HCJ2020直前!!調理ロボット10選

ロボットの注目される分野としてレストラン等で活用される調理ロボットが挙げられます。帝国データバンクによる「人手不足に対する企業の動向調査(2019 年 7 月)」によると、飲食店の60.0%が正規社員の不足を、80.0%が非正規社員の不足を感じています。この課題を解消すべく、様々な調理ロボットが作られていますが、それらが一同に会する展示会がHCJです。HCJは「国際ホテル・レストラン・ショー」、「フード・ケータリングショー」、「厨房設備機器展」で構成され、様々な調理ロボットのお披露目の場となりますが、今年のHCJは2020年2月18日〜2月21日に開催されます。この展示会の前に代表的な調理ロボットをおさらいしておきましょう。

たこ焼きロボット「OctoChef(オクトシェフ)」

過去のレポートでも取り上げたコネクテッドロボティクスによる、たこ焼きロボット「オクトシェフ」。2018年7月にハウステンボスに導入され、その後も2019年10月にはイトーヨーカドーなどに併設するフードコート内の「ポッポ」に導入されるなど、積極的に展開しています。

ソフトクリームロボット「レイカちゃん、レイタくん」

こちらもコネクテッドロボティクスのロボット。オクトシェフと一緒にハウステンボスやポッポに導入されています。こちらのロボットは外装のカスタマイズが可能。ハウステンボスではハシビロコウを意識したデザインのレイカちゃんが、ポッポでは犬の顔をしたレイタくんが働いています。

コンビニで活躍するかも?「Hot Snack Robot(ホットスナックロボット)」

またまたコネクテッドロボティクスのロボットの紹介です。コネクテッドロボティクスは他にも朝食調理ロボットや食洗ロボット、ビールサーブロボットなどを作っていますが、それらはまた別の機会に。ホットスナックロボットはまだ実店舗には導入されていませんが、ホットスナックの注文から調理、来店客への提供までを自動化するロボットで今後コンビニへの導入を検討していくそうです。

マチのほっとステーション「できたてからあげクンロボ」

コンビニ大手も負けていません。ローソンはできたての「からあげクン」を提供する「できたてからあげクンロボ」を開発しました。2018年の12月にローソンTOC大崎店で実証実験を行っていましたが、その後の続報がないのが寂しいところです。



アールティの弁当盛り付けロボット

ロボットベンチャーのアールティが開発中のこのロボットは、工場などで弁当の盛り付けなどを人と共同で行う協働ロボットです。ベルトコンベヤーに載って流れてくる弁当箱に頭部のAIカメラでおかずを認識しながら盛りつけます。それにしてもみなさん唐揚げ好きですねえ。

QBIT Roboticsの「無人パスタロボットカフェ」

過去レポートで取り上げたH.I.S.グループのハピロボからのスピンアウト組が立ち上げたQBIT Roboticsですが、JR東日本スタートアッププログラムに採択され、2019年12月に大宮「STARTUP_STATION」にて「無人ロボットパスタカフェ」を出展しました。紙カップにパスタを入れてお湯とオイルを注ぎ、電子レンジで調理し、パスタソースをかけて完成といったもので、スパゲティへの道のりはまだ遠そうです。

QBIT Roboticsの「&robot café system」

QBIT Roboticsは上島珈琲(UCCホールディングス)と提携し、2019年6月からロボットカフェのシステム「&robot café system」を販売開始しました(税抜価格1,950万円)。東京・御成門の上島珈琲店No.11にて1ヶ月間の期間限定導入を行った後、兵庫・西宮のエビスタ西宮にて2019年11月から約3ヶ月間の期間限定導入がされたそうです。

クレープロボット「Q」

クレープロボット「Q」を手がけるモリロボは大手自動車メーカーで生産管理の仕事をしていた森代表が2017年7月に創業した会社で、クレープロボット「Q」は2018年8月から市場投入されています。今後は南インド市場向けにドーサ(南インドの主食)ロボットの開発を予定してるそうです。

ハンバーガーのパテをひっくり返す「Flippy」

米国のMiso Robotics社が開発するロボット「Flippy」はハンバーガーのパテをAIで認識しながらひっくり返すロボットで、既に米国カルフォルニア拠点のハンバーガーチェーンCaliBurgerに導入されています。現在はフライドチキンやオニオンリング、ポテトフライの調理に取り組んでいて、2020年後半にも提供されるそうです。

https://youtu.be/TW1mQtJaypU

幻の家庭用完全自動調理ロボット「Moley」

英国のMoley Roboticsが開発する調理ロボットは、過去レポートで取り上げたように代表的なフェイク動画ロボット企業ですが、2019年中に一般発売されるのではという記事が出ていました(https://robot.mirai-media.net/moley-robo/)。しかし、その後続報はなく、フェイクからリアルへの転換はまだ先のようです。

まとめ

期待を集める調理ロボットですが、まだ簡単な調理や調理工程の一部しか対応できないのが難しいところ。無人コンビニAmazon Goのような「無人レストラン」の登場はまだ先かもしれませんが、一歩づつ前進していっています。便利なだけでなく、人が調理するよりも美味しい料理を作れるロボットが登場する日も近いかもしれません。
HCJ2020でも様々な新しい調理ロボットが出展されるようなので、引き続きレポートしていきます。