Pythonの無料講座・学習サイト|大学の無料教材(東大・東工大・CS50)と学習サイトの無料範囲を比較

Pythonを無料で学ぶなら、全部無料で最後まで読める「大学の公開教材」(東京大学のPythonプログラミング入門、東京工業大学のPython早見帳、ハーバード大学のCS50Pなど)と、最初の数回だけ無料の「学習サイト」(Progate、ドットインストールなど)を組み合わせるのが確実です。学習サイトの無料範囲は思ったより狭いので、始める前に確認しておきましょう。

この記事では、Pythonの無料講座・教材を「最後まで無料か」「一部だけ無料か」で分けて整理し、それぞれの無料範囲を公式ページで確かめた結果(2026年10月18日確認)をまとめます。ブラウザでPythonを動かせる実行環境の比較は「Pythonをブラウザで無料で使えるサイト」で詳しく扱っているので、ここでは「何で学ぶか」に絞ります。

Pythonの無料教材・学習サイト一覧

名前 提供元 形式 無料の範囲(2026年10月18日確認)
Pythonプログラミング入門 東京大学 数理・情報教育研究センター テキスト(Colabで実行) 全部無料で公開
Python早見帳 岡崎直観(東京工業大学の講義) テキスト(Jupyter Notebook) 全部無料で公開
CS50’s Introduction to Programming with Python(CS50P) ハーバード大学 動画講義・課題(英語) OpenCourseWareとして無料で受講可
ゼロからのPython入門講座 python.jp テキスト(Colabで実行) 全部無料で公開
Python-izm Python-izm テキスト サイトの解説を無料で読める
Progate Progate スライド+ブラウザ演習 無料プランは基礎レッスンの「一部のみ」
ドットインストール「はじめてのPython」 ドットインストール 3分前後の動画 全9回のうち最初の2回が無料公開
paizaラーニング「Python3入門編」 paiza 動画+演習課題 各レッスンに「有料プラン」の表示

以前は無料とされていたサービスでも、無料範囲が縮んでいることがあります。上の表は確認した日の公式ページの表示に基づくもので、利用前には各サイトで最新の条件を確かめてください。

最後まで無料で学べる大学の公開教材

「python 無料 講座 大学」「python 学習サイト 東大」と検索されるように、大学が授業用に作った教材を無料公開しているものがあります。広告や課金の誘導がなく、内容が体系立っているのが利点です。

東京大学「Pythonプログラミング入門」

東京大学 数理・情報教育研究センターが公開している教材で、Google Colaboratory(Colab)の使い方から始まり、数値演算、変数と関数、条件分岐、文字列、リスト、辞書、繰り返し、ファイル入出力へと進みます(Pythonプログラミング入門、2026年10月18日確認)。「▲」の付いた項目は授業で扱わない発展内容と明記されているので、最初は▲を飛ばして進めると迷いません。ライセンスはCC BY-NC-ND 4.0です。使い方の詳細は「東京大学「Pythonプログラミング入門」とは?」で解説しています。

東京工業大学の講義から生まれた「Python早見帳」

岡崎直観氏が公開している、プログラムと実行例をさっと確認できるJupyter Notebookの教材です。基本的な計算・変数・関数から、リスト・辞書・クラス・例外、さらにNumPyとMatplotlibまでを扱い、各ページからGoogle ColaboratoryやBinderで実行環境を開けます。講義として東京工業大学情報理工学院の「機械学習」が挙げられています(Python早見帳、2026年10月18日確認)。なお東京工業大学は2024年10月に東京医科歯科大学と統合し、東京科学大学になっています(東京科学大学、2026年10月18日確認)。詳しくは「東京工業大学 Python早見帳とは?」をご覧ください。

ハーバード大学「CS50P」

David J. Malan氏によるPython入門の講義で、ハーバード大学の学生でなくてもOpenCourseWareとして無料で「受講」できると案内されています。講義動画を見て課題(Problem Set)を提出する流れで、課題の提出にはedXのアカウントが必要です(CS50’s Introduction to Programming with Python、2026年10月18日確認)。ページや講義は英語なので、英語の資料に慣れておきたい人に向いています。

筑波大学の教材も

筑波大学の「Python ゼロからはじめるプログラミング」も、大学発のPython入門教材として知られています。内容と使い方は「筑波大学「Python ゼロからはじめるプログラミング」とは?」で紹介しています。

無料で読める入門サイト

python.jp「ゼロからのPython入門講座」

プログラミング未経験者・初心者を対象に、ブラウザでPythonを動かせるGoogle Colaboratoryを使って、基礎をチュートリアル形式で解説する講座です。Colabの準備から、変数・文字列・if文・while文・関数・リスト・辞書へと進みます(ゼロからのPython入門講座、2026年10月18日確認)。講座のページでも「この講座でかんたんにプログラミングの概要を学び、それから一般的な入門書に取り組む」という使い方が勧められていて、最初の1冊の前に読むのにちょうどよい分量です。

Python-izm

Pythonの入門から応用までを扱う日本語の解説サイトです(Python-izm、2026年10月18日確認)。順番に学ぶ教材というより、文法や書き方を調べるときのリファレンスとして使いやすいサイトです。

実行環境はGoogle Colaboratory

上の教材の多くは、Googleが提供するColabで動かす前提です。ColabはインストールなしでブラウザからPythonを実行でき、公式FAQでは「無料で使える」と明記されています(Colaboratory FAQ、2026年10月18日確認)。Googleアカウントがあればすぐ始められます。

一部だけ無料の学習サイト

Progate

スライドで学んでブラウザ上でコードを書く形式です。料金ページのプラン比較では、無料プランで使えるのは「プログラミング基礎レッスン」の「一部のみ」で、全レッスンはプラスプラン(年額11,880円、月換算990円)以上が対象です。ブラウザ上のコーディング環境は無料プランでも使えます(Progate 有料会員プラン、2026年10月18日確認・税込)。プランの詳しい違いは「Progateの評判は?料金プランとメリット・デメリット」で整理しています。

ドットインストール

3分前後の短い動画で学ぶサービスです。Pythonの現行レッスン「はじめてのPython(全9回)」は、数当てゲームを作りながら学ぶ内容で、無料公開は第1回と第2回、残りはプレミアム会員向けです。以前の「Python 3入門(全31回)」は【旧版】として更新とサポートが終了しています(はじめてのPython、2026年10月18日確認)。

paizaラーニング

動画と演習課題を組み合わせた学習サイトです。「Python3入門編」のページでは、確認した時点で各レッスンに「有料プラン」の表示がありました(Python3入門編、2026年10月18日確認)。無料で使える範囲は時期によって変わるため、利用前にページで確認してください。演習問題を解きたいだけなら、「Python練習問題|初心者向け10問」のように解答付きの問題から始める方法もあります。

無料講座・教材の選び方

こんな人 向いている教材
まず1時間だけ触ってみたい python.jp「ゼロからのPython入門講座」の最初の章、Progateの無料レッスン
お金をかけずに基礎を一通り終えたい 東京大学「Pythonプログラミング入門」
データ分析(NumPy・グラフ)まで進みたい Python早見帳
英語に抵抗がなく、課題でしっかり鍛えたい CS50P
文法を調べながら書きたい Python-izm、Python公式ドキュメント

選ぶときの基準は3つです。1つ目は、自分で書いて動かす場面があるか。読むだけ・見るだけの教材だけでは、白紙から書けるようになりません。2つ目は、無料範囲で区切りまで進めるか。途中で有料になる教材は、無料の範囲で何が学べるかを先に確認します。3つ目は、つまずいたときにどうするか。無料教材は質問できる相手がいないことがほとんどなので、エラーで止まったときの調べ方を決めておくと続けやすくなります。止まりやすい場面と抜け出し方は「Python独学の進め方」にまとめています。

無料教材で最初に書いてみるコード

どの教材でも、最初の数回で出てくるのは変数・条件分岐・繰り返しです。Colabのセルに次のコードを貼り付けて実行すれば、教材を選ぶ前に「Pythonを動かす」体験ができます。

import random

answer = random.randint(1, 3)
for guess in [1, 2, 3]:
    if guess == answer:
        print(guess, "で当たり")
        break
    print(guess, "ははずれ")

実行結果(答えは乱数なので毎回変わります):

1 ははずれ
2 で当たり

この数当ての形に「入力を受け取る」「回数を数える」を足していくと、ドットインストールの「はじめてのPython」で作る数当てゲームと同じ流れになります。関数やメソッドの全体像は「Python基本関数・メソッド完全一覧」で確認できます。

無料教材だけで足りないと感じたら

大学の公開教材は内容が充実していて、基礎文法の範囲なら無料教材だけでも十分に学べます。足りなくなるのは、エラーで長く止まるとき、自分の作りたいものに合わせた課題が欲しいとき、そして続けるペースを作れないときです。テックジムでは、対面で参加できる無料Python講座(ゼロからはじめるPython入門講座)を開いていて、これまでに全国で2万人以上が参加しています。その先は東京本校(永田町)などの通学型スクールで、自分のペースで課題を進め、つまずいたらその場でトレーナーに質問できます(入会金33,000円+月額22,000円で通い放題、学生は月額16,500円)。初心者向けの内容は「テックジムPython基礎コース」で紹介しています。

よくある質問

Q. Pythonは無料で学べますか?

学べます。東京大学のPythonプログラミング入門やpython.jpのゼロからのPython入門講座は全部無料で公開されていて、実行環境のGoogle Colaboratoryも無料で使えます。

Q. 東大のPython教材は誰でも使えますか?

使えます。東京大学 数理・情報教育研究センターがWebで公開していて、登録なしで読めます。コードはGoogle Colaboratoryで実行しながら進めます。

Q. ProgateのPythonは無料でどこまでできますか?

2026年10月18日時点の料金ページでは、無料プランで使えるのはプログラミング基礎レッスンの一部のみで、全レッスンはプラスプラン(年額11,880円)以上が対象です。

Q. 最初にどの無料教材から始めればいいですか?

まず触ってみたいならpython.jpのゼロからのPython入門講座、基礎を一通り終えたいなら東京大学のPythonプログラミング入門がおすすめです。どちらもColabで実際に動かしながら進められます。

プログラミング学習に興味がある方は、まずは無料体験会へ

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