【別スプレッドシートからのデータ参照】特定行の抜き出し方法。FC本部の会員・売上一元管理シートを作ってみた。
月額制の会員サービス(スクールやオンラインサロン)を想定した名簿管理ツールを作ってみました。
FC本部が各FCのデータを一元管理し。本部マスターを更新したら、各FC用のスプレッドシートに自動反映します。
■会員マスター名簿を作る(本部用)
全ての校舎の名簿を作ります。
入退会イベントごとに、入会日or退会日、区分(通学/退会)を更新するという想定です。
■別スプレッドシートからの参照はIMPORTRANGE関数を
一番左上のセルに下記を記入すると、C列に「秋葉原校」があるセルだけを抜き取ってきます。
= query(IMPORTRANGE(“スプレッドシートID”,”名簿!A1:G”),” where Col3 = ‘秋葉原校'”)
※スプレッドシートIDとは下記の○○○○○○○○にあたるものです。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/○○○○○○○○/edit
※select文に使う列指定は「Col」を使います。「col」だと動きません。
※基本構文は = IMPORTRANGE(“スプレッドシートキー”,“シート名!範囲の文字列”)
■COUNTIFS関数を使って、会員数、入会者数、退会者数を出す
■会員数 = その日までの入会者数 – その日までの退会者数
= COUNTIFS(‘名簿’!$E:$E,”<=”&B2) – COUNTIFS(‘名簿’!$F:$F,”<=”&B2)
※「$」をつけることで、ドラッグコピーした時も、セル位置が固定となります。
※「&」で変数を引っ張ってきます。今回は該当セルの値で期日になります。ドラッグコピーできます。
■入会数 = その期間の入会者数
= COUNTIFS(‘名簿’!$E:$E,”>=”&B1,’名簿’!$E:$E,”<=”&B2)
■退会数 = その期間の退会者数
= COUNTIFS(‘名簿’!$F:$F,”>=”&B1,’名簿’!$F:$F,”<=”&B2)
■別スプレッドシートの売上行をごっそり持ってくる
起点となるセルに下記を記述すると、右にその行がゴソっと抜き取られます。
= IMPORTRANGE(“スプレッドシートID”,”売上推移!B4:4″)
※秋葉原校の売上 = B4からはじまる行データ
■各校舎の会員数推移を集計する
「名簿」シートのC列の「東京本校」を抜き出し、その日までの「入会者数 – 退会者数」を求める
= COUNTIFS(‘名簿’!$C:$C,$A3,’名簿’!$E:$E,”<=”&B1)
- COUNTIFS(‘名簿’!$C:$C,$A3,’名簿’!$F:$F,”<= “&B1)
■複数の条件に一致するデータの個数の求め方
= COUNTIFS(範囲1, 検索条件1, 範囲2, 検索条件2, …)
※A3は「東京本校」
※ドラッグコピーでセルが変わらないように$を入れる
※&で変数指定。期日データを参照。ドラッグコピーできるように。
■サブスク型ビジネスのKPIの説明
■退会率:Churn Rate
= 当月退会者数/前月の会員数
■ACLT :Average Customer LifeTime
= 1 / 退会率
平均利⽤継続⽉数となります。
■LTV:Life Time Value
= 客単価 * 滞在月数
■入会が止まった場合の予想累計売上(事業価値)
= LTV * 会員数
将来生み出すであろう累計売上予想となります。