ChatGPT Agentとは?Codexとの違いをわかりやすく解説

「ChatGPT Agentって何?」「Codexとどこがどうちがうのかわからない」という疑問を持つ方が増えています。OpenAIは2025年に入って立て続けに革新的な機能を発表しており、名称や役割が似通っているため混乱しがちです。

本記事では、ChatGPT Agent(エージェントモード)とCodexの基本概要・機能・料金・使い分けの判断基準を、最新情報をもとに丁寧に解説します。AIツールの導入を検討している方も、単純に違いを知りたい方も、ぜひ最後まで読んでください。

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公開日:2026年4月11日 / カテゴリ:AI・生成AI


ChatGPT Agentとは?

ChatGPT Agent(エージェントモード)は、OpenAIが2025年7月17日に発表した、ChatGPTの新しい動作モードです。

従来のChatGPTは「質問に答えるAI」でしたが、ChatGPT Agentは**「自律的にタスクを実行するAI」**へと大きく進化しました。具体的には、Operatorのブラウザ操作機能とDeep Researchの高度な情報分析機能を一体化した統合エージェントシステムとして設計されています。

ユーザーが「競合他社3社を分析してスライドを作って」と指示するだけで、AIがウェブサイトを自律的に閲覧・操作し、情報を収集・分析したうえで、編集可能なスライドやスプレッドシートまで仕上げて提供してくれます。

ChatGPT Agentが生まれた背景

ChatGPTを業務に活用する企業が増え、「AIに作業そのものを任せたい」というニーズが急速に高まりました。これに応える形で開発されたのがChatGPT Agentです。推論(リサーチ・判断)とアクション(具体的な操作)をシームレスに切り替えながら、複雑なワークフローを最初から最後まで自律的に処理できます。


Codexとは?

Codex(コーデックス)は、OpenAIが2025年4月に提供を開始した、ソフトウェア開発に特化したAIコーディングエージェントです。

「コードを少し補助してくれるツール」ではなく、プロンプトや仕様書を渡すだけで、リポジトリ内を自律的に移動してファイルを編集し、コマンドを実行し、テストを走らせ、プルリクエストを作成するまで、開発プロセス全体をエンドツーエンドで完結できます。

現在はGPT-5.3-Codexモデル(2026年2月時点の最新)が搭載されており、コーディング能力と推論・専門知識を統合した高性能なエージェントコーディングモデルとして、多くの開発チームで活用されています。

Codexが生まれた背景

エンジニアリングチームが「AIにコードをレビューさせたい」「テストを自動生成させたい」という要望に対し、従来のチャット型AIでは一問一答にとどまりがちでした。Codexはそうした課題を解決するため、**開発の全ライフサイクルを支援する”AIチームメイト”**として設計されました。


ChatGPT AgentとCodexの違いを比較

両者の違いを一目で理解できるよう、主要な観点で整理します。

比較項目 ChatGPT Agent Codex
主な目的 汎用的なタスク自動実行 ソフトウェア開発の自動化
対象ユーザー ビジネスユーザー全般 エンジニア・開発者
動作環境 仮想ブラウザ(リモート) クラウドサンドボックス/CLI/IDE
主要機能 ウェブ操作・情報収集・資料作成 コード生成・レビュー・テスト・PR作成
対話スタイル 会話形式でタスクを依頼 タスク指示に特化(明確な仕様を渡す)
GitHub連携 限定的 ネイティブ対応(PR作成・レビュー)
ネットワーク 常時ウェブアクセス デフォルト隔離・必要時に許可
リリース時期 2025年7月 2025年4月

ChatGPT Agentの主な機能・できること

1. ウェブの自律的な操作(ビジュアルブラウザ)

ChatGPT Agentは専用の仮想ブラウザを持ち、ウェブサイトをスクロール・クリック・フォーム入力するなど、人間と同じようにウェブを操作できます。「旅行の予約をして」「商品を購入して」といった指示も実行可能です。

2. 深い情報収集・分析(Deep Research統合)

Deep Researchの機能が統合されており、複数のウェブソースから情報を収集・統合・分析して、詳細なレポートを出力できます。通常のAI検索よりも精度の高い調査結果を得られます。

3. ドキュメント・スプレッドシートの自動生成

調査した内容をもとに、編集可能なスライドやExcel・CSVファイルを自動生成できます。会議資料や競合分析レポートを一括で作成するのに適しています。

4. 外部サービスとの連携(ChatGPT Connector)

GmailやGoogle Driveなどの外部サービスと連携し、カレンダーの確認や資料の取得も可能です。「明日の会議内容を確認して、関連資料をまとめて」といった複合タスクにも対応できます。

5. スケジュール実行

タスクを「毎日・毎週・毎月」の定期スケジュールで自動実行することもできます。定期的なレポート収集や情報モニタリングに便利です。


Codexの主な機能・できること

1. コードの自動生成・修正

自然言語で「〇〇という機能を追加して」と指示するだけで、リポジトリ全体を読み込んだうえで適切なコードを生成・修正します。Python・JavaScript・TypeScript・Goなど多くの言語に対応しています。

2. テストの自動作成・実行

コードの変更に対応するテストを自動生成し、実際に実行して結果を確認します。テスト駆動開発(TDD)との相性も良く、バグを早期に発見できます。

3. プルリクエストの自動レビュー・作成

GitHub上で直接コードをレビューし、レビューコメントを付与することができます。個人のPRを自動レビューさせることも、チーム全体向けにリポジトリで自動レビューを設定することも可能です。

4. 複数タスクの並列処理

Codexアプリでは複数のコーディングエージェントを同時に稼働させることができ、異なるタスクを並行処理できます。数週間分の作業を数日で完了させることも可能です。

5. IDE・CLIとの統合

VS Code・Cursor・Windsurfなどの主要IDEへの拡張機能、およびCodex CLIが提供されており、開発者が慣れ親しんだ環境からシームレスに利用できます。Slack経由でCodexにタスクを依頼することも可能です。


料金プランの違い

ChatGPT Agent の料金

ChatGPT Agentは、ChatGPTの有料プランに含まれる機能として利用できます。別途の追加料金は発生しません。ただしプランによって月あたりの実行可能回数に上限があります。

  • Pro:約400メッセージ/月
  • Plus:約40メッセージ/月
  • Team:約30クレジット/月

Codexの料金

Codexも同様に、ChatGPTの有料プランに含まれており、追加料金なしで利用できます。ただし、大量のコード処理ではAPIトークンごとの従量課金が発生する場合があります。

  • Plus / Pro / Business / Enterprise / Edu:プランに含まれる利用枠で使用可能
  • 上限到達後は追加クレジットを購入して継続利用可能
  • 期間限定:無料プラン・ChatGPT GoプランでもCodexが利用可能(2026年2月現在)

どちらを使うべき?シーン別の使い分け

ChatGPT Agentを選ぶべきケース

  • マーケティングリサーチや競合調査を自動化したい
  • 会議資料・プレゼンスライドをまとめて作成したい
  • 旅行・ホテル・商品購入などのウェブ操作を任せたい
  • 定期的なレポート収集を自動スケジューリングしたい
  • エンジニア以外のビジネスパーソンが業務効率化を図りたい

Codexを選ぶべきケース

  • コードの新機能実装・バグ修正・リファクタリングを任せたい
  • プルリクエストのレビューを自動化したい
  • テストコードを自動生成したい
  • 大規模リポジトリでの長時間の開発タスクをエンドツーエンドで完結させたい
  • VS CodeやCLIなど慣れた開発環境で作業したい

両方を組み合わせる使い方

たとえば、Codexで開発した機能について、ChatGPT Agentに競合製品との比較レポートを作らせてプレゼン資料に仕上げてもらう、といった組み合わせが最も効果的です。両者はターゲットとする作業領域が異なるため、競合ではなく補完関係にあると考えると理解しやすいです。


よくある質問(FAQ)

Q. ChatGPT AgentとCodexは同じもの?
いいえ、別の機能です。ChatGPT Agentは汎用的な業務タスクを自律実行するモードで、Codexはソフトウェア開発に特化したコーディングエージェントです。

Q. 無料プランでも使える?
ChatGPT Agentは有料プラン限定ですが、Codexは期間限定で無料プランでも利用可能です(2026年2月時点)。

Q. どちらもセキュリティは大丈夫?
ChatGPT Agentは仮想PC環境(サンドボックス)内で動作し、重要なアクション前には必ずユーザーの許可を求めます。Codexもネットワークから隔離されたサンドボックス環境で動作し、本番環境への影響を防いでいます。

Q. 日本語で使える?
どちらも日本語でのプロンプト入力に対応しています。


まとめ

ChatGPT Agent Codex
一言で言うと 汎用AIアシスタント(行動する) AIコーディングエージェント(開発する)
向いている人 ビジネスユーザー全般 エンジニア・開発者
代表的な用途 ウェブ操作・調査・資料作成 コード生成・レビュー・テスト自動化

ChatGPT AgentとCodexはどちらもOpenAIが提供する”自律的に動くAI”ですが、その得意領域はまったく異なります。「ビジネス業務の自動化」ならChatGPT Agent、「ソフトウェア開発の自動化」ならCodexという切り分けが、最もシンプルな判断基準です。

用途に合わせて適切なツールを選び、AIエージェントの恩恵を最大限に活かしてください。


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