Pythonのバージョン確認方法|Windows・Mac・Linuxで確認するコマンドを解説

Pythonを使っていると、「今インストールされているPythonのバージョンを確認したい」「Python 3.11と3.12のどちらを使っているかわからない」といった場面があります。

Pythonでは、ターミナルやコマンドプロンプトから簡単なコマンドを実行するだけでバージョンを確認できます。

この記事では、Windows・Mac・LinuxでPythonのバージョンを確認する方法から、複数のPythonがインストールされている場合の確認方法、pipや仮想環境のバージョン確認まで初心者向けに解説します。


Pythonのバージョン確認方法

最も基本的な確認方法は、ターミナルやコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行することです。

python --version

または、

python -V

実行すると、例えば次のように表示されます。

Python 3.12.6

この場合、インストールされているPythonのバージョンは3.12.6です。

python --versionとpython -Vの違い

基本的にはどちらを使っても構いません。

python --version

と

python -V

は、どちらもPythonのバージョンを確認するためのコマンドです。


MacでPythonのバージョンを確認する方法

Macでは、ターミナルを開いて次のコマンドを実行します。

python3 --version

または、

python3 -V

例えば、

Python 3.12.5

と表示されれば、Python 3.12.5が利用できます。

なぜMacではpython3を使うの?

Macでは、Python 2とPython 3を区別するため、python3というコマンドを使用するケースが一般的です。

そのため、以下のように確認するとよいでしょう。

python3 --version

もし、

python --version

を実行してもPythonが見つからない場合は、

python3 --version

を試してください。


WindowsでPythonのバージョンを確認する方法

Windowsでは、コマンドプロンプトやPowerShellを開いて、次のコマンドを実行します。

python --version

例えば、

Python 3.12.6

と表示されます。

Windows環境によっては、pyコマンドを使うこともできます。

py --version

例えば、

Python 3.12.6

と表示されます。


pythonでバージョンが確認できない場合

Pythonをインストールしたはずなのに、

'python' is not recognized as an internal or external command

などのエラーが表示されることがあります。

Macの場合は、

zsh: command not found: python

などと表示されることがあります。

この場合は、Pythonがインストールされていないか、Pythonへのパスが設定されていない可能性があります。

Macなら、

python3 --version

を試してください。

Windowsなら、

py --version

を試してみましょう。


Pythonの実行ファイルの場所も確認する

Pythonのバージョンだけでなく、どのPythonが実行されているのかを確認することも重要です。

複数のPythonをインストールしている場合、思っていたPythonとは別のPythonが実行されていることがあります。

Mac・Linux

以下を実行します。

which python3

例えば、

/usr/bin/python3

と表示されます。

Windows

コマンドプロンプトでは、

where python

を実行します。

例えば、

C:\Users\user\AppData\Local\Programs\Python\Python312\python.exe

のように表示されます。


Pythonの詳細なバージョン情報を確認する

より詳しい情報を確認したい場合は、Pythonを起動して以下を実行します。

import sys
print(sys.version)

例えば、

3.12.6 (main, Aug  1 2024, 12:00:00) [Clang ...]

のように表示されます。

さらに、バージョン番号をプログラムから取得する場合は、

import sys
print(sys.version_info)

とします。

例えば、

sys.version_info(major=3, minor=12, micro=6, releaselevel='final', serial=0)

と表示されます。


詳しくは「Python sys.versionとは?Pythonのバージョンを確認する方法」で解説しています。

Pythonのバージョン番号の見方

Pythonのバージョンが、

Python 3.12.6

だった場合、それぞれ次のような意味があります。

数字 意味
3 メジャーバージョン
12 マイナーバージョン
6 パッチバージョン

つまり、

3.12.6 = Python 3系・12番目のマイナーバージョン・6回目のパッチ

と考えることができます。


複数のPythonがインストールされている場合

パソコンによっては、複数のPythonがインストールされていることがあります。

例えば、

  • Python 3.10

  • Python 3.11

  • Python 3.12

が同時にインストールされているケースです。

この場合、単純に、

python --version

と実行しただけでは、どのPythonが使われているのかわかりにくいことがあります。

Windowsでは、

py -0p

を使うことで、インストールされているPythonを確認できます。

環境によって表示内容は異なりますが、複数のPythonが存在することを確認できます。


特定のPythonバージョンを確認する

WindowsのPython Launcherでは、例えばPython 3.11を指定して、

py -3.11 --version

と確認できます。

Python 3.12なら、

py -3.12 --version

です。

これにより、複数のPythonがインストールされている環境でも、それぞれのバージョンを確認できます。


仮想環境のPythonバージョンを確認する

Python開発では、venvなどを利用して仮想環境を作ることがあります。

例えば、

python3 -m venv .venv

で仮想環境を作成し、その環境を有効化します。

仮想環境を有効化した状態で、

python --version

を実行すると、現在の仮想環境で使用されているPythonのバージョンを確認できます。

これは非常に重要です。

パソコン全体で使用しているPythonと、仮想環境で使用しているPythonのバージョンが異なることがあるからです。


pipのバージョンとPythonのバージョンを確認する

Pythonでは、パッケージ管理ツールとしてpipを利用します。

pipのバージョンを確認するには、

pip --version

を実行します。

例えば、

pip 24.x.x from ... (python 3.12)

のように表示されます。

ここでpython 3.12などと表示されれば、そのpipがどのPythonに紐づいているかも確認できます。

より確実に確認するなら、

python -m pip --version

がおすすめです。

Macでは、

python3 -m pip --version

とします。


pythonとpython3のバージョンが違う場合

環境によっては、

python --version

と

python3 --version

で異なるバージョンが表示されることがあります。

例えば、

$ python --version
Python 3.10.12

$ python3 --version
Python 3.12.6

というケースです。

これは、pythonとpython3が異なるPython実行ファイルを指している可能性があります。

この場合は、

which python
which python3

などを使って、それぞれの実行ファイルの場所を確認すると原因を特定しやすくなります。


Pythonのバージョン確認でよくある問題

python: command not found

MacやLinuxで、

python: command not found

と表示される場合があります。

この場合は、

python3 --version

を試してみましょう。


WindowsでpythonがMicrosoft Storeに誘導される

Windowsでは、pythonコマンドを実行した際にMicrosoft Storeが開くことがあります。

Pythonのインストール状況やWindowsの「アプリ実行エイリアス」の設定などを確認する必要があります。

まずは、

py --version

を試すのも一つの方法です。


バージョンが古い

Pythonのバージョンを確認した結果、

Python 3.8.x

など、古いバージョンが表示される場合があります。

使用するライブラリや教材によって必要なPythonバージョンが異なるため、開発を始める前に確認しておくことをおすすめします。

ただし、新しいバージョンに変更すれば必ずよいというわけではありません。

既存のプロジェクトでは、使用しているライブラリとの互換性を確認することが重要です。


Pythonのバージョン確認コマンドまとめ

OSごとの基本的なコマンドをまとめると、以下の通りです。

確認内容 Windows Mac・Linux
Pythonのバージョン python --version python3 --version
短縮形 python -V python3 -V
Python Launcher py --version ―
実行ファイルの場所 where python which python3
pipのバージョン python -m pip --version python3 -m pip --version
詳細情報 python -c "import sys; print(sys.version)" python3 -c "import sys; print(sys.version)"

Pythonのバージョン確認は最初に覚えておきたい基本操作

Pythonを学習したり、プログラムを開発したりする際には、自分が現在どのPythonを使っているのかを確認する習慣をつけることが大切です。

特に、

  • Pythonを複数インストールしている

  • 仮想環境を利用している

  • Macでpythonとpython3を使い分けている

  • Windowsでpyコマンドを利用している

  • ライブラリのインストールでエラーが発生した

といった場合には、Pythonのバージョン確認が問題解決の第一歩になります。

まずは、

python --version

Macなら、

python3 --version

を実行して、現在のPythonバージョンを確認してみましょう。


よくある質問(FAQ)

Pythonのバージョン確認コマンドは?

基本的には、

python --version

です。

Macなどでpythonコマンドが使えない場合は、

python3 --version

を使用します。

Python 3のバージョンを確認するには?

python3 --version

を実行します。

Windowsでは、

py --version

でも確認できます。

Pythonのバージョンをプログラムから確認するには?

sysモジュールを利用できます。

import sys

print(sys.version)

バージョン番号を個別に取得する場合は、

import sys

print(sys.version_info.major)
print(sys.version_info.minor)
print(sys.version_info.micro)

とします。

pipがどのPythonを使っているか確認するには?

次のコマンドがおすすめです。

python -m pip --version

Macの場合は、

python3 -m pip --version

とします。

Pythonを複数インストールしている場合はどうすればいい?

まず、

python --version
python3 --version
py --version

などを確認し、それぞれのPython実行ファイルの場所も調べます。

Windowsなら、

where python

Mac・Linuxなら、

which python3

を使えます。


まとめ

Pythonのバージョン確認は、Python初心者でも最初に覚えておきたい基本操作です。

最も基本的なコマンドは以下です。

Windows

python --version

または、

py --version

Mac・Linux

python3 --version

さらに、複数のPythonがインストールされている場合は、whichやwhereで実行ファイルの場所を確認すると、現在どのPythonを利用しているのかを把握できます。

Pythonの学習や開発でエラーが発生したときも、まずPythonのバージョンを確認することを習慣にしておくと、原因を特定しやすくなります。


sysの関連記事

プログラミング学習に興味がある方は、まずは無料体験会へ

無料体験会・お申し込みはこちら