【頼られるCTOとは?】パフォーマンスをあげるチームには尊敬・感謝・賞賛の三拍子が揃っている。
目次
- 1 なぜCTOを目指すとキャリアが広がるのか?
- 2 いいCTOと悪いCTOではどのくらいパフォーマンスが違うのか?
- 3 CTOが会社の経営判断に影響を与えた事例は?
- 4 CTOとして開発フローの改善はどのようにやるのか?
- 5 会社のミッションや経営計画とCTOの関わり方
- 6 トラブル時のCTOのあり方
- 7 エンジニアのモチベーションアップの秘訣は?
- 8 CTOに求められる能力とは?
- 9 エンジニアのマネジメントと非エンジニアのマネジメントのの違い
- 10 会社のフェーズや規模でCTOの役割がどう変わるか
- 11 社内にCTOになれるような人がいない場合はCTOを置かない方がいい
- 12 将来CTOになる為に今から心がけておくこととは?
- 13 エンジニアがCEOパターンのデメリットとは?
- 14 CTOならではの悩みとは?
- 15 エンジニア採用の秘訣とは?
- 16 優れたCTOの人材採用術と育成術とは?
- 17 テストとコードレビューは常にやる仕組みを
- 18 優れたCTOの仕事の進め方とは
- 19 これからCTOを目指す方へ。チーム作りの秘訣とは?
なぜCTOを目指すとキャリアが広がるのか?
CTOの役割は技術的部門の意思決定や全責任を負うものであり、会社の役員会での説得など、伴う結果できることが広がります。
エンジニアとしての守備範囲も広がり、結果として採用のオファーが増えます。
スタートアップの会社の多くはCTOを求めており引く手数多です。
いいCTOと悪いCTOではどのくらいパフォーマンスが違うのか?
10倍ぐらい変わることもあります。
ひどいCTOだとエンジニアの流出劇を招くこともあります。
過去のやり方に凝り方溜まっている方はいいCTOとは言えません。
それに対して、いいCTOは人を惹きつける力があります。
新しい知識への吸収力もあり、考えが柔軟です。
CTOが会社の経営判断に影響を与えた事例は?
エンジニアとエンジニア以外で就業規則を分けたことがあります。
エンジニアはフレックスやリモートワークの導入など、エンジニアが働きやす環境を用意することで、会社全体にとってもプラスになると考えたからです。
CTOとして開発フローの改善はどのようにやるのか?
昔からのやり方だと、エンジニアのやる気がなくなってしまう。
開発しやすい環境の提案は、CTO含め全員が提案できるような空気をつくります。
あがってきた提案を採用するかどうがをCTOが判断します。
会社のミッションや経営計画とCTOの関わり方
いち会社員としてのエンジニアであれば、自分の「仕事を終わらせること」だけを考えればいいかもしてませんが、CTOは全体を考えなければなりません。
開発計画を組み上げて、正しいかどうかを判断します。
間違った方向に行かないように、現場からの声を吸い上げるのがCTOの役割です。
トラブル時のCTOのあり方
トラブルのときは、もちろんCTOが全責任を負います。
また、事前に「何か起きた時」の事を考えて、体制を整えておくことも重要です。
担当のエンジニアにとっては怒られると嫌なので、黙っていたり、嘘の報告をされる場合があります。それが起きないように、日頃から正直に言ってもらう環境を作っておきます。
エンジニアのモチベーションアップの秘訣は?
エンジニアが大切にされてない会社はモチベーションが低いです。
経営陣がリスペクトしてくれるよう働きかけるのもCTOの大切な役割です。
また、ほとんどのエンジニアは「なる早で対応してください」という依頼でやる気がなくなります。
ですので、依頼者には具体的な期限を決めてもらっています。
また、「なる早という言葉を使った場合には優先度を下げます。」と宣言しています。
CTOに求められる能力とは?
CTOはエンジニア部門で決まったことをもって経営陣と交渉します。
その時に、技術に明るくないCEOが、判断しやすい文章や言葉を持っていくことが大事です。
つまり、自らも経営の学習をしておいてその言語感覚で経営陣と話すコミュニケーションスキルが重要になってきます。当然、経営の能力も必要で、会社の経営状況も把握しておかなくてはなりません。
エンジニアのマネジメントと非エンジニアのマネジメントのの違い
エンジニアは技術が好きな事が多いので、好きなことを話すと仲良くなれます。
普段、寡黙な人も技術な話をすると、めちゃくちゃ喋ってくれるものです。
こうやって仲良くなっておくと、マネジメントも用意になってきます。
会社のフェーズや規模でCTOの役割がどう変わるか
最初、社長と二人三脚でやってる時は、自分で仕様を決め、ガンガン作りました。
会社が大きくなるにつれて、プロジェクトマネージャーになり、コードをレビューする立場になっていきます。さらに大きくなると、横のエンジニア同士でレビューできる仕組みを作り、人が自動的に育てられる環境を作ります。
CTOにとって、人材採用と人材育成はずっと付き纏う役割です。
採用に関しては当然、CTOがジャッジします。
エンジニア採用にCEOが関与するかは会社の規模によりますが、CTOは会社の方向性を理解しているので、会社規模が大きくなるにつれてCEOはエンジニア採用をCTOに任せる場合が多いです。
社内にCTOになれるような人がいない場合はCTOを置かない方がいい
今回のアンケートではCTOが不在というパターンも見受けられました。
適任がいなかったら置かない方がいいです。
なぜなら、無理やり配置していて、CTOが外から参画してきたときに、
その仕事をとることになり、嫌な空気感になるからです。
今回のアンケートでは4割の回答者が「良いCTOに巡り合わなかった」と回答しました。
適任ではない人を無理やり置くとこのようになるのでしょう。
将来CTOになる為に今から心がけておくこととは?
まず経営に興味を持つことです。
自分の担当範囲に拘らず、他の社員の仕事にも興味をもつことです。
CTOは経営陣の一人でもあるので、「その数字、わかりません」ではいけません。
普段から色々な事に興味を持っておきましょう。
会社としては、作ることだけが仕事ではなく売ることも大事なので、マーケティングは勉強しておくべきです。
行き帰りの電車ではプログラミングを打つことはできないと思いますので、その時間を使ってビジネスユーチューバーの動画などを見ておくといいでしょう。
エンジニアがCEOパターンのデメリットとは?
デメリットととしては技術的な意見が合わなかった時は苦戦するでしょうね。
CEOが非エンジニアの場合は、技術のことは全部任せてくれるからその点はメリットとなります。
CTOならではの悩みとは?
会社の成長と伸びとエンジニアの伸びが違ってくると悩みますね。
CTOはエンジニアと会社を成長させる事、環境、仕組みをつくることです。
会社の成長にあわせてエンジニアも成長させていかなければなりません。
エンジニア採用の秘訣とは?
まずジュニア層では「やる気」をみます。
ポイントは3点。「素直」「前向き」「一生懸命」。
本人の成長性を見込んでマインド採用します。
ミドル層やシニア層では、マインドというよりもスキル重視になります。
一生懸命やらなくてもパファーマンスを上げてくれるわけですから、素直じゃなくてもある程度の話ができればOKということもあります。
また、成長中の企業だと向こうからの応募も増えてくるので、スキル重視になってくるでしょう。
優れたCTOの人材採用術と育成術とは?
ズボラなCTOは、各エンジニアのベクトルがバラバラ、社内に亀裂をうむ可能性を生み出します。
ですので、採用基準をブラさず持っている必要があります。
また、自分たちでマウントを取り合っているエンジニア集団はダメです。
転職エージェント受けの良いCTOは優れたCTOの可能性が高いです。
エージェントに払うう金をケチる人、絶対だめですね。
エージェントも紹介したくなくなる会社にしていかなくてはいけません。
各エンジニアがリスペクトしあえるエンジニア集団が最強だと思います。
人材育成術としては、教えた後輩がまた後輩を教える前提で教えるということを気をつけます。
今教えたい知識だけではなく、周辺知識も教えます。
非エンジニアの場合は、マニュアル作ればいい場合もありますが、エンジニア育成には時間がかかります。最初は多く時間を使うでしょうが、その後は育成しやす環境に注力します。
社内勉強会を行ったり、会社のお金で社外勉強会に出てもらい、それを社内で共有してもらうというやり方などで、なるべく自動化していきます。
テストとコードレビューは常にやる仕組みを
エンジニア育成においても、開発効率アップにおいても重要なのは、テストとコードレビューです。
「テスト駆動開発」というやり方がありますが、これはまずテストコードを書いて、そのあとにテストを実行しながら開発をするというやり方です。
ペアプログラミングという、2名セットで開発をするやり方もあります。
両者とも前時代的な開発よりも2倍の工数がかかりますが、結果的に数割の工数削減につながります。
他の人のコードを見る事も勉強になるので、それを当たり前になってる会社はいい会社です。
とはいえ、一人にレビュアーがなってしまうとその人の仕事が出来ないので、botでランダムに決めるやる仕組みを取り入れれば不公平感がありません。
コードレビューを常にやっているとエンジニアとしてもチームとしても成長が早いです。
ともかく誰かが書いて他の人にはわからないというブラックボックスを作ってしまうのはダメです。
昔はテストやコードレビューをやらない開発をされていた時代もあったとは思いますが、
最近はgitとかの環境も整ってきたので、導入も容易です。
参考)コードレビューのコツ
悪いレビュー:悪いところだけ指摘 間違い探し
いいレビュー:悪いところ、いいところを褒める
優れたCTOの仕事の進め方とは
軸がありつつも柔和な対応ができる人はいいCTOです。
こだわりすぎると柔軟さがなくなりがちです。
間違えに気付いて改めることができる人がいいですね。
また、優れたCTOは、感情的になりません。
相手がプログラムだったりするので感情的になっても仕方ないです。
本当にすごいと思ったCTOがいるのですが、ある上場会社のCTOで、新卒のエンジニアと仲良くフランクに話してました。新人の恐縮する事なく仲良く話てた。全員と仲良いし、それぞれの人を把握していました。
それに対してダメはCTOは、行き当たりばったり、問題が出た時に考えましょみたいな人です。
問題が予見されても、一旦目を背けましょうみたいな人はダメです。
あとは、自分が責任を取らないような人、何か起きた時に部下のせいにする人です。
これからCTOを目指す方へ。チーム作りの秘訣とは?
色々な事に興味を持って色々な事を調べたり、
手前のエンジニアの仕事をやりつつも、
会社で真っ先に手をあげて新しいことをやってみてください。
責任ある仕事を任せてもらって経験を積めば、チャンスはいづれ訪れます。
チームの作り方で大事にしているのは、尊敬・感謝・称賛です。
リスペクトしあってればマウントも取らない。
必ず敬語で話します。当たり前の事にありがとうという感謝です。
ちょっとした事でも褒め合うとチームの雰囲気はガラリと変わります。