新海誠監督作品 総武線沿線ロケ地完全ガイド【2025年版】聖地巡礼スポット徹底解説

はじめに｜総武線と新海誠作品の深い関係

新海誠監督作品は、その圧倒的な映像美と丁寧な背景描写で多くのファンを魅了しています。特にJR総武線沿線は、新海作品の重要な舞台として数多くの名シーンで登場し、聖地巡礼の人気スポットとなっています。

総武線は東京都心を東西に貫く重要な路線で、新宿・四ツ谷・信濃町・千駄ヶ谷・代々木などの駅周辺が新海作品の舞台として描かれています。本記事では、総武線沿線の新海誠作品ロケ地を駅別に詳しく解説し、効率的な聖地巡礼ルートもご紹介します。

総武線沿線 新海誠作品ロケ地マップ

主要ロケ地一覧

• 信濃町駅：『君の名は。』歩道橋、聖徳記念絵画館
• 千駄ヶ谷駅：『言の葉の庭』ホーム、新宿御苑アクセス
• 四ツ谷駅：『君の名は。』赤坂口前広場、須賀神社への起点
• 新宿駅：『君の名は。』『天気の子』『秒速5センチメートル』複数作品
• 代々木駅：『君の名は。』4番線ホーム、『秒速5センチメートル』周辺

駅別詳細ロケ地ガイド

信濃町駅周辺【君の名は。の聖地】

信濃町駅歩道橋

作品：『君の名は。』
登場シーン：瀧と奥寺先輩が会話した場所、三葉も訪れるシーン
アクセス：JR中央・総武線信濃町駅すぐ

駅前の歩道橋です。瀧と奥寺先輩が話した場所。三葉も訪れる。この歩道橋は作品の重要なシーンで登場し、多くのファンが訪れる人気スポットです。

聖徳記念絵画館

作品：『君の名は。』
登場シーン：瀧たちの下校シーンの背景
アクセス：JR中央・総武線信濃町駅から徒歩5分

瀧たちの下校シーンの背景に映る建物は、JR信濃町駅すぐの神宮外苑にある「聖徳記念絵画館」。建物自体が国の重要文化財に指定されているこの美術館は、新海作品の背景として美しく描かれています。

ドコモタワー（信濃町駅から）

登場シーン：瀧と奥寺先輩が歩道橋で別れた後、電話をする前に出てくるカット。JR信濃町駅からドコモタワーを臨む。縦型の一方通行の標識が印象的。

見どころ：信濃町駅周辺からの特徴的な角度でドコモタワーを見ることができ、作品の象徴的なシーンを再現できます。

千駄ヶ谷駅周辺【言の葉の庭の聖地】

千駄ヶ谷駅ホーム

作品：『言の葉の庭』
登場シーン：雪野百香里が通勤中に新宿御苑へ行こうと決意した場所
注意点：JR総武線「千駄ヶ谷駅」は2016年に全面的に改装されてしまい、作中の雰囲気とは大きく変わっている

八幡前架道橋

作品：『言の葉の庭』
登場シーン：千駄ヶ谷駅から新宿御苑へ向かう道
特徴：徒歩で向かうとJRの線路をくぐるように道路が交差していて、緩やかなカーブと坂で見通しが悪い

新宿御苑（千駄ヶ谷門）

作品：『言の葉の庭』
重要度：★★★★★（最重要聖地）
アクセス：JR総武線「千駄ヶ谷駅」で降りて千駄ヶ谷門から入園して向かうのがオススメ。これが約10分で到着できる最短経路となる

主要スポット：

• 東屋（四阿）：タカオとユキノが出会った最重要スポット
• 藤棚：二人が心を通わせた場所
• 太鼓橋：タカオが渡る印象的なシーン
• 旧御凉亭（台湾閣）：目印となる歴史的建造物

四ツ谷駅周辺【君の名は。の聖地】

四ツ谷駅赤坂口前広場

作品：『君の名は。』
登場シーン：『君の名は。』聖地巡礼の旅の始まりはJR四ツ谷駅の赤坂口前広場から
特徴：聖地巡礼の出発点として人気

須賀神社への起点

アクセスルート：四ツ谷駅から須賀神社まで徒歩約10分
重要性：『君の名は。』ラストシーンの舞台である須賀神社への最寄駅の一つ

代々木駅周辺【複数作品の聖地】

代々木駅4番線ホーム

作品：『君の名は。』
登場シーン：物語の後半、三葉に再度入れ替わった瀧の回想シーンの中で登場する。瀧に会うために東京に来た三葉だが、都内を半日探し歩いても瀧を見つけられず、このホームのベンチで途方に暮れていた

参宮橋周辺（代々木から徒歩圏内）

作品：『秒速5センチメートル』
主要スポット：

• 参宮橋踏切（1号踏切）：貴樹と明里が来年も桜を見る約束をする踏切
• 参宮橋3号踏切：ラストシーンでは先程の踏切とは違い、参宮橋駅と代々木八幡駅との真ん中くらいにある、青少年センター前交差点の前にある踏切が登場
• 参宮橋公園：二人が遊んだ場所
• 代々木八幡宮：ここは明里が野良猫のチョビを愛でる場所

新宿駅周辺【多数作品の聖地】

南口・サザンテラス

作品：『君の名は。』『天気の子』
登場シーン：都会の象徴として度々登場
特徴：瀧に会うために東京に来た三葉だが、都内を半日探し歩いても瀧を見つけられずこのエリアも探索場所として描かれている

新宿御苑（新宿門）

作品：『言の葉の庭』
特徴：秋月孝雄が新宿御苑を入った門はJR「新宿駅」から向かうと5分ほどの場所にある「新宿御苑新宿門」

効率的な聖地巡礼ルート提案

【1日コース】総武線沿線新海誠聖地巡礼

ルート1：君の名は。中心コース

1. 四ツ谷駅（赤坂口前広場）→ 須賀神社（徒歩10分）
2. 信濃町駅（歩道橋、聖徳記念絵画館）
3. 新宿駅（南口・サザンテラス）
4. 代々木駅（4番線ホーム）

ルート2：言の葉の庭中心コース

1. 千駄ヶ谷駅（ホーム、八幡前架道橋）
2. 新宿御苑（千駄ヶ谷門→東屋→藤棚→新宿門）
3. 新宿駅周辺（新宿高校、甲州街道）

ルート3：秒速5センチメートル中心コース

1. 新宿駅→ 参宮橋駅（小田急線乗り換え）
2. 参宮橋周辺（公園、1号踏切、電話ボックス）
3. 代々木八幡宮
4. 参宮橋3号踏切

【半日コース】手軽な聖地巡礼

千駄ヶ谷駅発着コース（所要時間：3-4時間）

1. 千駄ヶ谷駅ホーム撮影
2. 八幡前架道橋
3. 新宿御苑（千駄ヶ谷門→東屋→藤棚）
4. 千駄ヶ谷駅へ戻る

聖地巡礼の注意点とマナー

撮影時の注意

1. 住宅街では静かに：特に参宮橋周辺は住宅街のため騒音に注意
2. 交通安全：踏切や駅ホームでの撮影は列車接近に注意
3. 私有地立ち入り禁止：許可なく私有地に入らない
4. 環境保護：ゴミは持ち帰り、自然を保護する

各施設の利用情報

新宿御苑

• 入園料：一般（大人）500円の入園料が必要（現金か交通系ICカードでの支払い）
• 休園日：毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌平日)は休園日
• 開園時間：朝9時から開園しているが閉園時間は10月～3月は16時30分まで、7～8月は19時まで、それ以外は18時まで

2025年最新情報

秒速5センチメートル実写化

2025年10月10日に松村北斗主演で実写映画化公開予定のため、参宮橋周辺の聖地への注目度がさらに高まっています。

新海誠監督の最新動向

2024年は、僕にとっては新作映画のために費やした一年でした。まだ誰も観たことのない新しい世界を、仲間たちとゼロから積み上げていくのは強い喜びです。今年は何らかの形でお知らせできるようにがんばりますと新海監督がコメントしており、新作発表も期待されています。

アクセス情報

総武線各駅へのアクセス

• 新宿駅：JR山手線・中央線・総武線、私鉄各線
• 代々木駅：JR山手線・総武線
• 千駄ヶ谷駅：JR総武線
• 信濃町駅：JR総武線
• 四ツ谷駅：JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線・南北線

最寄り駅からの所要時間

• 新宿御苑：千駄ヶ谷駅から徒歩5分、新宿駅から徒歩10分
• 須賀神社：四ツ谷駅から徒歩10分、信濃町駅から徒歩12分
• 参宮橋周辺：参宮橋駅（小田急線）から徒歩5分

まとめ

JR総武線沿線は、新海誠監督作品の重要な舞台として数多くの名シーンで登場する聖地の宝庫です。特に『君の名は。』の信濃町駅周辺、『言の葉の庭』の千駄ヶ谷駅・新宿御苑、『秒速5センチメートル』の代々木・参宮橋周辺は必見のスポットです。

2025年の『秒速5センチメートル』実写化を機に、さらに注目度が高まることが予想されます。総武線は都心を貫く便利な路線のため、一日で複数の聖地を効率よく巡ることができます。

新海誠作品の美しい世界観を実際に体感できる総武線沿線の聖地巡礼。マナーを守って、作品の感動を改めて味わってみてください。作品を見返してから訪れると、より一層深い感動を得られることでしょう。

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