Unityの設定|プロジェクト設定と保存・コピーの方法
Unityの設定は複数の場所に分かれており、どこを触ればいいのか分かりにくい部分です。解説記事を読んでも、書かれている設定項目が見つからないことがあります。
この記事では、Unityの設定がどこにあり、何を決めるものなのかを整理します。
設定は2種類に分かれている
まずこの区別を押さえてください。ここを混同していると、設定を探しても見つかりません。
| 種類 | 適用範囲 | 開き方 |
|---|---|---|
| プロジェクト設定 | そのプロジェクトだけ | Edit → Project Settings |
| 環境設定 | そのパソコンのUnity全体 | Unityの環境設定(Preferences) |
公式マニュアルによれば、プロジェクト設定ウィンドウはプロジェクトの設定を定義するために使い、開き方はメインメニューから Edit → Project Settings を選ぶ、とされています。
一方、環境設定は作業環境そのものの設定です。たとえば公式は、スクリプトを開くエディタについて「Unityの環境設定にあるExternal Toolsのパネルから好きなエディタを選べる」と説明しています。これは環境設定側です。
プロジェクトを他の人に渡しても、環境設定は引き継がれません。これが後述する「設定のコピー」の話につながります。
プロジェクト設定にあるもの
公式マニュアルが挙げているプロジェクト設定の項目には、次のようなものがあります。
- Audio:公式によれば、シーンで再生されるすべての音の最大音量を制御する
- Build Pipeline:公式によれば、ビルド履歴の保持と、ビルド履歴のフォルダを設定する
- Editor:公式によれば、Unityエディタで作業する際の全体的な設定を適用する
- Graphics:描画に関する全体的な設定
この他にも、入力、物理挙動、品質、出力対象など多数の項目が並びます。
すべてを把握する必要はありません。必要になったときに、その項目だけを開けば十分です。初学者の段階で意識的に触るのは、出力対象と品質くらいです。
設定はどこに保存されるのか
ここが「設定ファイル」を探している方の疑問に対する答えです。
プロジェクト設定は、プロジェクトのフォルダ内にファイルとして保存されます。エディタ上で設定を変えると、そのファイルが書き換わる仕組みです。
この構造には実用的な意味があります。
- プロジェクトのフォルダごと複製すれば、設定も一緒に複製される
- バージョン管理の対象に含めれば、設定の変更履歴も追える
- チームで作業する場合、設定を共有できる
一方、環境設定はプロジェクトの外に保存されるため、プロジェクトを渡しても相手には引き継がれません。「自分の環境では動くのに、相手の環境では違う挙動になる」という状況の一因がここにあります。
設定をコピーしたい場合
別のプロジェクトで同じ設定を使いたい、という場面があります。考えられる方法は3つです。
方法1:プロジェクトごと複製する
最も確実です。完成したプロジェクトのフォルダを複製し、それを新しいプロジェクトの出発点にします。設定もアセットも、そのまま引き継がれます。
「毎回同じ初期設定から始めたい」という場合、自分用のひな型プロジェクトを1つ作っておくのが実用的です。
方法2:設定ファイルをコピーする
プロジェクト設定はプロジェクト内のファイルに保存されているため、該当するファイルを別のプロジェクトの同じ場所に置き換えることもできます。
ただしバージョンが異なるプロジェクト間での置き換えは避けてください。設定ファイルの構造が変わっている場合、プロジェクトが開けなくなる可能性があります。作業前に必ず複製を取っておいてください。
方法3:テンプレートから作る
公式によれば、Unity Hubではテンプレートやサンプルプロジェクトを探せます。2D向け、3D向けなど、目的に合わせた初期設定が用意されています。
特別な理由がなければ、まずここから選ぶのが確実です。詳しくはUnity Hubとは?使い方とバージョン管理を参照してください。
設定でつまずきやすい点
解説記事の設定項目が見つからない
原因は2つ考えられます。
- プロジェクト設定と環境設定を取り違えている:どちらの話かを確認してください
- バージョンが違う:Unityは版によって項目の配置が変わります
設定を変えたのに反映されない
設定によっては、再生し直すか、プロジェクトを開き直すまで反映されないものがあります。また、出力対象に関する設定は、実際に出力するまで結果が分かりません。
設定を変えたら動かなくなった
意味が分からないまま複数の項目を変えるのは避けてください。1つずつ変え、そのたびに動作を確認するのが結局は早道です。
コンソールにエラーが出ていれば、そこに原因が書かれています。確認方法はUnityでよくあるエラーと対処法で解説しています。
まとめ
- 設定はプロジェクト設定と環境設定の2種類に分かれる
- プロジェクト設定は Edit → Project Settings から開く
- プロジェクト設定はプロジェクト内にファイルとして保存される
- 環境設定はプロジェクトを渡しても引き継がれない
- 設定を使い回すなら、プロジェクトごと複製するのが確実
- 項目が見つからないときは、種類とバージョンを疑う
基本操作はUnityの使い方|基本操作と画面構成で解説しています。






