【チャンス到来】外貨獲得はITエンジニアにおまかせ。「日本人プログラマーはレベルが高い」という自負を!!海外の開発案件を日本で!!

昨今の円安と、現地の経済成長を背景にオフショア開発のコストがあがっています。
2年前までは、このままでは日本人エンジニアが干上がってしまうというような危機的な雰囲気がありました。

■日本のエンジニアが活躍できない世の中になってしまうのかも知れない

小中学生の憧れの職業といえば、起業家、YouTuber、プログラマー、だそうです。
ですが、日本のプログラマーの職業を脅かすものがあります。

それがオフショア開発です。
もちろんオフショア開発には、現地のエンジニア育成に貢献するという側面もありますから、どちらがいいということではありません。

ただ、国内のエンジニアもできる仕事が海外に流れているという側面があり、日本中の全ての会社がオフショア開発に寄せれば、日本のエンジニアは干上がってしまいます。

そのうち、途上国圏エンジニアの給与も上がり、円安が進めば、いよいよ国内でエンジニアを探した時に、「エンジニアがいない」なんてことになります。
中長期的にエンジニアを育て、いい仕事を任せるという循環が重要です。

日本のエンジニアが文字通り憧れの職業であり続け、「彼らが活躍できる世の中を作りたい」という考えで、
国産エンジニアにごだわっているアルサーガパートナーズの小俣泰明さんにインタビューしました。(2022年10月の収録動画です)

■日本のソフトウェアエンジニアが世界一流である理由

ところが今年になって、株価はバブル景気以来の最高値を更新。
円安を背景に日本にマネーが集まるようになってきております。

失われた30年の間に、日本以外の国の物価と賃金があがり、日本のモノとヒトは安くなってきております。

日本のIT産業はGAFAMなどのアメリカ勢の軍門にくだっている様相ですが、それはプラットフォームサービスでのこと。
エンジニア個々のレベルは高いし、世界的にも割安なのです。

「日本の料理はうまいし、安い。」
これは日本のエンジニアやIT開発プロジェクトにも言えるのです。

エンジニアの必読書に「リーダブルコード」という本がありますが、要するに「おもてなし」の精神とルールを説いているのです。

日本人の勤勉さと仕事の丁寧さは世界的にみても抜群です。

世界では宗教感から仕事を「償い」ととらえる方達もいるぐらいですが、日本人は常に顧客に向き合い、自分の仕事に向き合う土壌があります。

たまたまIT産業に出遅れただけなのです。

鉄砲もクルマも最初は異国が先、でも日本が世界一になったのは歴史が証明しています。

■日本への逆オフショア開発が始まっている

長い間、円高に慣れてきたので、なんだか損した気分になっている方も多いですが、その逆にメリットもあります。
また、円安になったといっても、それでもプラザ合意の時は1ドル200円以上でしたから、悲観しすぎることもありません。

ルワンダでオフショア開発をしているワイアードインの共同創業者の田中秀和さんとの対談イタンビューでも語られていますが、すでにルワンダからの案件も日本で開発しているそうです。

オフショア開発というと、ブリッジSEと呼ばれる日本語を通訳できるスタッフを雇うコストが発生します。
ところが、日本サイドのエンジニアが英語に対応できれば、ブリッジSEは不要になります。

ブリッジSEが不要ということは、世界からダイレクトに仕事がもらえることになります。
現地に行く必要も住む必要もありません。リモートが当たり前の仕事ですから。

日本のIT企業でも「開発チームは英語」という現場が増えてきています。
最初は戸惑いがあったそうですが、日本人は「しゃべり」が苦手なだけで「英語教育」は受けているので、あとは「慣れ」の問題です。

「プログラミングは教科書で学ばず、書いてうちに覚える」ということを知っているエンジニアだからこそ、
「英語で会話していれば、英語でしゃべれるようになる」というのもすんなりいくようです。

逆に、英語が学べる環境を求めて転職するエンジニアも増えてくるでしょう。
そういった現場を用意することも、採用レッドオーシャンを渡り抜く「勝ち組の採用戦略」にもなるかもしれません。

また、日本好きな海外エンジニアが日本に移住してくるのも普通になってくるでしょう。
何せ、治安が良いし、料理が美味しいし、なんでも安く手に入る国ですから。