【情弱ビジネスに終止符】プログラミングスクールの闇を暴きます 〜みんなのプログラミングチャンネル vol.31〜
このあいだ、とある会社の営業マンから面白い話を聞きました。
営業マン曰く「投資をして不動産のオーナーになるだけで、毎年大きな利益が出る。
しかも面倒な管理や手続きは全て業者が代行してくれるから、専門知識をつける必要もない。ただ不動産に投資してオーナーになればそれだけで毎年安定収入を得ることができます。」
皆さん、この話を聞いてどう思いますか?
「じゃあなんで自分でやらないの?」
その通りですね!こんな甘い話、あるわけがないですよね。
でも実は今、プログラミングスクール界隈でこれに近い眉唾な話が横行しているように思います。
プログラミングスクールを運営するものとして、これからプログラムスキルをつけたいと思っている方に知って欲しい情報があるので、今回はプログラミングスクールの闇と言うことでお話ができればと思います。
プログラミングスクールの成り立ちとビジネスモデルを知ろう
今や完全にITの時代です。
プログラマーの活躍できる場所は年々増えています。
かつては2030年に80万人もエンジニアが不足するという試算がありました。
プログラミングスクールはこのエンジニア不足を背景とした「転職市場」の上で成り立ってきたことを押さえておきましょう。
つまり、資格試験のように授業を提供しているのではなく、「人材ビジネス」としての側面が強いということです。
大手のスクールのキャッシュポイントは「受講料と人材紹介フィー」です。
人材紹介フィーは想定年収の30%くらいが相場なので、年収400万の転職を斡旋できれば120万の売り上げになるわけです。
受講料は30万程度なので、「人材ビジネス」のウェイトが軽くないことは想像が難しくないと思います。
人材ビジネスに暗雲。エンジニア不足は本当に訪れるか。
ところが、2030年に見込まれていた「エンジニア80万人不足」という見通しが変わってきています。コロナで完全に覆されたと言っても過言ではありません。
その理由として、コロナによって未経験エンジニアの門戸が閉ざされたことがあります。
さらに、テレワークの浸透によって、熟練エンジニアのリソースが分散し、企業側も「外注でうまくやれば全然大丈夫じゃん」となってしまったわけです。
さらに将来的なエンジニアの不足の解消に向けたプログラミング教育の必修化も影響します。デジタルネイティブ世代がエンジニア不足を大幅に改善することが見込まれています。
奇しくもコロナによって働き方も、企業の意識も変わってしまいました。
「最低限のスキルで転職」はもはや通用しない
人不足が起こらないと、「最低限のスキルだけつけさせて転職させる」というカリキュラムは成り立ちませんし、未経験エンジニアとしての転職の難易度が上がると「人材紹介フィー」が発生せず、ビジネスも回りません。転職先もSESが占める割合が高まってきているのではないでしょうか。
近年、このような状況で見込みが狂ってしまったスクールが苦し紛れに全く新機軸のサービスをリリースして失敗する、ということも多く起こっています。
「たった数ヶ月でエンジニアとして華々しく転職できる。」
「転職保証がついているので安心。」
今、このような情報に踊らされて安易にプログラミングを始めてしまう人は情弱中の情弱です。
これからのプログラムスキル、プログラミングスクールはどうあるべきか
転職のハードルが上がるからと言ってエンジニアとしてはたらくことの価値が下がるとは思いません。むしろエンジニアという職種で雇用されなくても、プログラミングスキルをリテラシーとして持っておくことは素晴らしいことです。
これからのプログラムスキルは、まずはITリテラシーとして、皆さんの可能性を広げるものであると思います。
ですから、プログラミングスクールというのは受講生に正しい情報と仲間と環境を提供し、受講生のキャリアを後押ししてくれる場所となるべきです。
努力しなくてもエスカレーターでエンジニア転職ができるなんて嘘です。
向いていない人もたくさんいます。稼ごうと思えば不断の努力が必要です。
まともな人にまともなサービスを
テックジムはプロエンジニアがインターンを育てる時のメソッドを体系化することでエンジニアが学ぶ場所を提供しています。月額制なので、ゆっくり学ぶことも、先輩を使い倒して最速で成長することもできます。
自立学習型をとっているので、「自立して学習」しないのであれば伸びません。
だから先払いではなく、月謝をお支払いいただいています。
はっきり言ってプログラミングスクールには「よくわからない」「怪しい」というイメージがまだまだあると思います。
情弱相手にビジネスモデルを隠して商売をしてきたのだから当然です。
ただ、良いスクールもたくさんあるし、これからのプログラミングスクールのあり方は違うぞ、ということを知って欲しいのです。
テックジムは自分のキャリアと向き合い、自立のために学びたい人を応援します。
ぜひ一度遊びに来てください。