【初心者向け】Claude Code デスクトップアプリ入門ガイド【ターミナル不要】

Claude Code は Anthropic が提供するAI コーディングツールです。ターミナル・IDE・デスクトップアプリなど様々な環境から利用でき、コードの生成・編集・デバッグ・レビューをAIと一緒に進めることができます。
このガイドでは「Claude Codeって何から始めればいいの?」という初心者の方に向けて、セットアップから日常的な使い方まで丁寧に解説します。
テックジム東京本校では、情報科目の受験対策指導やAI駆動開発コースもご用意しております。
目次
- 1 1. デスクトップアプリのダウンロードと初期設定
- 2 2. CLI・VS Code拡張・デスクトップアプリの違い
- 3 3. CLAUDE.md — Claudeへの「指示書」
- 4 4. README.md との使い分け
- 5 5. SKILL — 再利用できる作業レシピ
- 6 6. MCPの概念とMCPコネクタ
- 7 7. Claude Code と Cowork の違い
- 8 8. 初心者が覚えておくべきコマンド集
- 9 まとめ:最初の1週間でやること
- 10 参考リンク
- 11 ゼロから始めるClaudeCode講座のご案内
- 12 ■らくらくPython塾 – 読むだけでマスター
- 13 共通テスト「情報I」対策解説講座
- 14 実践で学ぶPython速習講座
- 15 ■テックジム東京本校
1. デスクトップアプリのダウンロードと初期設定
ダウンロード
Claude デスクトップアプリは claude.ai/download からダウンロードできます。macOS と Windows の両方に対応しています。
必要なもの
- 有料プラン(Pro / Max / Team / Enterprise のいずれか)
- Claude Code 機能はデスクトップアプリに含まれています
初期設定の流れ
ステップ 1:アプリを起動してサインイン アカウントでログインします。すでに claude.ai を使っている場合は同じアカウントで OK です。
ステップ 2:Code タブを開く 左側のナビゲーションに「Code」タブがあります。これが Claude Code のエントリーポイントです。
ステップ 3:プロジェクトフォルダを開く 作業したいプロジェクトのフォルダを選択します。Claude がコードベースを認識し、コンテキストを把握します。
ステップ 4:権限モードを確認する デフォルトは「Ask permissions(確認モード)」で、ファイルを編集する前に必ず承認を求めてきます。慣れてきたら「Auto accept edits(自動承認モード)」に切り替えると作業が速くなります。
ステップ 5:CLAUDE.md を作成する(後述) 「Create a CLAUDE.md with instructions for this codebase」というボタンが表示されます。まずはここをクリックしてみましょう。
権限モードの種類
| モード | 説明 | おすすめの場面 |
|---|---|---|
| Ask permissions | 毎回承認が必要 | 初心者・初めてのプロジェクト |
| Auto accept edits | ファイル編集を自動承認 | ある程度慣れてきたとき |
| Plan mode | ファイルを変更せず計画だけ立てる | 大きなリファクタリング前 |
2. CLI・VS Code拡張・デスクトップアプリの違い
Claude Code には複数のアクセス方法があります。それぞれの特性を理解して、自分に合ったものを選びましょう。
デスクトップアプリ(Desktop App)
こんな人におすすめ: ターミナルに慣れていない人、視覚的なUIが好きな人
- GUIでコードの差分確認(diff view)ができる
- MCPコネクタを設定画面から管理できる
- 「+12 -1」のような変更インジケーターをクリックして変更内容をレビューできる
- Cowork 機能が使える(後述)
- 同じプロジェクトでCLIと同時に使える
インストール方法: claude.ai/download からダウンロード
CLI(コマンドラインインターフェース)
こんな人におすすめ: ターミナル作業が好きな人、パイプ処理や自動化をしたい人
CLIはNode.js経由でインストールします。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
インストール後は以下のように使います:
# プロジェクトディレクトリで起動
cd /path/to/your/project
claude
CLIならではの強みはパイプ処理です:
# ログファイルをパイプしてClaudeに解析させる
cat error.log | claude -p "このエラーの原因を教えて"
# 非インタラクティブモードで結果だけ出力
claude -p "README.mdを要約して" < README.md
VS Code拡張(Visual Studio Code Extension)
こんな人におすすめ: VS Codeをメインのエディタとして使っている人
VS Codeの拡張機能マーケットプレイスから「Claude Code」を検索してインストールします。エディタを開いたままClaude Codeのパネルを表示し、コードを選択してインラインで指示を出せます。
JetBrains プラグイン
IntelliJ IDEA、PyCharm、WebStormなどのJetBrains IDEにも対応しています。
3つの主な違いまとめ
| 機能 | デスクトップ | CLI | VS Code拡張 |
|---|---|---|---|
| GUIでdiff確認 | ✅ | ❌ | ❌ |
| パイプ処理 | ❌ | ✅ | ❌ |
| エディタ統合 | ❌ | ❌ | ✅ |
| Cowork | ✅ | ❌ | ❌ |
| MCP設定画面 | ✅ | コマンドで設定 | ❌ |
| CLAUDE.md共有 | ✅(共通) | ✅(共通) | ✅(共通) |
重要: CLAUDE.md、設定、MCPサーバーはすべての環境で共有されます。どのアクセス方法を使っていても同じ設定が反映されます。
3. CLAUDE.md — Claudeへの「指示書」
CLAUDE.md とは
プロジェクトのルートに置くマークダウンファイルで、Claudeがセッション開始時に必ず読む指示書です。毎回プロンプトに書かなくて済む情報をここに記録しておきます。
何を書けばいいのか
# プロジェクト概要
このプロジェクトはECサイトのバックエンドです。
Node.js + TypeScript + PostgreSQL で構築されています。
# 開発環境セットアップ
npm install
npm run dev # 開発サーバー起動
npm test # テスト実行
npm run lint # Lintチェック
# コーディング規約
- TypeScriptの型を必ず付ける(anyは禁止)
- 関数にはJSDocコメントを書く
- テストはJestを使用
- スタイルはESLint + Prettierに従う
# アーキテクチャ
- src/controllers/ : HTTPハンドラー
- src/services/ : ビジネスロジック
- src/models/ : データモデル
- src/utils/ : ユーティリティ関数
# 注意事項
- 本番環境への直接デプロイ禁止(必ずPR経由)
- secrets は .env ファイルに記述(Gitにコミット禁止)
CLAUDE.md の種類と階層
| 場所 | 対象範囲 |
|---|---|
~/.claude/CLAUDE.md |
全プロジェクト共通(個人設定) |
プロジェクトルート/CLAUDE.md |
そのプロジェクト全体 |
サブディレクトリ/CLAUDE.md |
そのディレクトリ以下(モノレポ向け) |
より深いディレクトリのCLAUDE.mdが優先されます。
初期化コマンド
claude /init
このコマンドを実行すると、Claudeがコードベースを分析して自動的にCLAUDE.mdを生成してくれます。まずはこれを実行して、必要に応じて手動で追記するのがおすすめです。
ポイント
- セッションをまたいで記憶が持続します。「毎回同じことを言わなくていい」状態を目指す
#を使ってCLIから素早くメモリを追加できます(例:# 新しいコンポーネントにはMUIを使う)/memoryコマンドでメモリの内容を管理できます
4. README.md との使い分け
よく混乱されるのが「CLAUDE.md と README.md はどう違うの?」という点です。
役割の違い
| ファイル | 対象読者 | 目的 |
|---|---|---|
| README.md | 人間(開発者・ユーザー) | プロジェクトの説明・使い方ガイド |
| CLAUDE.md | Claude(AI) | AIへの作業指示・コンテキスト提供 |
README.md に書くこと
- プロジェクトの概要・目的
- インストール手順
- 使い方・デモ
- コントリビューションガイド
- ライセンス情報
CLAUDE.md に書くこと
- ビルド・テスト・Lintのコマンド
- コーディング規約とアンチパターン
- アーキテクチャの説明
- Claudeに「やってほしいこと / やってほしくないこと」
- よく使うパスや設定ファイルの場所
連携させる使い方
CLAUDE.md から README.md を参照させることもできます:
# CLAUDE.md
プロジェクトの詳細はREADME.mdを参照。
コーディング規約は以下の通り...
また、Claudeに README.md を自動生成させることもできます:
README.mdを更新して。プロジェクトの最新のAPIエンドポイントと使用例を反映して。
5. SKILL — 再利用できる作業レシピ
SKILL とは
繰り返し使う作業手順をパッケージ化したものです。「このプロジェクトでコードレビューをするときはこの観点でチェックして」「デプロイ前にはこの手順を踏んで」といった手順書をClaude Codeに覚えさせることができます。
スラッシュコマンドとの違い
| 機能 | スラッシュコマンド | SKILL |
|---|---|---|
| 呼び出し方 | /コマンド名 で明示的に呼ぶ |
自然言語から自動で判断して呼ぶ |
| 定義ファイル | .claude/commands/xxx.md |
.claude/skills/xxx/SKILL.md |
| スクリプト同梱 | ❌ | ✅(関連スクリプトをフォルダ内に置ける) |
ディレクトリ構造
プロジェクトルート/
└── .claude/
└── skills/
└── code-review/ ← スキル名はフォルダ名で決まる
├── SKILL.md ← スキルの定義(必須)
└── checklist.txt ← 関連ファイルを同梱できる
SKILL.md の書き方
---
name: code-review
description: コードレビューを実施する。セキュリティ・パフォーマンス・可読性の観点でチェックするときに使う。
---
# コードレビュー手順
コードをレビューするときは必ず以下の観点でチェックしてください:
1. **セキュリティ**
- SQLインジェクションのリスクはないか
- 認証・認可は適切か
- 秘密情報がハードコードされていないか
2. **パフォーマンス**
- N+1クエリが発生していないか
- 不要なループや再計算がないか
3. **可読性**
- 変数・関数名は意味が明確か
- コメントは適切か
問題を発見したら、深刻度(High/Medium/Low)と修正提案を合わせて報告してください。
スキルの保存場所
| 場所 | 対象 |
|---|---|
~/.claude/skills/ |
個人の全プロジェクトで使えるスキル |
.claude/skills/ |
プロジェクト固有のスキル(チームで共有可) |
6. MCPの概念とMCPコネクタ
MCPとは何か
MCP(Model Context Protocol) はAIアプリケーションと外部ツール・データソースを連携させるためのオープンプロトコルです。簡単に言えば「ClaudeにGitHubやSlackなどの外部サービスへのアクセス権を与える仕組み」です。
Claude ←→ MCP Server ←→ 外部サービス
(GitHub, Slack, DB など)
MCPで何ができるのか
MCPを使うと、Claude Codeが次のようなことができるようになります:
- GitHubのIssueやPRを直接読み書きする
- データベースに直接クエリを実行する
- Slackにメッセージを送る
- ローカルファイルシステムに安全にアクセスする
- 自社の社内システムと連携する
MCPコネクタの使い方(デスクトップアプリ)
ステップ 1:設定を開く デスクトップアプリの「Settings」→「Extensions(拡張機能)」を開きます。
ステップ 2:拡張機能を探す 「Browse extensions」をクリックすると、公式ディレクトリが開きます。Anthropicが審査したMCPサーバーが一覧で表示されます。
ステップ 3:ワンクリックでインストール 使いたい拡張機能をクリックして「Install」するだけです。以前は設定ファイルを手書きする必要がありましたが、デスクトップ拡張機能(.mcpbファイル)により、ブラウザの拡張機能のような感覚でインストールできるようになりました。
CLIでMCPサーバーを追加する
# GitHubのMCPサーバーを追加(ユーザースコープ:全プロジェクトで利用可)
claude mcp add --scope user github --transport http https://api.githubcopilot.com/mcp/ \
-H "Authorization: Bearer YOUR_GITHUB_TOKEN"
# 追加されたMCPサーバーの一覧を確認
claude mcp list
スコープの種類
| スコープ | 設定ファイル | 有効範囲 |
|---|---|---|
user |
~/.claude/ 配下 |
自分の全プロジェクト |
local (デフォルト) |
.mcp.json (git-ignore) |
現在のプロジェクト(自分のみ) |
project |
.mcp.json |
現在のプロジェクト(チームで共有) |
ローカルMCPとリモートMCPの違い
| 種類 | 動作場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| ローカルMCP | 自分のPC上 | プライベートデータに強い、オフライン可 |
| リモートMCP | クラウド上 | セットアップが簡単、常に最新 |
7. Claude Code と Cowork の違い
Claude Code
対象: 開発者・プログラマー向け
Claude Code はコーディングに特化したAIツールです。ターミナルやIDEを通じて、コードの生成・編集・デバッグ・リファクタリングを行います。Gitとの連携やテストの実行など、開発ワークフロー全体をサポートします。
できること:
- コードの生成・編集・リファクタリング
- バグのデバッグ
- テストの作成・実行
- Gitコミットの作成
- コードレビュー
Cowork
対象: 開発者以外も含む、すべての知識労働者向け
Cowork はデスクトップアプリに含まれる機能で、ターミナルを使わずにAIの自律的な作業能力を活用できます。研究のまとめ、ファイル整理、ドキュメント生成など、コード以外の複雑なタスクをAIに任せられます。
特徴:
- ビジュアルインターフェースで操作(ターミナル不要)
- ローカルファイルに直接アクセス(手動アップロード不要)
- 長時間かかるタスクをバックグラウンドで実行
- 隔離された仮想マシン上で動作(セキュリティ確保)
- スプレッドシートやプレゼンテーションなどの成果物を生成
使い分けの目安
| シチュエーション | おすすめ |
|---|---|
| コードを書く・直す | Claude Code |
| 大量の論文を読んで要約する | Cowork |
| テストを自動生成したい | Claude Code |
| ファイルを整理・分類したい | Cowork |
| APIを実装したい | Claude Code |
| 会議の議事録からレポートを作りたい | Cowork |
8. 初心者が覚えておくべきコマンド集
基本的な起動コマンド(CLI)
# プロジェクトで起動(インタラクティブモード)
claude
# 質問を指定して起動
claude "このプロジェクトの構造を説明して"
# 非インタラクティブモード(結果だけ出力して終了)
claude -p "README.mdを要約して" < README.md
# 直前の会話を引き継いで起動
claude -c
# 特定のセッションを再開
claude -r <session-id>
セッション中のスラッシュコマンド
これらはCLIセッション内(>プロンプト)やデスクトップアプリのチャット欄で使えます。
| コマンド | 説明 |
|---|---|
/help |
使えるコマンドの一覧を表示 |
/init |
CLAUDE.mdを自動生成する |
/clear |
会話履歴をリセット(新しいタスクを始めるとき) |
/compact |
コンテキストを圧縮してトークンを節約 |
/memory |
メモリ(CLAUDE.md等)の内容を確認・編集 |
/model |
使用するモデルを変更(opus / sonnet等) |
/permissions |
権限設定を変更 |
/exit |
セッションを終了 |
管理・メンテナンスコマンド
# バージョン確認・診断
claude doctor # インストール状態の診断
claude update # Claude Code を最新版に更新
# 認証
claude auth login # アカウントにログイン
claude auth logout # ログアウト
# MCPサーバー管理
claude mcp list # 登録済みMCPサーバーの一覧
claude mcp add <name> <url> # MCPサーバーを追加
claude mcp remove <name> # MCPサーバーを削除
実際の作業で使えるプロンプト例
コードベースを理解する
このコードベースを読んで、プロジェクトの構造と主要な機能を説明して
バグを修正する
src/auth/login.tsで発生しているTypeErrorを修正して。エラーログは以下の通り:[エラー内容]
新機能を追加する
ユーザー一覧画面に検索機能を追加して。
既存のUserListコンポーネントのproducts stateのデータを使って、
Tailwindのクラス名は既存のスタイルと統一して。
テストを書く
src/services/payment.tsの主要な関数に対してJestのユニットテストを書いて。
エラーケースと境界値も含めて。
コミットを作成する
今の変更内容でgitコミットを作成して。適切なコミットメッセージも考えて。
キーボードショートカット(CLI)
| ショートカット | 動作 |
|---|---|
Ctrl + C |
現在の応答を中断(会話は維持) |
Ctrl + D |
セッションを終了 |
↑ / ↓ |
過去のプロンプト履歴を遡る |
まとめ:最初の1週間でやること
Day 1:環境構築 デスクトップアプリをダウンロードしてサインイン。自分のプロジェクトを開いてみる。
Day 2:CLAUDE.mdを作る /init でCLAUDE.mdを自動生成して、プロジェクト固有の情報を追記する。
Day 3:基本操作を体験する 「このプロジェクトを説明して」「このバグを直して」など、シンプルな質問から始める。
Day 4:スラッシュコマンドを使う /clear(会話リセット)と /compact(コンテキスト圧縮)を習慣づける。
Day 5:MCPコネクタを追加する GitHub連携など、日常的に使うサービスのMCPを設定してみる。
Day 6-7:SKILLを作る よく繰り返す作業(コードレビュー、コミット作成など)をSKILLとして登録する。
参考リンク
このガイドは 2026年4月時点の情報をもとに作成されました。Claude Code は頻繁にアップデートされるため、最新情報は公式ドキュメントをご確認ください。
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