早稲田実業中等部に合格するための塾の選び方|2027年度入試の配点・日程と早実対策講座のある塾

早稲田実業学校中等部の2027年度入試は2027年2月1日の1回で、国語・算数(各100点)と理科・社会(各50点)の300点満点、面接はありません。早実に合わせた学校別の講座を公式に設けている塾には、早稲田アカデミーの「NN志望校別コース 早実クラス」、日能研の「上位校日特」、SAPIX小学部の「難関校SS特訓」があり、いずれも6年生の秋から始まります。

この記事では、早稲田実業学校の公式サイトに掲載されている2027年度の募集概要と2026年度の入試結果、各塾の公式サイトに書かれている講座の内容をもとに、塾の選び方を整理します。偏差値や塾ごとの合格者数は、出典によって食い違ううえ毎年変わるため載せていません。内容は2026年10月14日に確認したものです。

2027年度 早稲田実業中等部の入試概要

早稲田実業学校の中等部 募集要項・出願方法に掲載されている2027年度入試の募集概要は次のとおりです(2026年10月14日確認)。

項目内容
募集人員約110名(男子約70名・女子約40名)
出願資格2027年3月に小学校を卒業見込みで、2014年4月2日から2015年4月1日までに生まれた者
出願方法Web出願。受付(検定料振込)は2026年12月20日(日)〜2027年1月10日(日)、書類の郵送受付は2027年1月10日(日)〜1月14日(木)消印有効
試験日2027年2月1日(月)
試験科目国語(100点・60分)、算数(100点・60分)、理科(50点・30分)、社会(50点・30分)
面接なし
合格発表2027年2月3日(水)13:00〜(合格発表サイト)
入学手続2027年2月3日(水)13:00〜2月4日(木)23:59
検定料30,000円

同じページには、編入学・転入学の制度はないこと、Web出願サイトへのリンクは2026年12月中旬ごろに設定することも書かれています。帰国生徒の募集は別のページで案内されています。

以前は「4教科各50点・200点満点」「面接あり」と紹介されることもありましたが、2027年度の募集概要では上の表のとおり国語・算数の配点が理科・社会の2倍で、面接はありません。古い情報で対策を立てないよう、必ず学校の公式ページで確認してください。

2026年度の入試結果から見えること

早稲田実業学校が公表している前年度入試結果(2026年度入試)は次のとおりです。

項目男子女子
募集人員約70名約40名
出願者数348人274人
受験者数316人247人
合格者数81人58人
受験者数÷合格者数約3.9倍約4.3倍
合格者最低点(300点満点)177点187点

出願者数・受験者数・合格者数は帰国生徒を含む総数です。「受験者数÷合格者数」は、公表された人数からこの記事で計算したものです。入試の最高点は225点と公表されています。

科目ごとの受験者平均点は、国語52.6点・算数50.3点(各100点満点)、社会32.7点・理科26.4点(各50点満点)でした。ここから次のことが読み取れます。

  • 合格には6割前後の得点が必要:合格者最低点は男子177点、女子187点で、300点満点の約59%と約62%にあたります。
  • 女子のほうが合格最低点が高い:2026年度は女子のほうが10点高く、募集人員も男子の約70名に対して約40名です。
  • 国語と算数の比重が大きい:配点が理科・社会の2倍なので、国語と算数の得点差がそのまま合否に響きます。
  • 理科は平均点が低め:2026年度の理科の平均点は50点満点で26.4点と、満点に対する割合が4科目で最も低くなりました。年度によって変わるので、過去問で毎年の傾向を確かめることが大切です。

早実対策の講座がある塾(公式サイトで確認)

ここで挙げるのは、早稲田実業を対象にした学校別の講座があることを、各塾の公式サイトで確認できたものです。紹介の順番は優劣を表すものではありません。講座の対象や日程は年度ごとに変わるので、申し込む前に各塾に確認してください。

早稲田アカデミー「NN志望校別コース 早実クラス」

早稲田アカデミーの公式ページによると、NN早実クラスは1988年に始まった小6向けの日曜講座です。

  • 対象:小6で、NN志望校別オープン模試またはNN学校別合格判定模試で資格を得た人(早稲田アカデミーの塾生以外も受けられる)
  • 授業:日曜日の9:30〜18:00に3コマ。男女別・学力別のクラス分けで、男女混合のZoomクラスもある
  • 会場:早稲田アカデミー国分寺校。校舎での対面授業か、オンラインの双方向Web授業かを選べる
  • 教材:過去の早実中の入試問題を分析して作ったオリジナルテキスト

会場が早稲田実業と同じ国分寺にあり、早実だけを対象にしたクラスなので、早実が第一志望で日曜日を使えるなら最初に検討したい講座です。資格を得るために模試を受ける必要がある点に注意してください。塾全体の特徴は早稲田アカデミーはどんな塾?にまとめています。

日能研「上位校日特」

日能研の公式ページでは、6年生後期の学校別講座「上位校日特」を「2月1日に入試が実施される、第一志望者の多い上位校に照準を合わせて入試問題を研究する学校別の講座」と説明しています。2026年度の対象校の共学校として、渋谷教育学園渋谷、中央大学附属横浜、広尾学園とともに早稲田実業が挙げられています。

日能研の通常授業に通いながら、6年生の秋以降に早実向けの講座を受ける形になります。塾全体の特徴は日能研はどんな塾?を参照してください。

SAPIX小学部「難関校SS特訓」

SAPIX小学部の公式ページによると、難関校SS特訓は9月から1月までの日曜日に行われ、全18回(授業14回・テスト4回)です。志望校別のコースのうち、共学校として慶應中等部、慶應湘南藤沢、渋谷幕張、渋谷渋谷などとともに早稲田実業が挙げられています。

SAPIXの通常授業と組み合わせて受ける講座です。塾全体の特徴はSAPIX(サピックス)はどんな塾?で整理しています。

塾を選ぶときの考え方

通常の塾と学校別講座を分けて考える

上の3つの講座は、いずれも6年生の秋から始まる「仕上げ」の講座です。それまでの4〜5年生の時期は、どの塾でも4科目の基礎と応用を積み上げる期間になります。早稲田アカデミーのNN早実クラスは塾生以外も資格を得れば受けられると案内されているので、普段の塾と学校別講座を別に考える選び方もあります。

国語と算数の得点力を最優先にする

配点が国語・算数各100点、理科・社会各50点なので、国語と算数で安定して得点できるかが合否を大きく左右します。塾の体験授業では、算数で途中の考え方まで見てもらえるか、国語の記述の答案を添削してもらえるかを確かめるとよいでしょう。

過去問は配点と時間を本番どおりにして解く

国語と算数は各60分、理科と社会は各30分です。理科・社会は短い時間で答える必要があるため、時間を計って解く練習が欠かせません。学校が公表している合格者最低点(2026年度は男子177点、女子187点)を目安に、自分の得点を毎回記録していくと、あと何点必要かが具体的になります。

通塾の負担を考える

学校別講座は日曜日に1日かけて行われるものが多く、平日の通常授業と合わせると負担は小さくありません。家から無理なく通える校舎か、オンラインで受けられるかも確認しておきましょう。早稲田実業学校はJR・西武線の国分寺駅北口から徒歩7分で(交通アクセス)、学校はオープンスクールや説明会を開いています(中等部のイベント)。

入学後の進路:ほとんどが早稲田大学へ推薦

早稲田実業学校の進路状況によると、2025年度の高等部卒業生336人のうち316人が早稲田大学に推薦で進学しました。推薦先の学部は、生徒の志望、在学中の成績、人物評価などを総合的に判断して決まると説明されています。中等部から入学すると、高等部を経て早稲田大学へ進むのが一般的な流れです。

高等部から入学する場合の塾選びは早稲田実業高等部に合格するための塾の選び方、早稲田大学を一般選抜で受ける場合は早稲田大学に合格するための塾・予備校の選び方で扱っています。

よくある質問

Q. 早稲田実業中等部の入試科目と配点は?

2027年度入試は国語(100点・60分)、算数(100点・60分)、理科(50点・30分)、社会(50点・30分)の300点満点で、面接はありません。試験日は2027年2月1日、合格発表は2月3日です。

Q. 早稲田実業中等部の倍率はどのくらいですか?

学校が公表した2026年度の結果では、受験者数316人に対して合格者81人(男子)、受験者数247人に対して合格者58人(女子)でした。受験者数を合格者数で割ると男子約3.9倍、女子約4.3倍です。

Q. 早稲田実業中等部の合格最低点は何点ですか?

2026年度は300点満点で男子177点、女子187点でした。どちらも6割前後の得点が必要だったことになります。合格者最低点は毎年変わるので、学校の公式サイトで最新の結果を確認してください。

Q. 早実対策の講座がある塾はどこですか?

公式サイトで確認できたものでは、早稲田アカデミーのNN志望校別コース早実クラス(国分寺校、日曜)、日能研の上位校日特(2026年度の対象校に早稲田実業)、SAPIX小学部の難関校SS特訓(9月から1月の日曜)があります。いずれも6年生の秋から始まる講座です。

Q. 早稲田実業中等部に入ると早稲田大学に進めますか?

進路状況によると、2025年度の高等部卒業生336人のうち316人が早稲田大学に推薦で進学しています。推薦先の学部は、本人の志望と在学中の成績、人物評価などを総合して決まります。

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