小石川中等教育学校に合格するための塾選び|2027年度入試の日程・配点と適性検査対策がある塾
都立小石川中等教育学校の2027年度(令和9年度)一般枠の入試は、2027年2月3日(水)の適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(各45分)と小学校の報告書で、総合成績800点満点で決まります。塾は、都立中高一貫校の適性検査に特化した講座がある塾(ena、栄光ゼミナールの公立受検コースなど)か、Z会の通信講座から選ぶのが基本です(2026年10月14日確認)。
この記事では、小石川中等教育学校の公式サイトに掲載されている「令和9年度 生徒募集要項」と適性検査の出題方針をもとに入試の仕組みを整理し、各塾の公式サイトで確認できた小石川向けの講座・校舎を紹介します。偏差値や合格者数は、出典によって集計方法が違い毎年変わるため載せていません。
2027年度(令和9年度)入試の概要
学校の「令和9年度募集」ページと、掲載されている生徒募集要項(PDF)で確認した内容です。
| 項目 | 一般枠募集 | 特別枠募集 |
|---|---|---|
| 募集人員 | 特別枠と一般枠をあわせて144人 | |
| 出願 | インターネット出願。入力期間は2026年12月17日(木)〜2027年1月18日(月)午後5時、書類の提出(特定記録郵便)は2027年1月8日(金)〜1月18日(月)必着 | |
| 検査日 | 2027年2月3日(水) | 2027年2月1日(月) |
| 検査内容 | 適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(各45分) | 作文・面接 |
| 合格発表 | 2027年2月9日(火)午前9時 | 2027年2月2日(火)午前9時 |
| 入学手続 | 2月9日(火)午前9時〜午後3時、2月10日(水)午前9時〜正午 | 2月2日(火)午前9時〜午後1時 |
| 入学考査料 | 2,200円 | |
応募資格は、原則として保護者と同居して都内に住所があり、入学後も都内から通学できることです(例外の条件は募集要項に書かれています)。学校は紙の願書を配布せず、出願手続きについて学校に集まる説明会も行わないとしています。代わりに、小学6年生の保護者向けのオンライン説明会が2026年11月21日(土)と12月9日(水)の午後4時頃から予定されています(いずれも同じ内容、事前申込不要)。
総合成績の内訳(一般枠)
| 要素 | 素点 | 総合成績での配点 |
|---|---|---|
| 報告書(小学5・6年の各教科の評定) | 450点 | 200点に換算 |
| 適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ | 各100点(計300点) | 600点に換算 |
| 合計 | 800点 |
報告書点は、5年と6年の9教科(国語・社会・算数・理科・音楽・図画工作・家庭・体育・外国語活動)の評定を、3なら25点、2なら20点、1なら5点として合計します(各学年225点、計450点)。総合成績の4分の1が報告書なので、学校の授業や提出物も入試の一部です。
特別枠募集
特別枠は、全国規模の科学コンクールで上位入賞した人が対象です。募集要項には、自然科学観察コンクールや全日本学生児童発明くふう展などが例として挙がっています。応募基準を満たしているかは出願前に学校(教務部)へ電話で確認する必要があり、回答には最大で2週間程度かかるとされています。特別枠は報告書(100点に換算)・作文(400点)・面接(500点)の1000点満点で判定され、特別枠で合格しなかった人は一般枠も受検できます。
適性検査で何が問われるか
2027年度の出題方針はまだ公開されていないため、学校の「適性検査問題等」ページにある令和8年度(2026年度)の出題の基本方針を紹介します。募集要項によると、適性検査Ⅰは都立中高一貫校の共同作成問題、Ⅱは大問1と3が共同作成問題で大問2が小石川の独自問題、Ⅲは小石川の独自問題です。
| 検査 | 令和8年度の出題方針(要約) | 構成 |
|---|---|---|
| 適性検査Ⅰ(45分) | 文章を読み取り、自分の考えを論理的に表現する力。読み取ったことを踏まえて400字以上440字以内で考えを書く問題がある | 大問1・小問3 |
| 適性検査Ⅱ(45分) | 図形の性質や数量の関係を考える力、新聞などの資料から社会の課題について考えを書く力、実験の結果から考察する力 | 大問3・小問6 |
| 適性検査Ⅲ(45分) | 身近な事象を通して課題を総合的に解決する力。自然科学への興味・関心、事象を数理的に分析し判断する力 | 大問2・小問5 |
出題の基本方針には「リーダーに求められる資質・能力」と「小学校等での教育で身に付けた総合的な力」をみる、と書かれています。知識の量を問う試験ではなく、資料や実験結果を読み、考えた筋道を文章や式で説明できるかが問われます。
学校のサイトには、令和5〜8年度の適性検査の問題・解答用紙・解答例・出題方針が公開されています。塾を選ぶ前に、まず1年分を時間を計って解いてみると、どの力が足りないか(作文の字数、計算の正確さ、理科の考察の書き方など)がわかり、塾に求めることがはっきりします。
小石川中に「受かる子」とは:学校が示している人物像
学校の「小石川についてのQ&A」では、どのような児童に入学してほしいかという質問に、日常の小さなことに疑問を持ち、それを自分で解決したいと考える小学生、と答えています。また、難関大学への進学だけを目標にした教育ではなく、学校生活全般で自ら課題意識を持ち、考え、行動できることを大切にしている、とも説明しています。
適性検査Ⅲで「自然科学への興味・関心」がみられることとも重なります。塾での問題演習に加えて、身の回りの「なぜ」を調べて書き留める、実験や観察の結果を自分の言葉で説明する、といった経験が、検査で求められる力の土台になります。
小石川中向けの講座がある塾(公式サイトで確認)
| 塾 | 公式サイトで確認できた内容 | 形態 |
|---|---|---|
| ena(エナ) | 小6都立中直前特訓の申込フォームに「小石川中(ena大塚)」「小石川中(ena白山)」の会場がある。都立中の適性検査型の模試「都立中合判」を実施 | 集団 |
| 栄光ゼミナール | 「公立受検コース」(小5・小6、少人数クラス)。東京都の対象校に都立小石川中を挙げ、小6後期に学校別適性検査対策ゼミを開講。作文指導にZ会の「公立中高一貫校 作文添削」を採用 | 少人数の集団 |
| Z会(通信教育) | 「小学生コース専科 公立中高一貫校受検対策講座」(3〜6年生)。適性検査対策の添削指導と、6年生は作文の添削がある | 通信 |
ena
enaは都立中の適性検査型の模試「都立中合判」を行っており、小石川中などの合格判定が出ます(ena「小6都立中合判」)。小6の1月に行う「都立中直前特訓」には、小石川中向けの会場としてena大塚とena白山が設定されています(ena「小6都立中直前特訓」)。学校の近くの小中学部の校舎は次のとおりです(各校舎の公式ページで確認)。
| 校舎 | 所在地 | アクセス(公式の案内) |
|---|---|---|
| ena巣鴨 | 豊島区巣鴨1-18-10 三喜ビル2F | 巣鴨駅南口から徒歩2分 |
| ena白山 | 文京区向丘1-7-15 MDビル2階 | 都営三田線白山駅A1出口から徒歩5分 |
| ena大塚 | 豊島区北大塚2-13-1 ba07 4階 | JR大塚駅前 |
| ena茗荷谷 | 文京区大塚3-20-1 紅屋茗荷谷ビル1F | 丸ノ内線茗荷谷駅から徒歩7分 |
| ena駒込 | 北区西ヶ原1-55-3 霜降橋マンション2階 | 駒込駅北口から徒歩5分 |
塾の特徴は「ena(エナ)はどんな塾?」にまとめています。
栄光ゼミナール
栄光ゼミナールの「公立受検コース」は小5・小6の少人数クラスで、適性検査に特化した「適性検査対策ゼミ」や、同じ学校を目指す受検生が集まる「学校別適性検査対策ゼミ」(小6後期)があります。時間割や受講料は資料請求で確認する形です。詳しくは「栄光ゼミナールはどんな塾?」をご覧ください。
Z会(通信教育)
Z会の「公立中高一貫校受検対策講座」は3〜6年生向けの通信講座で、適性検査の問題に答案を書いて添削を受ける形です。6年生には作文の添削もあります。近くに通える塾がない場合や、塾と併用して作文の練習量を増やしたい場合の選択肢です。詳しくは「Z会はどんなサービス?」で紹介しています。
旧版の記事ではSAPIXと日能研も「公立中高一貫校対策コース」がある塾として紹介していましたが、今回、両塾の公式サイトのトップページから都立中高一貫校向けのコースを確認できなかったため、表から外しました。通っている塾で対策できるかは、各塾に直接確認してください。
塾の選び方
- 作文を誰が見てくれるか:適性検査Ⅰは400〜440字の作文を含みます。書いた答案を添削して返してくれる回数と、直し方の説明があるかを確かめます。
- 小石川の独自問題(Ⅱの大問2・Ⅲ)への対策:共同作成問題だけでなく、小石川の独自問題に合わせた講座や模試があるかを見ます。
- 報告書との両立:総合成績の4分の1は報告書です。塾の宿題で学校の授業や提出物がおろそかにならない量かどうかも大切です。
- 通いやすさ:学校の近くより、自宅から無理なく通えるかで選びます。小石川中の最寄り駅は都営三田線の千石駅(徒歩3分)で、巣鴨駅(徒歩10分)、駒込駅(徒歩13分)も使えます(学校のアクセス案内)。
入学後の学び:理数教育とプログラミング
小石川中等教育学校はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定校で、学校のQ&Aによると、情報科の授業ではScratchで作ったプログラムで小さなロボットを動かし、10進BASICでのプログラミングも行います。4年生(高校1年相当)全員が履修する「理数探究基礎」では、R言語を使った統計の学習や、MATLABを使ったデータ解析の実習もあると説明されています。SSHの仕組みは「SSH指定校とは?」で解説しています。
また、文系・理系のコース分けは行わず、5年生までに全教科全科目を学ぶ「小石川教養主義」を掲げています。前期課程から後期課程へは、進級意思確認書を出して入学料を納めることで進級でき、高校受験はありません。
よくある質問
Q. 小石川中等教育学校の2027年度の入試日はいつですか?
一般枠の適性検査は2027年2月3日(水)、特別枠の作文・面接は2027年2月1日(月)です。一般枠の合格発表は2月9日(火)午前9時です(令和9年度生徒募集要項)。
Q. 小石川中の入試の配点は?
一般枠は、報告書450点を200点に、適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(各100点)を600点に換算し、合計800点の総合成績で決まります。
Q. 小石川中の適性検査の過去問はどこで手に入りますか?
学校の公式サイトの「適性検査問題等」のページで、令和5〜8年度の問題・解答用紙・解答例・出題方針が公開されています。
Q. 小石川中の対策ができる塾はどこですか?
公式サイトで確認できたものとして、小石川中向けの直前特訓会場(ena大塚・ena白山)があるena、学校別適性検査対策ゼミがある栄光ゼミナールの公立受検コース、通信のZ会公立中高一貫校受検対策講座があります。
Q. 小石川中にはどんな子が向いていますか?
学校のQ&Aでは、日常の小さなことに疑問を持ち、それを自分で解決したいと考える小学生の入学を期待していると説明しています。
その先にある「情報Ⅰ」について
小石川中学への進学を考えている段階では先の話になりますが、高校の「情報Ⅰ」は全員が学ぶ必履修科目で、大学入学共通テストの出題科目でもあります。2025年度入試から出題が始まりました。
内容にプログラミングが含まれるため、直前に詰め込むかたちの対策が効きにくい科目です。どんなことを学ぶのかは情報Ⅰの教科書は何を学ぶのかにまとめています。
早い段階でプログラミングに触れておきたい場合の選択肢は共通テスト「情報I」に強い塾・スクール10選で扱っています。
小石川中学・東京都内の学校から塾を探す
同じ中学校について別の切り口でまとめた記事と、東京都内の中学校を学校ごとに一覧にしたページです。志望校がまだ固まっていない場合は一覧から比較してください。
小石川中学の近くでプログラミングを学ぶなら
高校の「情報I」は必修で、大学入学共通テストでも出題されます。学習塾とは別にプログラミングそのものを学べる教室を探す場合は、通学圏のエリアごとにまとめた記事があります。住所・最寄駅からの距離・料金・対象学年を確認したうえで比較しています。
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学校そのものを比べたい場合
この記事は塾・予備校の選び方をまとめたものです。学校そのものを比べたい場合は、評判として挙がる点・受験対策に使える塾・高校の必修科目「情報I」から見た評価を学校ごとにまとめた一覧があります。偏差値や合格実績の数値は載せていません。出典によって食い違ううえ毎年変わるためです。
情報Iは2022年度入学の高校生から必修になり、2025年1月の大学入学共通テストから出題が始まりました。大学ごとの配点は「情報I 大学別配点まとめ」で、習う内容は「情報Iの教科書」で確認できます。つまずくのはたいていプログラムの分野で、コードは読めるようになるまでに時間がかかり、直前に詰め込むのがいちばん効きません。
プログラミングを学べる場所としては、東京・永田町のテックジム東京本校と早稲田校があります。東京本校ではゼロからはじめるPython入門講座(無料・対面・毎週開催)を開催しています。受験指導はしませんので、塾とは目的が違う点にご注意ください。




