輝け!!AI・ロボット糞PoC大賞 2019を大発表 パート1

皆さま!さぁ、やってまいりました。「輝け!!AI・ロボット糞PoC大賞 2019」。今年はどんな糞PoCが選ばれたのでしょうか?本当に楽しみですね。さて、PoCとは、何でしょうか?Wikipediaによりますと、

概念実証(がいねんじっしょう、英: Proof of concept、ポック、ピーオーシー)は、新たな概念やアイデアの実現可能性を示すために、簡単かつ不完全な実現化(または概要)を行うこと。あるいは原理のデモンストレーションによって、ある概念や理論の実用化が可能であることを示すこと。

とのこと。ようは、実験、お試しですね。

また、民明書房大全によりますと、

1 日本固有の行為。一般的には意思決定ができないサラリーマン、公務員が、行う自慰のようなもの。

2 大企業サラリーマン、または、公務員と、ベンチャーの間に行われる金銭授受の建前、名目。

3 一過性のイベント。定常、恒久な事業として行われることが決してない。

ふむふむ。なるほど。納得。自慰とな。まぁ、暇なサラリーマンの仕事している感の演出みたいなものなのですね。

それでは、いろんなAI・ロボットの実証実験をぶった切っていきたいと思います。公的機関の公的資金を使ったものも多いので、一人の市民、納税者としても楽しみです。

20週で240本動画アップ。チャンネル登録400名となりました。IT起業家対談番組「フーテンのグラさん」

【最高】東京都×NTTデータの「Tokyo Robot Collection」【予算2億円】

この「糞PoC大賞」は突っ込みたい企画に枚挙がございません。公平にすべく、Google先生「ロボットAI 実証実験」とぶちこんで、上から適当に突っ込むというスタイルをとりました。その中、いきなりの大物です。これだけで、1本記事書けるじゃないかというくらい素晴らしいPoCだ!!

当件のサイトはこちら。http://www.tokyo-robottech.tokyo/

まぁ、東京都としては、垢抜けた感じの見栄え。

「未来は東京で創られる。」

いいですね、なかなかいいキャッチコピーじゃないですか。小池百合子様もご承認されたのかしら。

そして、今時な感じで、YouTubeに動画があって、Twitterアカウントがあって情報発信がされていて、Instagramで、写真を拡散と。

素晴らしい、糞感ゼロ。と思いきや大間違い。突っ込みどころしかないです。

  1. YouTubeの動画再生回数:400回
  2. Twitterのフォロワー数:45人。投稿にはいいねも、コメントも激少。
  3. Instagramのフォロワー数:5人。

きっと、企画書には、『ソーシャルメディアなどを用いた情報拡散を行い都民への情報発信を行います』とか書いてあるのですよ、きっと・・・。いや、きつい結果です。

そして、サイトの下部に記載されているのが、当件の運営会社。

「株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所 情報未来イノベーション本部」

「本事業」の中をみると、「平成31年度先端テクノロジーショーケーシング業務委託」との言葉が。

ふむふむ。

http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2019/07/12/02.html

ここに記載されている内容だな。

【ぼったくり?】ちゃんとお金をロボットに払っています?

むむ。この図臭い。

ロボット事業者に対して、実証フィールドを無償提供となっているじゃないですか!!

ようは、この意味は、ロボット会社はタダで場所が使えるのだから、自腹でロボット持ち込んで、ロボットを動かせっていうことになるわけです。

実際、この企画に参加した方々から「タダ働き」と聞けています。

しかし、胴元のNTTデータが、Twitterアカウントが45人しかフォローされない友達のいない引きこもり。ちゃんとプロモーションできているのか心配ですね・・・。

さて、東京都がこの件に、いくらNTTデータに支払っているかも気になりますね。

たぶん、これの96P。

http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2019/01/25/documents/01_06.pdf

「東京2020⼤会に向けた先端テクノロジーのショーケーシング㉛2億円(新規)  東京2020⼤会を⾒据えて、ロボットの社会実装を⾒据えた実証実験を推進するとともに、ロ ボット分野等の先端テクノロジーのPRを実施。」

はい、2億円ですね。2億円かけたのだ、これに。どんなけ、NTTデータは抜いて、下請け、孫請けに投げているのでしょうか。ロボット会社の取り分はゼロらしいのに。

「実証レポート」というのもありますが、今後はここに期待ですね。2億円も都税使って、ロボット会社にタダ働きを強いたのだから、きっと、都民にもロボット業界にも有益なレポートが、NTTデータの素晴らしい作文力によって、アップされることでしょう。

いかん、いかん。肝心な実証実験の様子をもっと記載しないと。

【25社も巻き添え】東京都×JR 案内AIみんなで育てようプロジェクト【育児放棄疑惑】

先述の「Tokyo Robot Collection」の枠組みで行われたのが、こちら。「案内AIみんなで育てようプロジェクト(フェーズ2)」(https://www.jreast.co.jp/press/2019/tokyo/20190618_to01.pdf

JR東日本の駅などの施設で、ロボットや、サイネージなどで、駅周辺案内を行うのがこの企画。7月22日に品川駅で一堂に集めたセレモニーをやって、その後、各駅で実証実験開始という。いちいち、こんなの見に行くのが面倒なので、ググって記事書こうとしましたが、セレモニーの記事は数本あったけど、実証実験そのものはないのでやんの、さすが、Twitterフォロアー数45人。仕方ない、こんな糞サイトの糞コラムだが、時間をかけてする仕事ではないが都心まで見に行くか。

はい、見にきました。山の手線ぐるぐるしました。だれも、使っていません。これでは、AIも育ちません。これは、一種のAI・ロボットに対する虐待、ネグレクトではないか?

【社会問題】なぜ、AI・ロボットの育児放棄が生まれるか?【ダメ絶対】

しかし、どの駅の展示も散々。筐体の上に、空いたスタバのカップが捨てられていたりする。これはかなり、悲しい。最終品質がひどいのが多い。中にはまともなのもあるが。

とくに、悲しいのが、動くはずのロボットを動かしていないケース。固定しているケースなどもある。ロボットに対する緊縛というか、拘束というか。かなりのサディスティックな嗜好なの持ち主でないとできないことが平然として行われている。たしかに、これでは、魅力半減。みんなで育てるという気持ちがわかなくなる。

それ以外にもそもそもの企画が悪い。スマートフォンが当たり前の時代に、スマートフォンで見られるコンテンツしかない。駅周辺のグルメ情報や乗り換えなど。これでは使うモチベーションはまったくわかないのは当然。

【小池百合子】竹芝夏ふぇすで都知事がロボットたこ焼きを食らう【たこ焼き】

「Tokyo Robot Collection」の枠組みで行われたプロジェクトの第二弾。竹芝夏ふぇす TAKESHIBA Seaside Music & Diningでのロボット展示。https://takeshiba-am.com/topics/904/

そう、竹芝客船ターミナルと言えば、東京湾納涼船が出航する港。この納涼船は、浴衣の女子大生が入れ食いできることで有名なナンパ船。この夜も女子大生がナンパ男にナンパされ、お持ち帰りされているにもかかわらず、ロボットを使ったPoC(≒オナニー)が、大々的に行われたというのである。

なんと、そんな酒池肉林な桟橋に、我らが百合子様が来場したというではないか。

しかも、ロボットが焼いたたこ焼きまで食べるという大サービスぶり。

【がちホラー】ドイツからやってきたロボットがただ怖い【夢に出る】

JR東日本は5月15日、Deutsche Bahn AG(ドイツ鉄道)との技術交流の一環として、ご案内ロボットのPoCを共同で実施。わざわざ、ドイツからご苦労なお話です。SEMMIが子供を泣かせずにドイツの帰ったのかどうかが気になります。

【バズワード】5Gでロボットで、ドローンでAIな実証実験【全部入り】

https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2019/08/19/3963.html

こちらによると、セコムとKDDIがスタジアムの警備に、バスワード全部入りで成功したとのこと。タイミング的には、オリンピック向けのアピールですね。

警備ロボットを警備する人。勤労の鏡。

【会津大学】報告書がちゃんとしている「人とロボットの共生」【OGC】

単科大学なのにuniversityなので有名な会津大学と、一般社団法人オープンガバメント・コンソーシアム(OGC)のAI・ロボット分科会が、ロボット技術、AI、IoTを利活用し「人とロボットの共生」を目指して行ったPoC。

内容はともかく、ちゃんと報告書を出しているところが偉い。

https://ogc.or.jp/article/4237

実証実験なんぞ、糞で、オナニーなことは間違いない。しかし、どうだったかを後世に残す姿勢がいいじゃないですか。会津ぽい。なんか、セレモニーだったり、メディア受けを狙った糞PoCが多い中、アカデミックなら、アカデミックらしい姿勢でやるというのはそれはそれで価値がある。

P8のまとめのページなどは、もっともなことがいっぱい書いてある。

◆ロボットサービス実現に向けた研究

・外部情報(空間情報、環境情報 )をロボットへフィードバックする仕組み

・ロボットの制御情報などをプラットフォームから動的に⼊れ替える仕組み

ただ、ロボットを単体で動かして、よがっている段階から、空間の中におけるロボットとはという考察に踏み込めたことはいい気づきではないでしょうか。

まとめ

今回も時間が足りません。もっと、ぶった切りたいPoCがいっぱいググって見つかっております。羽田空港のとか、成田空港のとか。しかし、こういう、糞PoCは、誰も現場で品質に突っ込まないのかね。自分とか、職業ライターとして、数字が出なければクビになるだけ。JRのPoCなどは、少なくても、東京都、NTTデータ、JR東、そこにロボットを供出した人たち、コンテンツを提供した人たちとかがいるはず。誰も、「これまずくないか?」って、声に出さないから、あんな仕上がりなのでしょうね。逆にプレイヤーが多すぎて、誰もなにも言えなくなくなるのでしょうか。フリーランスにはわかりません。

輝け!!AI・ロボット糞PoC大賞 2019を大発表 パート2にご期待!

バイバイキーン

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