【情報Ⅰ】情報社会の問題解決 完全攻略ガイド|例題20選で共通テスト対策
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大学入学共通テストにおいて、2025年度から「情報Ⅰ」が新たに受験科目として追加されました。その中でも「情報社会の問題解決」は、情報技術を活用した問題解決の手法や、情報社会における様々な課題について理解を問う重要な分野です。
本記事では、情報社会の問題解決に関する基本概念から応用まで、20問の例題を通じて徹底解説します。
目次
- 1 情報社会の問題解決とは
- 2 例題20選
- 2.1 【問題1】問題解決の基本プロセス
- 2.2 【問題2】ユニバーサルデザインの原則
- 2.3 【問題3】著作権の保護期間
- 2.4 【問題4】個人情報保護法
- 2.5 【問題5】不正アクセス禁止法
- 2.6 【問題6】クリエイティブ・コモンズ
- 2.7 【問題7】情報の信頼性評価
- 2.8 【問題8】アクセシビリティ
- 2.9 【問題9】フィッシング詐欺
- 2.10 【問題10】オープンデータ
- 2.11 【問題11】デジタルデバイド
- 2.12 【問題12】パスワードの管理
- 2.13 【問題13】著作権の例外規定
- 2.14 【問題14】情報モラル
- 2.15 【問題15】ユーザビリティ
- 2.16 【問題16】バイアス(偏り)
- 2.17 【問題17】肖像権
- 2.18 【問題18】PDCA サイクル
- 2.19 【問題19】炎上
- 2.20 【問題20】IoT(Internet of Things)
- 3 学習のポイント
- 4 まとめ
- 5 関連キーワード
- 6 ■らくらくPython塾 – 読むだけでマスター
- 7 【現役エンジニア歓迎】プログラミング学習お悩み相談会
情報社会の問題解決とは
情報社会の問題解決では、以下のような内容が出題範囲となります:
主要テーマ
-
問題解決の手順と方法
- 問題の明確化
- 情報の収集・整理・分析
- 解決策の立案と実行
- 評価と改善
-
情報デザイン
- ユニバーサルデザイン
- アクセシビリティ
- ユーザビリティ
- 視覚的表現の工夫
-
情報モラルと情報セキュリティ
- 個人情報保護
- 著作権・知的財産権
- 情報の信頼性と真正性
- サイバーセキュリティ
-
情報社会の法規・制度
- 個人情報保護法
- 著作権法
- 不正アクセス禁止法
- プライバシー権
-
情報技術の適切な活用
- ICTを活用した問題解決
- データの分析と活用
- コミュニケーション手段の選択
例題20選
【問題1】問題解決の基本プロセス
問題: 問題解決のプロセスを正しい順序に並べたものはどれか。
A. 解決策の実行 → 問題の明確化 → 情報収集 → 評価
B. 問題の明確化 → 情報収集 → 解決策の立案 → 実行 → 評価
C. 情報収集 → 問題の明確化 → 実行 → 評価
D. 評価 → 問題の明確化 → 解決策の立案 → 実行
解答: B
解説: 問題解決の基本プロセスは、(1)問題の明確化、(2)情報の収集・整理・分析、(3)解決策の立案、(4)実行、(5)評価と改善、という流れが一般的です。まず何が問題なのかを明確にし、必要な情報を集め、解決策を考え、実行し、その結果を評価するというサイクルを回します。
【問題2】ユニバーサルデザインの原則
問題: ユニバーサルデザインの説明として最も適切なものはどれか。
A. 障害者専用に設計されたデザイン
B. できるだけ多くの人が利用可能なデザイン
C. 高齢者向けに特化したデザイン
D. 専門家のみが使用できるデザイン
解答: B
解説: ユニバーサルデザインとは、年齢、性別、国籍、障害の有無などにかかわらず、できるだけ多くの人が利用可能なデザインのことです。特定の層に限定するのではなく、すべての人にとって使いやすいデザインを目指します。
【問題3】著作権の保護期間
問題: 日本における著作権の保護期間として正しいものはどれか。
A. 著作者の死後50年
B. 著作者の死後70年
C. 公表後50年
D. 公表後100年
解答: B
解説: 2018年の著作権法改正により、著作権の保護期間は著作者の死後70年間に延長されました(以前は死後50年)。これはTPP協定への対応として行われた改正です。
【問題4】個人情報保護法
問題: 個人情報保護法における「個人情報」の定義として正しいものはどれか。
A. 名前のみ
B. 生存する個人に関する情報で、特定の個人を識別できるもの
C. すべての個人に関する情報
D. 住所と電話番号のみ
解答: B
解説: 個人情報保護法では、「生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの」を個人情報と定義しています。亡くなった方の情報は対象外です。
【問題5】不正アクセス禁止法
問題: 不正アクセス禁止法で禁止されている行為はどれか。
A. 自分のパスワードを変更すること
B. 他人のIDとパスワードを無断で使用してシステムにアクセスすること
C. 公開されているウェブサイトを閲覧すること
D. 自分のアカウントで複数のサービスにログインすること
解答: B
解説: 不正アクセス禁止法は、他人のIDやパスワードを無断で使用したり、セキュリティホールを利用したりして、コンピュータシステムに不正にアクセスする行為を禁止しています。
【問題6】クリエイティブ・コモンズ
問題: クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)の説明として正しいものはどれか。
A. すべての著作物を無料で利用できるようにする制度
B. 著作者が一定の条件下で作品の利用を許可する意思表示の仕組み
C. 著作権を完全に放棄する制度
D. 商用利用のみを許可する制度
解答: B
解説: クリエイティブ・コモンズ・ライセンスは、著作権を保持したまま、一定の条件下(表示、非営利、改変禁止など)で作品の利用を許可する意思表示の仕組みです。著作権を放棄するのではなく、柔軟な利用を可能にします。
【問題7】情報の信頼性評価
問題: インターネット上の情報の信頼性を評価する際に確認すべき項目として、最も不適切なものはどれか。
A. 情報の発信元
B. 情報の更新日時
C. ウェブサイトのデザインの美しさ
D. 情報の根拠や出典
解答: C
解説: 情報の信頼性を評価する際は、発信元、更新日時、根拠・出典、情報の目的、複数の情報源との比較などが重要です。ウェブサイトのデザインの美しさは、情報の正確性とは直接関係ありません。
【問題8】アクセシビリティ
問題: ウェブアクセシビリティを向上させるための配慮として適切でないものはどれか。
A. 画像に代替テキスト(alt属性)を設定する
B. 文字サイズを変更できるようにする
C. すべての情報を動画のみで提供する
D. 色だけでなく形や文字でも情報を伝える
解答: C
解説: すべての情報を動画のみで提供すると、視覚障害者や聴覚障害者、また通信環境が悪い利用者などがアクセスできなくなります。アクセシビリティの観点からは、多様な形式で情報を提供することが重要です。
【問題9】フィッシング詐欺
問題: フィッシング詐欺の説明として正しいものはどれか。
A. 本物そっくりの偽サイトに誘導し、個人情報を盗み取る詐欺
B. コンピュータウイルスを送りつける攻撃
C. 大量のメールを送信してサーバーをダウンさせる攻撃
D. 他人のWi-Fiを無断で使用する行為
解答: A
解説: フィッシング詐欺は、実在する銀行やショッピングサイトなどを装った偽のウェブサイトに誘導し、IDやパスワード、クレジットカード番号などの個人情報を入力させて盗み取る詐欺です。
【問題10】オープンデータ
問題: オープンデータの説明として最も適切なものはどれか。
A. 誰でも自由に使用・再配布できるように公開されたデータ
B. 特定の企業のみが利用できるデータ
C. 個人情報を含むすべてのデータ
D. 有料でのみ入手できるデータ
解答: A
解説: オープンデータとは、誰でも自由に使用・再配布・加工できるように公開されたデータのことです。政府や自治体が保有するデータを公開することで、新しいサービスの創出や透明性の向上が期待されています。
【問題11】デジタルデバイド
問題: デジタルデバイドの説明として正しいものはどれか。
A. コンピュータの性能差
B. 情報技術を利用できる人とできない人との格差
C. インターネットの通信速度の差
D. デジタル機器の価格差
解答: B
解説: デジタルデバイド(情報格差)とは、情報通信技術(ICT)を利用できる人とできない人、または利用する能力がある人とない人との間に生じる格差のことです。経済的、地理的、年齢的、教育的要因などによって生じます。
【問題12】パスワードの管理
問題: 安全なパスワード管理の方法として最も不適切なものはどれか。
A. 英字、数字、記号を組み合わせた複雑なパスワードを使用する
B. すべてのサービスで同じパスワードを使用する
C. パスワードを定期的に変更する
D. 二段階認証を利用する
解答: B
解説: すべてのサービスで同じパスワードを使用すると、一つのサービスから情報が漏洩した場合、他のすべてのサービスも危険にさらされます。サービスごとに異なるパスワードを使用することが重要です。
【問題13】著作権の例外規定
問題: 著作権法において、著作者の許諾なしに著作物を利用できる場合として正しいものはどれか。
A. 営利目的での大量コピー
B. 私的使用のための複製(家庭内など)
C. インターネットでの無制限な配布
D. 商業出版物への無断転載
解答: B
解説: 著作権法では、私的使用(個人的または家庭内での使用)のための複製は、著作権者の許諾なしに認められています。ただし、違法にアップロードされたものをダウンロードする行為は違法です。
【問題14】情報モラル
問題: SNSでの適切な行動として最も不適切なものはどれか。
A. 投稿内容が他人を傷つけないか確認する
B. 他人の個人情報を勝手に公開する
C. 情報の真偽を確認してから拡散する
D. 自分の個人情報の公開範囲に注意する
解答: B
解説: 他人の個人情報を本人の許可なく公開することは、プライバシーの侵害であり、個人情報保護法に違反する可能性があります。SNSでは、他人の権利を尊重することが重要です。
【問題15】ユーザビリティ
問題: ユーザビリティの説明として正しいものはどれか。
A. システムの処理速度
B. システムの使いやすさ、利用のしやすさ
C. システムのセキュリティレベル
D. システムの価格
解答: B
解説: ユーザビリティとは、製品やシステムの「使いやすさ」「利用のしやすさ」を意味します。効果的、効率的、満足できる形で利用できるかどうかを評価する概念です。
【問題16】バイアス(偏り)
問題: 情報を収集・分析する際に注意すべきバイアス(偏り)の例として正しいものはどれか。
A. すべての情報源から平等にデータを集める
B. 自分の意見に合致する情報ばかりを集める確証バイアス
C. 複数の視点から情報を検証する
D. データの信頼性を確認する
解答: B
解説: 確証バイアスとは、自分の既存の信念や仮説を支持する情報ばかりを集めたり、重視したりする傾向のことです。客観的な判断を妨げる要因となるため、多様な視点から情報を収集することが重要です。
【問題17】肖像権
問題: 肖像権に関する説明として正しいものはどれか。
A. 肖像権は法律で明確に規定されている
B. 肖像権は、自分の容貌や姿を無断で撮影・公表されない権利
C. 公共の場所では肖像権は存在しない
D. 有名人には肖像権がない
解答: B
解説: 肖像権は、自分の容貌や姿を無断で撮影されたり、公表されたりしない権利です。明文化された法律はありませんが、判例により認められた権利です。公共の場所でも、無断で撮影・公開することは肖像権の侵害となる可能性があります。
【問題18】PDCA サイクル
問題: 問題解決や業務改善に用いられるPDCAサイクルの正しい順序はどれか。
A. Plan(計画) → Do(実行) → Check(評価) → Act(改善)
B. Do(実行) → Plan(計画) → Act(改善) → Check(評価)
C. Check(評価) → Act(改善) → Plan(計画) → Do(実行)
D. Act(改善) → Do(実行) → Check(評価) → Plan(計画)
解答: A
解説: PDCAサイクルは、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の順序で繰り返し、継続的な改善を図る手法です。この4つのステップを循環させることで、問題解決や業務の質を向上させます。
【問題19】炎上
問題: SNSでの「炎上」を防ぐための対策として最も不適切なものはどれか。
A. 投稿前に内容を見直す
B. 炎上してもすぐに削除すれば問題ない
C. 他人への配慮を忘れない
D. 不適切な内容は投稿しない
解答: B
解説: SNSでは、一度投稿した内容は削除しても、スクリーンショットなどで拡散されている可能性があります。「炎上してから削除すれば良い」という考えは危険です。投稿前に慎重に確認することが重要です。
【問題20】IoT(Internet of Things)
問題: IoTの活用例として最も不適切なものはどれか。
A. スマート家電による自動制御
B. ウェアラブルデバイスによる健康管理
C. 紙の書類のみを使った業務管理
D. センサーによる農作物の生育管理
解答: C
解説: IoT(Internet of Things、モノのインターネット)とは、様々な「モノ」がインターネットに接続され、情報交換することで相互に制御する仕組みです。紙の書類のみを使った業務管理は、IoTとは無関係です。
学習のポイント
1. 法律・制度の理解
- 個人情報保護法、著作権法、不正アクセス禁止法など、基本的な法律の内容を理解しましょう
- 保護期間や罰則などの具体的な数値も覚えておくと良いでしょう
2. 情報モラルの実践
- SNSでの適切な行動、個人情報の取り扱い、著作権の尊重など、日常生活に即した理解が重要です
- 実際の事例を通じて学ぶことが効果的です
3. 問題解決のプロセス
- PDCA サイクルなど、体系的な問題解決の手法を理解しましょう
- 情報の収集・整理・分析の方法を実践的に学びましょう
4. ユニバーサルデザイン・アクセシビリティ
- すべての人にとって使いやすいデザインの重要性を理解しましょう
- 具体的な配慮の例を覚えておきましょう
5. 情報セキュリティ
- フィッシング詐欺、パスワード管理など、実践的なセキュリティ対策を理解しましょう
- 最新の脅威についても関心を持ちましょう
まとめ
「情報社会の問題解決」は、情報技術を適切に活用し、社会の課題を解決していくための基礎知識を問う重要な分野です。法律や制度の知識だけでなく、情報モラルやセキュリティ、問題解決の手法など、実践的な理解が求められます。
本記事で紹介した20問の例題を通じて、基本的な概念を確実に理解し、共通テストに向けた対策を進めましょう。日常生活でも情報技術を意識的に活用し、実践的な理解を深めることが合格への近道です。
テックジム東京本校では「情報」科目の受験対策指導もいたします。
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最終更新日: 2024年11月
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