし 平均 > 【ウ】 ならば
最高平均 = 【エ】
を実行
最高平均を表示
① 【ア】点数 【イ】5 【ウ】最高平均 【エ】平均 ② 【ア】生徒 【イ】3 【ウ】平均 【エ】最高平均 ③ 【ア】点数 【イ】生徒数 【ウ】最高平均 【エ】合計 ④ 【ア】合計 【イ】5 【ウ】0 【エ】平均
問2 探索アルゴリズム
1から100までの整数が昇順に格納された配列から、特定の値を探索する場合、「線形探索」と「2分探索」の比較について正しい説明を選べ。
① 線形探索の方が常に高速である ② 2分探索を使用する場合、配列がソートされている必要がある ③ 2分探索の計算量はO(n)である ④ 線形探索では配列の最初の要素から順に比較する必要がない
問3 プログラムの読解
次のプログラムは、ある処理を行うものである。変数xに12、yに18を入力したとき、出力される結果を答えよ。
x, y を入力
もし x < y ならば
x と y を入れ替え
を実行
繰り返し y ≠ 0 の間:
r = x を y で割った余り
x = y
y = r
を繰り返す
x を出力
① 6 ② 12 ③ 18 ④ 2
第4問 情報通信ネットワークとデータの活用(配点:25点)
問1 統計的データ分析
ある高校で、生徒100人の通学時間(分)を調査した結果が以下のヒストグラムで示されている。
人数
40 | ■■■■
30 | ■■■■■■■■
20 |■■■■■■■■■■■■
10 |■■■■■■■■■■■■■■■■
0 +------------------------
0 20 40 60 80 通学時間(分)
このデータについて、以下の問いに答えよ。
a 中央値が含まれる階級を選べ。
① 0〜20分 ② 20〜40分 ③ 40〜60分 ④ 60〜80分
b このデータの平均値として最も適切な推定値を選べ。
① 約25分 ② 約35分 ③ 約45分 ④ 約55分
問2 データの可視化
ある商品の月別売上データを分析する際、最も適切なグラフの種類を選べ。
データ:1月から12月までの各月の売上金額(時系列データ)
① 円グラフ ② 散布図 ③ 折れ線グラフ ④ ヒストグラム
問3 機械学習の基礎
以下のデータは、過去の天候と翌日のイベント参加者数の関係を示している。
| 天候 | 気温(℃) | 参加者数 |
|---|---|---|
| 晴れ | 25 | 150 |
| 晴れ | 28 | 180 |
| 曇り | 22 | 100 |
| 雨 | 18 | 50 |
| 雨 | 20 | 60 |
この学習データから、「晴れ、気温27℃」の日の参加者数を予測する場合、最も適切な考え方を選べ。
① 過去のすべての平均をとり、108人と予測する ② 天候が「晴れ」のデータの平均をとり、165人と予測する ③ 気温が最も近い「晴れ、28℃」のデータから、約180人と予測する ④ データが不足しているため予測できない
解答と配点
第1問(20点)
- 問1 a: ① (4点)
- 問1 b: ② (4点)
- 問2: ② (6点)
- 問3: ③ (6点)
第2問A(15点)
- 問1: ① (8点)
- 問2: ② (7点)
第2問B(15点)
- 問1: ④ (7点)
- 問2: ② (8点)
第3問(25点)
- 問1: ① (10点)
- 問2: ② (7点)
- 問3: ① (8点)
第4問(25点)
- 問1 a: ② (7点)
- 問1 b: ② (6点)
- 問2: ③ (6点)
- 問3: ② (6点)
解説のポイント
第1問の解説
問1 a: SSL/TLSは、最初に公開鍵暗号方式で共通鍵を安全に交換し、その後は共通鍵暗号方式で高速に通信を暗号化します。
問1 b: IPv6は128ビットのアドレス空間を持ち、8つの16ビットブロックを16進数で表記します。
問2: 157を2進数に変換すると10011101です。10011101とAND演算を行うと、共通して1のビットのみが残ります。
第3問の解説
問3: このプログラムはユークリッドの互除法で最大公約数を求めています。12と18の最大公約数は6です。
第4問の解説
問3: 機械学習の基本的な考え方として、予測対象に最も条件が近い学習データを参考にします。「晴れ」のデータの平均を使う方法が実用的です。
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