開成中学校に合格するための塾選び|2027年度入試の日程・310点の配点・合格者最低点と開成対策講座

開成中学校に合格するための塾選びでは、小6の秋以降に「開成」の名前が付いた志望校別講座(SAPIXの難関校SS特訓の開成コース、早稲田アカデミーのNN開成クラスなど)を受けられる位置にいることが一つの目安になります。入試は2027年2月1日(月)の1回だけで、4教科310点満点。2026年度の合格者最低点は205点(約66%)でした(2026年10月15日確認)。

この記事では、開成中学校・高等学校の公式サイトに掲載されている2027年度入試の概要、過去5年の入試結果、2026年度の生徒募集要項をもとに入試の仕組みを整理し、塾については各塾の公式サイトで確認できた合格者数と開成向けの講座だけを紹介します。偏差値は載せていません。模試の会社によって母集団が違い、毎年変わるためです。在校生向けの塾は開成中学 在校生におすすめの学習塾で別にまとめています。

2027年度 開成中学校入試の概要

公式サイトの中学入試情報に掲載されている2027年度入試の概要です(2026年10月15日確認)。

項目内容
募集男子300名
出願(情報入力・検定料支払)2026年12月20日(日)〜2027年1月22日(金)。インターネット出願のみ
学力試験2027年2月1日(月)
合格発表2027年2月3日(水)。オンライン
試験科目国語50分・85点、算数60分・85点、理科40分・70点、社会40分・70点(合計310点)

推薦入試、2次募集、帰国生の特別試験はありません。2027年度の募集要項は、学校の説明会ページで10月17日(土)から掲載すると案内されています。それまで公式サイトに出ている要項は2026年度のものです。

参考:2026年度の募集要項の内容

2026年度 開成中学校生徒募集要項では、入学検定料28,000円、入学金320,000円、施設拡充資金120,000円、授業料月額44,000円でした。試験当日は8時40分までに着席し、昼休みをはさんで社会が13時20分〜14時に行われました。合格者は発表の翌日(2月4日)15時までに入学金と施設拡充資金を納めるスケジュールでした。2027年度の金額や時刻は、新しい要項で確認してください。

入試結果:倍率と合格者最低点

公式サイトの過去の中高入試結果(2026年4月6日現在)の数字です。

年度出願者受験者合格者倍率合格者最低点(310点満点)
20221,2061,0504162.5199
20231,2891,1934192.8237
20241,2591,1904242.8216
20251,2341,1464312.7202
20261,2721,1754422.7205

合格者最低点は199点から237点まで、年によって38点の幅があります。問題の難しさで大きく動くので、「何割取れば合格」と決めつけず、過去問で合格者最低点にどれだけ上乗せできるかを見るのが現実的です。

2026年度の科目別平均点

科目満点合格者平均全体平均差
国語8557.050.36.7
算数8554.841.613.2
理科7055.048.76.3
社会7055.952.83.1
合計310222.8193.429.4

合格者と受験者全体の差がいちばん大きいのは算数で、13点以上離れています。合計の差29.4点のうち、約45%が算数で生まれている計算です。開成の対策で算数が重く見られるのは、この数字からも分かります。社会は差が3.1点と小さく、取りこぼしが響きやすい科目です。

過去問で目標点を決める

2026年度で見ると、合格者平均は222.8点で、合格者最低点の205点より約18点高くなっています。過去問を解くときは、年度ごとの合格者最低点を基準に、科目別では合格者平均を目安にすると、どの科目で何点足りないかが具体的になります。たとえば2026年度の合格者平均どおりに取ると、国語57点・算数55点・理科55点・社会56点前後です。理科と社会は満点の8割近くを取っている計算で、算数と国語の6割台をどこまで上げられるかで合否が分かれやすい構造です。

主な塾が公表している開成の合格者数

各塾は自社の基準で合格者数を公表しています。数え方(どの時期まで在籍した生徒を数えるか、グループ会社を含むか)が塾ごとに違うため、単純に比べて順位を付けることはできません。2026年10月15日に公式サイトで確認できた2026年入試の人数は次のとおりです。

塾公表されている開成の合格者数数え方(各塾の注記)
SAPIX小学部229名内部生の手続きをして2026年1月まで継続して在籍した生徒のみ。テスト生・講習生は含まない(合格実績)
早稲田アカデミー179名早稲田アカデミーグループの合計。受験直前6か月のいずれかで30時間以上、または3か月以上継続して授業に参加した生徒(2026年度 中学受験 合格実績)
グノーブル23名グループの内部生として手続きし、受験直前期まで継続的に在籍・受講した生徒のみ(合格実績)

学校が発表した2026年度の合格者は442名です。複数の塾に通った生徒が重複して数えられることもあるため、各塾の人数を足しても意味はありません。合格者数は「その塾に開成を目指す生徒が集まり、志望校別の講座が成り立っているか」の目安として見るのが妥当です。四谷大塚や日能研も中学受験の大手ですが、今回は開成の人数を公式サイトで確認できなかったため表には入れていません。

開成向けの志望校別講座がある塾

小6の9月以降は、志望校の出題に合わせた講座の有無が塾選びの大きな違いになります。公式サイトで開成の名前が明記されている講座を確認しました(いずれも2026年度=現小6向け、2026年10月15日確認)。

塾講座公式サイトに書かれている内容
早稲田アカデミーNN志望校別コース NN開成クラス小6でNN志望校別オープン模試により資格を得た生徒が対象。会場はExiV西日暮里校。日曜講座は9月〜1月に4科目で授業料月39,200円(教材費込・税込)。土曜講座(1講座月12,100円)、正月特訓(12月30日〜1月3日、71,400円)もある。対面とオンラインを選べる
SAPIX小学部難関校SS特訓(サンデー・サピックス)小6対象。9月から1月までの日曜日に全18回(授業14回・テスト4回)。首都圏の男子校の設置コースに開成が挙がっている。受講料はプランA 295,900円、プランB 319,000円(税込)。設置コースは校舎により異なる

どちらの講座も、もともとその塾に通っているか、所定の模試・入室テストで資格を得ることが前提です。小5までにどの塾に通うかが、小6の講座選びにもつながります。各塾の特徴はSAPIX、早稲田アカデミー、グノーブル、日能研、四谷大塚の解説記事で、公式情報をもとに整理しています。

塾選びで確認したいこと

確認すること理由
通える場所で開成向けの講座を受けられるか志望校別講座は会場が限られる(NN開成クラスはExiV西日暮里校、SS特訓は校舎で設置コースが違う)
志望校別講座の受講条件模試や入室テストの成績で資格が決まり、外部生は受けられない場合がある
小6の1年間の費用の総額通常授業に加えて日曜講座・季節講習・正月特訓がかかる
算数の演習と、国語の記述の添削合格者と受験者全体の平均点の差がいちばん大きいのが算数
体験授業や面談での子どもとの相性宿題の量や授業の進め方が合うかは、実際に受けてみないと分からない

大人数の集団授業が合わない場合は、個別指導や家庭教師で過去問対策を補う方法もあります。その場合も、指導する人が開成の過去問をどう扱うかを面談で具体的に聞いておくと安心です。

学校説明会と通学

2026年度の中学説明会は10月24日(土)・25日(日)に各3回、計6回で、対象は小学5・6年生とその保護者(各1名)です。申し込みは9月26日(土)正午から外部サイト(ミライコンパス)で受け付けています。各回60分ほどで、前半は教育活動の説明、後半は教員による校舎案内です(2026年10月15日確認)。

学校の最寄り駅は西日暮里駅(JR山手線・京浜東北線、東京メトロ千代田線、日暮里・舎人ライナー)で、説明会のページでは西日暮里駅から徒歩2分と案内されています。寮や寄宿舎はなく、下宿の紹介も行っていないと募集要項に書かれているので、自宅から通える範囲かを先に確かめておきます。

開成高校の入試(高校から入る場合)

「開成高校 塾」で調べている人向けに、高校入試の数字も載せておきます。開成高校の入試は国語・数学・英語(各100点)、理科・社会(各50点)の5教科400点満点で、2026年度は受験者462名、合格者168名、倍率2.8倍、合格者最低点は246点でした(過去の中高入試結果、2026年10月15日確認)。高校入試も推薦制や2次募集はありません。中学受験の塾とは別の、高校受験向けの塾を選ぶことになります。

よくある質問

Q. 開成中学校の2027年度入試はいつですか?

学力試験は2027年2月1日(月)の1回です。出願は2026年12月20日(日)から2027年1月22日(金)までインターネットで行い、合格発表は2月3日(水)にオンラインで行われます。

Q. 開成中学校の合格最低点は何点ですか?

学校の公表では、2026年度の合格者最低点は310点満点で205点でした。過去5年では2022年度199点、2023年度237点、2024年度216点、2025年度202点と、年によって大きく変わります。

Q. 開成中学校の合格者が多い塾はどこですか?

2026年入試について、SAPIX小学部は229名、早稲田アカデミーは179名、グノーブルは23名と公式サイトで公表しています。在籍期間などの数え方が塾ごとに違うため、人数だけで優劣は判断できません。

Q. 開成中学校の入試科目と配点は?

国語(50分・85点)、算数(60分・85点)、理科(40分・70点)、社会(40分・70点)の4教科で、合計310点です。推薦入試や帰国生の特別試験はありません。

Q. 開成中学校の倍率はどのくらいですか?

2026年度は受験者1,175名に対して合格者442名で、学校が公表している倍率は2.7倍でした。過去5年は2.5〜2.8倍で推移しています。

その先にある「情報Ⅰ」について

開成中学への進学を考えている段階では先の話になりますが、高校の「情報Ⅰ」は全員が学ぶ必履修科目で、大学入学共通テストの出題科目でもあります。2025年度入試から出題が始まりました。

内容にプログラミングが含まれるため、直前に詰め込むかたちの対策が効きにくい科目です。どんなことを学ぶのかは情報Ⅰの教科書は何を学ぶのかにまとめています。

早い段階でプログラミングに触れておきたい場合の選択肢は共通テスト「情報I」に強い塾・スクール10選で扱っています。

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情報Iは2022年度入学の高校生から必修になり、2025年1月の大学入学共通テストから出題が始まりました。大学ごとの配点は「情報I 大学別配点まとめ」で、習う内容は「情報Iの教科書」で確認できます。つまずくのはたいていプログラムの分野で、コードは読めるようになるまでに時間がかかり、直前に詰め込むのがいちばん効きません。

プログラミングを学べる場所としては、東京・永田町のテックジム東京本校と早稲田校があります。東京本校ではゼロからはじめるPython入門講座(無料・対面・毎週開催)を開催しています。受験指導はしませんので、塾とは目的が違う点にご注意ください。

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